イルカナス




10年前に亡くなった私の祖母は、身長が165センチもあったという

当時ではかなり背の高かった祖母は、とてもハイカラさんだったと思う

いつも着物をきれいに着ていたり、化繊のワンピースも先駆けて着ていたり

洋風の物も和風の物も、きれいに着こなし使っていた、記憶がある

でも旦那さんの3歩下がって・・・をその通り実践していた人だった

私の母が強烈に覚えている事に、こんな事件がある

ある夕飯の時に、軽く火であぶったタラコが出たのだが、妹がこのタラコの薄皮を食べる事が出来ずに残した。

それを見た祖父が、「タラコの皮も食べなさい」と言った。

妹は食べるのを渋り、それを見た私が「いいじゃない、食べられないなら残せば。」みたいな事を言った。

それを聞いた祖母「おじいちゃんに向かって、なんて口をきくの!!!!」と、ものすごく怒った。

タラコの薄皮で、私ら二人は大泣きをした。

祖母は、私たちの祖父に対しての態度や話し方にものすごく厳しかった。



祖母はお料理も好きだった。

前に紹介したタラコ飯も祖母のレシピだし、その他にも色々、結構あったりする

そのほとんどを私の母が習っていて、我が家の夕飯の常連メニューになっているのだ。

このナスの肉詰めもそう。これは特に父と弟のお気に入り。

酢醤油につけて食べる。味ポンでも美味しいと思う。


ちなみに。

このナスの黒い皮の部分が油で揚げているときに

イルカの様に見えるので、イルカナス。

前にバイトしていたFRAUREINでの定番のメニューの一つでもあり。

 


材料 (24個分)

なす   12本

豚のひき肉   300g

玉ねぎ   中くらいの1個

塩・コショウ  少々

卵   1個

片栗粉  少々

揚げ油   適量

 


作り方

1.ナスは洗って、まず縦に半分に切り、さらに縦に幅1センチくらいの所で切れ込みを入れる
  切り口はキッチンペーパーなどで水分を押さえておく



2.ナスの切れ込みの所に片栗粉を薄くつける
  切れ込みの上も下もつける
  このときに残った片栗粉も捨てないで取っておくこと(後で使う)



3.豚挽き肉をボールに入れ、みじん切りにした玉ねぎ、塩・コショウを入れる
  卵は白身と黄身に分けて、白身を取っておく(後で使うので捨てない)
  黄身だけ入れて、よく混ぜ合わせる



4.先ほどのナスに2を詰めて挟んでいく
  コツはまず切り口にひき肉を多めに詰めて、ナスをぎゅっと抑える
  出てきた中身をスプーンでこすり取っていく方法


ナスに多めに詰めて、ぎゅぎゅっと押す。肉の厚さは1センチくらいで

  
なすのヘタの方に向かってスプーンでこすり落とすと、うまく中身が詰まる


詰め終わったナスたち。シイタケなんかにも詰めてみたりした。



5.先ほど取っておいた卵白に先ほど残った片栗粉を混ぜて、よく泡だてておく
  メレンゲのように、この泡泡を使うので



6.揚げる為の油を準備する.温度は中温で。
  油の温度が良くなったらナスを揚げる準備。
  ナスと肉の境目に5.で泡立てた卵白を付ける。つなぎ目の部分に丁寧に。

  つけたら卵白がたれないようにして直ぐに油に滑り入れる



7.先ほどつけた卵白がどうなるかと言いますと、ぷくーっと膨れてシュワシュワな衣が出来るんですわ
  シイタケの例でご覧下さいまし


こんな感じ。つけた卵白が一気に膨れる。このくらいの油の温度が最適。



8.時々引っくり返したりして、中の肉の部分に火が通ったなぁ、というくらいで上げる
  余分な油を切って出来上がりーーー



9.揚げたてをどうぞ。なお揚げた直後はナスの皮はパンパンと張っていて艶艶だけど
  時間が経つにつれてしぼんでシワシワになってくる
  ちなみにこれは冷めても美味しい。ので、よくお弁当のおかずにもなってたりした。


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