チキンパイの作り方
「パイ&マッシュ」と言うのは、今から150年前の倫敦コックニー(下町)地区の独特の食べ物だったそうで。
倫敦東部は白人エリアの中でも特に貧しかったそうで、当時は「うなぎ」を煮込んだものとマッシュを食べていた。
そう、「うなぎ」はイギリスでも代表的な伝統料理の材料。
調理法は、「うなぎ」をぶつ切りにしたものの煮込み。
日本で言えば、江戸時代初期前の頃の調理法に似ていると思う。
そのあと、日本では開いて蒲焼するようになってけどね。
蒲焼前はやはり、貧しい人たちの食事の代表格が「うなぎ」だったらしいよ。
あまり美味しいもんでもなかったそうだけど。
で、倫敦に話は戻り、そのうなぎとマッシュの時のソースが「リッカーソース」と言われる緑色の物。
これはうなぎの煮汁で作ったそうなんだけど。
これが生活が豊かになって、肉の焼き汁と赤ワインなどで煮詰めた「グレービーソース」になっていくんだね。
今倫敦でこの「パイ&マッシュ」の専門店もあるんだけど。ダンダン数は少なくなっているらしい。残念。
で、そのうちの一つ、私が行ったところのパイの中身を何とか真似てみた。ソースは聞いたら教えてくれた。
気さくな人たちのお店だったよ。名前は「Peter's
and Mash Shop」場所は東のほう。確かShadwell駅のすぐ前。
受付がマッチョなおじさんだったらラッキー。すごくいい人だ。
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