Fabママの手作りディジェスティブ


まだ私はお会いしたことはないんだが、フランスの友人Fabのお母さんは何でも作る人らしい。

彼は独り暮らしでTours(トゥアー)に出てくるまで、「外食」という物をしたことがなかったんだという。

もちろん友人宅での食事はあったのだが、いわゆる「レストラン」に行った事はない、と断言した。

まぁ家の周りにあまり食事どころがないくらい田舎だったということもあるのだそうだが

店もあまり少ないんだそうで、だからほとんどのものを自分たちで作っていたという。


今でも野菜や肉、卵、チーズ、ワインにいたるまで、ほとんどを自分たちで作っているんだという。

典型的なフランス田舎の「自給自足」の生活らしい。

しかも話す言葉も「昔のフランス語(Fab談)」ということらしく

おそらくパリなどで暮らしている人にとっては分らないだろうというフランス語を話すらしい。

こう聞くと興味深深で、次回はぜひ行こう、ということになっているのです。


で、ワインやチーズを作っていると聞いて、ほぉぉと思っていたんだけど

実は彼らは自分たちでワインだけではない、アルコールも作っているらしい。のだ。

ワインで使う葡萄から、55度近いアルコールを醸造できるのだという。

そしてその自分たちで作ったアルコールでディジェスティブを作るのだそうだ。

味は例えるなら、ヴォッカに近いのかもしれない。でも、もっとさっぱりしている感じがする。

まぁ50度ということなので、飲んだ後、喉の辺がカァァァっとなり。

すごく気持ちがいい(笑)。



いつも彼の家に行くと、そのお母さんお手製のお酒のボトルがずらりと並んでいる。

で、今回行ったときに、新顔が加わっていた。それが上の写真。

左側は「Plum」。名前の通り、60度近いアルコールにプラムを漬け込んだもの。

糖は果物以外には一切入っていないので、どちらかというと辛口で、とても強い。

私はどこにもプラムの味を感じることはできなかったのだが。そのくらい強い。

そして、右側が前に表紙でも紹介した
「Orange 44」だ。

名前が「44」だけど、これは作る過程にまつわる数字からきている。

44度のアルコールにオレンジを漬け込んで44日間。

さらに砂糖の量とも関係があったような気もするが、それは忘れた。

そう、砂糖が多く入っているので、口当たりは甘く、比較的飲みやすい感じ。


後は前にも飲んだ、シェリーのディジェスティブ



これは液体よりも、この中に漬かっているシェリー(さくらんぼ)がめちゃくちゃ強い

梅酒の梅なんてもんじゃない。けど、好きな人は好きだな、私は大好き。

いつもFabと中のサクランボをポイポイ食べながら、テレビを見ていた。

関係ないが、このビンのすぐ裏にある、漢字が書いてあるのもディジェスティブの一つ。

漢字の意味からは「青りんご」ということらしいのだが、これは甘くてあまりいけなかった。


帰りの日の前夜。Anが店でボトルを買ってきてくれた。

私にディジェスティブのお土産。新顔を2つ、詰めてくれたのでありました

    

わぁいわぁいわぁい。

ということで、これは大切に大切に飲むことにします。

日本にも、持って帰るぞ。

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