イギリス・パイ
なかなか「イギリス料理」で「パイ」と出てくることはないんだろうなぁ、と思うけれども。
実は重要なポジションを占めるものなのですぞ。
スーパーマーケットなんかに行くと、お惣菜コーナーに必ず数多くの「パイ」がある。
冷凍コーナーにも必ず「パイ」がある。さらには冷蔵のソーセージコーナーの横あたりに必ず「パイ」がある。
この「パイ」、中身はソーセージ、肉のミンチ、野菜、チーズ、その他色々。種類は豊富。
手ごろな物も多く。ランチで持って行って、食べる前に「チンッ」をする。
値段も安いし。味もソコソコ、ハズレはない。
で、昔からイギリスに伝わる古ーい「パイ」もある。有名な物に「キドニーパイ」や「シェパード・パイ」なんか。
「キドニー」とは何か?? ちょっと頭をよぎった人、はい、多分、その通りです。「腎臓」です。材料です。
「シェパード」とは何か?? ちょっと頭をよぎった人、それはおそらく、犬ですね? うーん、それもあるけど。
ここでは違うな。「羊飼い」と言う意味で。そんな人たちが食べていたのかなぁ?
これらは「パブ」ランチでみることもあるだろうけれども、イギリスの代表的な「パイ」。
これら「パイ」とマッシュポテトと茹で野菜なんかが一皿にのってくる。一般的な食事。
イギリスにはフルーツパイも豊富。 有名な物には、やはり「アップルパイ」。これははずせないわなぁ。
他にブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、ブラックカランズ、などなど。
そして異色な物では「ルバーブパイ」がある。これは「ルバーブ」という野菜?をつかったもの。
見た目はこれは日本の「フキ」のように緑色の茎で、赤いグラデーションが入っているような。
決して果物ではない。と思う。
で、味はものすごくすっぱい。レモン?アセロラ? うん、アセロラのようにすっぱい。
だから「ルバーブパイ」はとてもすっぱいパイである。
前はね、粉から煉ってパイ生地を作っていたんだけれども。
今は便利で、パイ生地だけ売ってる場合も多いので。と言うことは。
中身さえ作れれば、本格的な「イギリスパイ」を味見できるっちゅう、こういうことだ。
で、中身は意外と簡単だし。と言うことで、私でも作れる簡単パイ中身を紹介。
食べる時は「じゃが芋」のところのマッシュポテトなんかと一緒に。そうすると、ますますイギリスになります。
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