イギリス前の最後の作品
「黄金バスト」
2001223()27()  池袋・シアターグリーン  作・演出 飯野 邦彦  

80年代初期に存在したと言われる伝説のビニ本「黄金バスト」

幼い頃に偶然見てしまった

その「黄金バスト」に魅せられた男が

ある日、ビニ本編集部のドアを叩くところから物語は始まる。



コレもネーミングセンスに倒れてしまいそうなくらい

台本を読む前は一体どんな話なんだろう、と。

で、出ることにしたけど、誰かが脱いで、しかもおっぱいをゴールデンにしたりして

そんな危ない物語になっちゃうんだろうか、なんてドキドキしていましたが。

そんな訳ない、俺様のお話で。



で私はここでとてもおばちゃんおばちゃんしたおばちゃんの役

でも、そのおばちゃんが見る角度によってはとってもきれいっていう

私をおばちゃん臭く出来なくて、俺様もさぞかし悩まれた事でしょう。

割烹着に普段の稽古中に来ていたジャージ、そして稽古中にしていた日本手ぬぐい

このときほど自分のパワー不足を嘆いた事はありませんでした。

パワーあるおばちゃんがしたい。でもできない。

コレが私の欠点でありましょう。パワー不足。



この芝居の中で一番好きなシーンは、2個あります。

まずは最初の阿部君がブラジャー姿になるシーン。

ココの暗転がとっても好きで。

しかも自分きっかけで気持ちいいし。

さらには客席と舞台上がとってもよく見えた、と。

あの時のブラジャー姿が、まぶしいくらいの照明の逆行に真夏を感じるような暑さで

私の脳裏に焼きついております。



あともう一つは自分のシーンですが(悪いか?!)

おばちゃんの撮影シーン。

あのシーンは、いわばラブシーンのようでもあり

やっていた私もドキドキしていたんですが

何よりも楽しかったのは、、私の角度から見ていた舞台上と客席でありました。

あそこで客席がとてもよく見えたんですわ。

両方ともお客さんの表情がまた面白くて。凄く楽しみなシーンでした。



この舞台で念願の阿部君とのシーンが多くなり。

なんか、私もドキドキしながらのケイコでありました。

実際に芝居中からみがあったのは俺様と阿部君のみ。

とっても寂しい自主稽古。

だって俺様は演出で忙しいし、阿部君は他の人とのシーンで大忙し。



あ、もう一つ好きなシーン。

夫婦で最後携帯で話するところ。

あの時の俺様は最高にかわいかったのです。

メルスの時のあの後姿に次ぐ、印象深い俺様です。



最初のカーテンからちらりとのぞくシーンでは、

実際にセーター脱いでいました。チラリズム。

あと影絵でグラマーな女性になるために

胸に詰め物をして出てみたら

ミサイルみたいになってしまって全然グラマーではありませんでした。



何気に一番頑張っていたシーンは、最後カーテンでおっぱいを作る所です。

舞台監督の荻野氏と一緒に強力ドライヤーで一気に吹き飛ばし

そのあとウチワで整形する、と。

この作業が何気に楽しかった。毎回反省会でもうちょっと下のほうを膨らますべきだったとか

形に付いて熱く語り合った事を覚えています。



とにもかくにも、私の中で何となくコレが最後って決めていた事もあったりして

色々と楽しもうと思っていたことは確かでした。

そして実際に凄く楽しめたし。話も楽しかったし共演者が凄く楽しかった。


私の中でも好きな作品の一つ。であります。


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