チキンパイの作り方


「パイ&マッシュ」と言うのは、今から150年前の倫敦コックニー(下町)地区の独特の食べ物だったそうで。

倫敦東部は白人エリアの中でも特に貧しかったそうで、当時は「うなぎ」を煮込んだものとマッシュを食べていた。

そう、「うなぎ」はイギリスでも代表的な伝統料理の材料。

調理法は、「うなぎ」をぶつ切りにしたものの煮込み。

日本で言えば、江戸時代初期前の頃の調理法に似ていると思う。

そのあと、日本では開いて蒲焼するようになってけどね。

蒲焼前はやはり、貧しい人たちの食事の代表格が「うなぎ」だったらしいよ。

あまり美味しいもんでもなかったそうだけど。

で、倫敦に話は戻り、そのうなぎとマッシュの時のソースが「リッカーソース」と言われる緑色の物。

これはうなぎの煮汁で作ったそうなんだけど。

これが生活が豊かになって、肉の焼き汁と赤ワインなどで煮詰めた「グレービーソース」になっていくんだね。

今倫敦でこの「パイ&マッシュ」の専門店もあるんだけど。ダンダン数は少なくなっているらしい。残念。

で、そのうちの一つ、私が行ったところのパイの中身を何とか真似てみた。ソースは聞いたら教えてくれた。

気さくな人たちのお店だったよ。名前は「Peter's and Mash Shop」場所は東のほう。確かShadwell駅のすぐ前。

受付がマッチョなおじさんだったらラッキー。すごくいい人だ。

 


材料 4人分  
オリョ、今回は材料多いよぉ。

パイシート  売っている物でOK。1枚

鶏肉  適当。200gもあれば。

玉葱  半個

にんにく  ひとかけ

セロリ  1/2本

マッシュルーム  3個くらい 縮むので。

タマゴ  1個

バター  大さじ2

小麦粉  大さじ1

牛乳  100cc

白ワイン  あれば大さじ2  なければ水。

レモン汁  適当。8分の1カット分あれば十分。一絞り。

塩・胡椒  適当

<ソース>   チキンスープのもと チキンコンソメ  大体300ccできればいいので。

パセリ  1枝分 多くてもよき。

塩   適当

片栗粉  少々

 


作り方

1.野菜を全てみじん切る。鶏肉は小さくサイコロ状にカット。

2.鍋にバターを溶かして玉葱とにんにくをまず炒める。シナシナしてきたら他の野菜と鶏肉を入れてよく炒める。

3.鶏肉に火が通ったら、この鍋に白ワイン、小麦粉を入れる。よく混ぜる。火を弱火にする。

4.3の鍋に牛乳を少ーしずつ入れてよく混ぜる。焦げやすいので注意。

5.トロトロしてくるので、そうしたら塩コショウで軽く味付け。レモン汁を入れて火を止める。これで中身は完成。

6.パイシートは8等分にする。切り分けたパイシートの端に溶き卵を塗って、5の中身を真ん中に置き、もう1枚をかぶせる。
  重ねた端っこをギュッギュと押さえて中身が出てこないように。

7.あまった溶きタマゴはパイ生地の表面に薄く塗る。

8.210度(高温)に熱したオーブンに入れ(オーブントースターなら上下)、15分ほど。中身は火が通っているので、
  表面にいい色が付いたらOK。

9.パイを焼いている間にソース。チキンスープに、みじん切りにしたパセリを入れ、塩で味調えて、片栗粉でとろみをつける。

10.焼けた直後はフニャフニャだから形壊さないように注意。お皿に盛る。マッシュを横にのせ、ソースをかけて出来上がり。


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