いわし。魚の弱いやつと書いて、鰯。
食べることが好きで、しかもめったなことではまずいとは言わない私。
でもそんな私も食べられない物というのもあるわけで。
それは「イワシ」。
なぜかというと、生臭くて、駄目。食感が、駄目。味も、駄目。
こういうと、他の魚は大丈夫なのに、どうしてイワシだけ??ってよく言われるけれども。
他の魚とイワシは違う。臭いが違う。
きっと、おいしいの食べてないからだよー、という方もいるんでしょうが、
食べました。おいしいといわれているものも。
イワシ料理専門店に連れて行かれたことがある。
イワシの刺身から始まって、てんぷら、フライ、煮込み、その他色々。
あまり憶えていない。でも、拷問に近かったのは憶えている。
やっぱり駄目だった。最後のツミレ汁は、汁だけ頑張って飲んだ。
子供の頃節分にはいつもイワシの焼いたのが出てきていたような。
家に帰るときにいつも臭いで分かったような。
小さいころはニボシも駄目だったので。でも大人になって、やっとウルメイワシまでは大丈夫になった。
それもウルメイワシの丸干し限定。あれは、おいしいとも思える、かな。お酒と一緒なら。
そんな私がこっちに来て、「オイルサーディン」という物に出会った。アンチョビー。
「イワシの油びん詰め」 ギャー、何ておぞましい・・・なんて最初は思ってたんだけど。
ピザを頼んだときに、トッピングで入ってて、で、間違えてコレを食べちゃって、で、発見。
「私、このイワシなら食べられる。というか、コレ、おいしい。」
友達に「アンチョビトースト」なるものを教えてもらってから、というもの
私はイワシをトーストに乗っけて食べられるようにまでレベルアップした。
見た目はすごくグロイけどね、アンチョビートースト。でも、馬鹿ウマ。
こんな調子だと、普通のイワシも食べられるようになってんのかなぁ、なんて思いつつ。
それは今度日本に帰ったときに試してみるか・・・。
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