この『L'Ilya 〜イリヤ〜』は2001年の新春、北海道の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で初公開され、

その後に韓国の「プチョン国際映画祭」、カナダの｢モントリオール映画祭｣｢バンクーバー映画祭｣

アメリカの「ソルトレイクシティ・トロマダンス映画祭｣「シアトル映画祭(予定)」、日本の｢多摩映画祭｣などなど

（なんか、こう書くと、とんでもなくすごい映画のように自分でも思えてきましたが）

なぜか海外の映画祭ばかり渡り歩いてきた訳なんですが、日本での劇場上映はありませんでした。

それがここに来て、ようやく日本の劇場で公開されました!!!
＜上映は終了いたしました、ありがとうございました＞

「L'Ilya〜イリヤ〜」

自殺　悲鳴　苦悩。それは、美しいものがたり。
　近未来。無気力と頽廃感が人々を支配し自殺が「流行」する時代。
ビデオアーティストのイリヤは自殺願望者の死の瞬間を撮影し、
音楽を付けてビデオクリップに仕上げる。センセーショナルなるな
題材に人々は熱狂し、たちまち売れっ子のアーティストへ･･･…。

重く冷たいセンスが光る秀作。“L'Ilya”とはフランス語で“存在”という意味。


2000年製作／16mm／39分
監督・脚本＝佐藤智也　撮影＝野崎明広　照明＝荻久保則男　音楽＝長嶺尚子　
出演＝荻原志乃、山野内扶、遊上良子、勝田恭子、岡田和子、
　内海友夫、村瀬俊也、満田幸一郎、まんたのりお
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2001
ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門審査員特別賞受賞
プチョン国際ファンタスティック映画祭2001　正式出品
モントリオール国際ファンタスティック映画祭2001　正式出品
トロマダンス2002　正式出品
バンクーバー国際ホラー映画祭2002　正式出品



↓なんと!!様々な著名人もコメントを寄せております!!!(私も知らなかった!!)

佐藤智也の『イリヤ』は目を離すことができない存在だ。
（ヴィンチェンゾ・ナタリ／「CUBE」監督）

『イリヤ』では通常表現し難いテーマが繊細に描写されている。
（キャシー・ヨー／プチョン国際ファンタスティック映画祭プログラマー）

美しく、メランコリックな映像詩だ。死の妄想と恐怖と魅惑に巧みに切り込んでいる。
（カリム・ハッサン／「大脳分裂」監督）

『マイノリティ・リポート』に匹敵する面白さ。精神性ならスピルバーグより深い。
（塩田時敏／映画評論家）

映像は所詮記録に過ぎない。この作品は仮に美化されても記憶の尊さを教えてくれる。
誰も生きる事の意味を持ち合わせてはいない? 佐藤智也は人類の最後の題材と向かい合っている。
（下山　天／「イノセントワールド」「弟切草」「マッスルヒート」監督)



そしてなんと!!　この映画にはあの"伝P"と"よここ"も友情出演しているのだ!!
さてどこに出ているんだろう!?　二人を探せ!!　答えは観てのお楽しみ!!


↓＜どんな映画だ????＞と気になる方↓

→「L'Ilya〜イリヤ〜」のホームページへGO!!



10月12日（土）〜25日（金）　シネマ・下北沢にてレイトショー
連日21:30より　「ゆうばりオフコン／オンシアター」に続いて「L'Ilya〜イリヤ〜」を上映
＜上映は終了いたしました。ありがとうございました＞

同時上映「ゆうばりオフコン／オンシアター」
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭の目玉、“ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門”は、
今、日本でもっとも劇場デビューに近いコンペとして存在しており、
これまでも多くの参加者がその後映画界に進出し活躍している。

今回は2001年に審査員特別賞を受賞した佐藤智也監督作品『L'Ilya〜イリヤ〜』の劇場公開を記念して、
これまで出品された中から選りすぐりの作品をラインナップし、同時上映しました。


主催：シネマ・下北沢、マレヒト・プロ　
協力：ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会、ニッポン放送　

協賛：北海道旅客鉄道株式会社　
技術協力：ピーディディ株式会社　

宣伝協力：P2

世田谷区北沢1-45-15スズナリ横丁2F　TEL.03-5452-1400　
http://www.cinekita.co.jp　 　　e-mail:theater@cinekita.co.jp