フランス・パリィ の アペリティブ



フランスのパリは、ここロンドンからも近く(ユーロスターで3時間、キッカリ)、

そのユーロスターは学割往復で£75と安く行けるし

(一般の人は片道で£75。飛行機の方が安い)、さらに友人宅に泊めてもらうので、宿代、食事代、果ては交通費も

ほとんどかからない、私にとって、ホントに天国のような旅先であり、何度も行きたくなる所。



だからパリには何度か行ってるけど、ホテルには泊まったことはないし、レストランで食事もしたことはない。

まぁ、たまにバゲットを街で買って、外で食べるって言うのはあったけど、それぐらいかなぁ。



では、滞在中に何を食べていたのかというと、それは、友達のAngeliqueの手作りの家庭料理、のみ。

コレがホントにおいしいものばかりで、

イギリス料理に(ちょっと)飽きていた私にとって、ホントに目玉コロコロのおいしさだった。



その友達の家の夕食はいつも「アペリティブ」で始まる。

大体いつもフルーツのリキュールを白ワインで割った食前酒を飲みつつ、

プラウン・クラッカーやプレッツェルのような軽いスナックをつまみつつ、話をしつつ。

飲み物は何でもよくて、ただあまりアルコール度が高くない、比較的甘い物というようなイメージ。

コレが毎日の夕飯前に必ずあった。夕食前に、まず「アペリティブ」。



最初は私(一応、お客さん)がいるから、特別にコレをしてくれているのかと思ったけど、

そうでもないらしい。

また、フランス人の家では当たり前のことで、全員が夕飯前にコレを毎日しているのかと思うと、

そうでもないらしい。

たまたまAngeliqueが料理が好きでいつも自分で作っていて、

たまたま彼女の実家の習慣だから毎日しているんだそうで、

たまたまにも、このような友達に会えて、私はすごくラッキーだったということになるのよね。



彼らはとても自然にこの「アペリティブ」をして、夕飯前にリラックスするみたい。食べた後じゃなくて、食べる前に。

「食事に2時間3時間かかるわけが、やっと分かったような気がするよ」と言ったら、笑ってこういった。

「日本人は戦いみたいに食べるよね」だそうな。

たまたまテレビで日本の大食い競争を放映したのを見たらしいんだけど。

「違うぞ、あれは」と思いつつ、まぁ、駅での立ち食い蕎麦屋なんか近いかもしれないし、それも日本の事実だと思って。



でもねぇ、本当に、まったりとするのよねぇ、この時間が。なんか、いいなぁ、と思っちゃう。

コレは、料理をするお母さんのような人たちにとっては、エプロンをはずして「よっこらしょ」って座る時間なんだなぁ、と。

調理は全部終わって、自分も一息つけて「さぁ、これから食べるど〜」という感じ。

だから、メインの料理は基本的にオーブンに入ってるか、

鍋でもすぐ火を入れられるような料理が主流になるんだろうねぇ。



こう考えると、コレは中華料理などではちょっと無理な話で。

中華料理はスピード勝負でしょう。最後までガツンガツンと。

しかも「熱い物を、熱い内に、出来立てホヤホヤが命」だったら、

できた物を片っ端から食べていかないとおいしくないし、

それを冷ましてしまうのは、料理人に対して失礼だ(と言い切った熱い物好きの私の彼)。

ここがアジアと西洋での料理の終了時点(ポイント)の違いだと私は思うわけで。

オーブンが基本か、トップ(コンロ)での直火か、グリルが基本か。料理の調理方法の違いだわね。

そんなことまで考えてしまった、この「アペリティブ」が、私はとてもとても大好きで、いつもすごい外国を感じてしまう。


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