12月の独りゴチ(前半)
いよいよ今年もあと1ヶ月。ひゃー


モドル           もっとモドル

11月30日(土) 倫敦は曇りちょっと晴れそして雨

*11月分の日記データ持ってくるの忘れたので、ここに書く*

朝から荷物を整理しながら、部屋掃除で夕方まで終わる。
今日は夕方から"ケイやん"とリョウ宅で「美味しいいものを食べようの会」であった。

電話があり、買い物の帰りにピックしてくれるということなのでまつ。
チルチルと一緒に家へ。早目に付いたので、ラピュタを見ながら皆を待つ。

今回は料理持込だったので、色々美味しい物がいっぱい。
巻き寿司にキッシュ、アスパラやインゲンのベーコン巻き、トマトサラダ
バゲット、チーズ、ミートパイ、そしてケーキケーキ。
私もやっとRacletteをする事ができたし。
でも予想以上のチーズのにおいだった。ケイ子はやはりフラフラと非難。ごめんねーごめんねー。
私だって、もし部屋が「いわし」の臭い充満だったら、きっと家には居られない。

美味しいものいっぱいで、おなかもいっぱい。
ジュンちゃんもおそらく今日が最後の日。
彼女もいよいよロンドンを本格的に後にする。日本でも元気で。また一人減ってしまった。
私も一足お先に日本にいくよ。

朝まで起きてて、眠気でぼけーっとしながらバスで帰る。
私も途中で沈没。熟睡して、降りるときに起こしてもらう。
良かった、一人じゃなくて。

明日は帰る日なので、このまま起きてて早めに家を出ようと思ったが
気がつけば、きちんと布団をかけてしっかりと寝ていた。

 
12月1日(日) 倫敦は晴れ風は少し強し

本来の計画では・・・・
朝までずっと起きていて、余裕もって家を出て安いバスで移動して
空港でゆっくり買い物を・・・・

でも現実は。
起きたらなんと3時。昨日チルチルが2時に起こそうかぁ?って言ってくれたのに、
「大丈夫だよー」とのんきに返事をした私が恨めしい。起こしてもらえばよかった。

でも寝ぼけ頭の私は、それがやばい時間だとはあまり自覚は無い。
しっかりシャワーを浴びて、PCのデータを保存して、家をでる。でもかなりの時間ロス。

バス停でとりあえずバスを待つ。
でも今日は日曜日。日曜日の36番は、とにかく、来ない。
結局待つ事40分。なんとなく焦りだして、相乗りでタクシーでパディントンに行くことに。
運転手はアルジェリアの人で、いい人で、話しながら駅に到着。10分も掛からない。
最初っからこうしてれば良かったと思ったが後の祭り。

もうバスで行ってる暇は無いので、高いがエクスプレスで移動する事にする。
結局片道20ポンド。しまったぁ。すべては寝坊だ。あいたたた。

空港は、さすがクリスマス休暇前で、かなりな混雑。
どこもかしこも長蛇の列。でもANAは比較的空いており、スムーズにチェックイン。
でも時間が遅かったからか、座席番号は64。・・・これって最後尾じゃ。
もっと前にしてくれとか、足の事とか、色々行ってみたけど結局駄目で。
こうなったら機内で空いてる席に移動しようということにする。

免税店で色々買おうと思ったが、どの店も凄い人で、なんだか疲れて休憩。
でも実はそんなにゆっくりしている暇も無かったらしく、ゲートにはアナウンスで急ぐ有様。
やっとの事で飛行機へ。やはり最後尾であったが、なんか面倒くさくなったのでここでいいことにする。

ANAは機内食は最低だが、機内の設備は最高。
特に一人ずつ専用のモニターがついており、映画も14チャンネルで、いつでも見れる。
しかも自分で再生・停止・巻き戻し早送りも自由なので、これはとてもよかった。

本当は着ないでは熟睡で変える予定だったが、この映画を逃す手は無いということで
一睡もせずに映画を見まくる。
スクービー・ドゥー、サラマンダー、メンインブラック2、チキンハート、ショートムービー集、
ラストシーン、マイノリティ・リポート。計7本。しかもこの順番に見た。
最後にマイノリティを選んだのは失敗だった。なんとなく頭の疲れと、着陸時間に入ってしまい
とても中途半端で終わってしまったから。最初に見ればよかった。スクービーこそ、最後でも良かった。

いつもは時計をみながら「あと○時間・・・・」と恨めしい、なかなか過ぎない時間だが
今回はあっという間。時間が足りなかった。こんな事も、寝て無くては初めて。
これで食事がよければなぁ。ANAは最高なんだけど。

 
12月2日(月) 日本は晴れ

そんなこんなで、あっという間に成田に到着。
空港には父母が聞いていてくれた。久々の再開。
出口には報道カメラマンの姿も有り、誰か有名人も降りてくるらしかった。
かなり気になる母。芸能人にしてはカメラの人数も規模も少ないが、でも有名人には違いない。
誰なのか、代表で父が聞きに行き「ボクシングの世界チャンピオン」という答えを持ってきた。
うーん、微妙な有名人だ。結局待たずに駅へと向かう。

ここから電車で約4時間半。
長い電車の旅だったが、いろいろな話をしながら。
母は最近ジムで泳げるようになった事を自慢。
父は、そんな母のクロールがとても頑張っててけなげで面白い、と話す。
母の一生懸命なクロール息継ぎの図。容易に想像できたりして。

電車の中で、母が作ってきてくれたおにぎりを食べる。中身はおかかと梅。
母親のおにぎりは、大体中身に2種入っている。楽しみなおにぎりだ。
途中で中国人らしき人に道を尋ねられる。なんとなく私の英語の返答を期待している父と母。
そんな期待の目を感じつつ、英語でやり取り。でも「次の次の駅」がとっさに出てこなかった。
「Next next」などといってしまう。こういうときはafter the next?だよなぁ。

父が買ったアーモンドチョコボールを食べながら電車の中でも寝ることなく、実家の駅に到着。
駅には妹と弟が車で迎えに。久々に家族5人の集合。
今では、もう1年でも数回しかない。そのまま
恵比寿寿司へ。
眠ってなくて、なんとなくボーっとしながらも、私は「寿司食べなきゃ・・」という気力だけで食べる。
美味しい。凄く、美味しい。

帰ってきて、お風呂に入って、久々の湯舟で。
お腹いっぱいの、お風呂の、こんなに幸せ要素が加わり、やはり風呂で寝る。
少々のぼせ気味でそのまま布団へ。
もちろん、秒速で眠る。

 
12月3日(火) 日本は晴れ

途中で暑くて目が覚め、なんか、寝たんだけど、あまり寝た気がしない。

朝ごはん。久々に御飯茶碗の白いお米。
お味噌汁。キンピラに納豆にふりかけにモズクに目玉焼き。うにいか。
ご飯をお変わりしてしまう。こりゃ、確実に太るわ。

朝一番で病院に送られる。
妹が先生にあらかじめ言っておいてくれたので、そのままレントゲンを撮り、診察。
足の骨は大丈夫。いい感じでくっついており、はがれている形跡も無いので、もう大丈夫だろう、と。
やはり骨だったのか。やっと納得。靭帯のほうも大丈夫だろう、との事。
というか、靭帯はきっとかばって歩くようになってから傷めたのだろうと。

それよりも、やはり「外反母趾」のことを注意された。
このままで行くと、確実に20年後には歩けなくなる、というか、立てなくなる、と。
そのくらい重度らしい。でも手術は出来ない事も無い。
もうこれ以上ひどくならないように、「5本指靴下」の着用を義務付けられた。
「5本指靴下」で、外反母趾の進行が食い止められるのだそうだ。ほほぉ。
普通の靴下は、もういけないらしい。脅されて、ちょっとビビリ気味の私。
帰ってきて、早速父の5本指靴下をはく。さらに草履を履く

朝食をしっかり食べたので、昼は軽く、といっても安倍川もちを食べ。
夕方から、やっとPCで溜まっていた日記を書き始める。メールもチェック。

夜は鍋。これも今回の私のリクエストのひとつ。
父母弟がこぞってジムに出かけたので、私は家でお留守番。
悔しいのぉ、もし足が大丈夫なら私も行くのに。
そのうちにインフルエンザの注射をした妹が帰宅。彼女も本当はジムに行くはずだったのだが。

家で留守番しながらウトウトして。
帰ってきて、夕飯、鍋。うちの鍋は、もともと塩味がついているので、ポン酢とかはいらない。
そのまま食べて、最後はご飯を入れて食べる。この最後のご飯が美味しい、とても、美味しい。
今回はちょっと豪華で、蟹、牡蠣もいっぱい。弟も今は一人暮らしでこういうものも食べられないので
もちろん私も食べられないので、ほとんどをたいらげる。またお腹いっぱい。また太る。

夜にchabokiyoと電話。でも今日1日をかけて、私はぜんぜん違う人にかけていたらしい。
一生懸命留守番電話にメッセージ残していたのに。違う人となると、かなり怪しいメッセージだ。
間違えちゃった人、御免なさい。別に私は怪しくないです。はい。

 
12月4日(水) 山梨は雨

久々の雨、ダッタらしい。父母は久々の潤いと喜ぶ。
でもイギリスで毎日雨を見ている私にとっては全然ありがたくもない。寒いし。

今日は昼におばあちゃんの家に行って、おでんとカレーと漬け物をもらってくる
そのまま母と父と3人でスーパーの特売りに。
今日は定休日を返上してのお客さま感謝デー。
そこで駅弁を売るということで、父のお腹はもう駅弁の腹。
車で行くが、駐車場も溢れんばかりの大盛況。

そこで父は小さな盛り寿司弁当、母は松茸弁当、私は広島の牡蠣めしを。
この「めし」という日本語の響き。たまらないよな。ご飯よりも、「めし」。

ここで山のように5本指靴下を買ってもらう。豆屋で乾物つまみも買って。
さらに奥の着物コーナーで着物の特売も。
鼻息荒くのぞくが、全部サイズが小さくて、駄目。
せっかく500円ダッタのに。無念。

家に帰り、それぞれのセレクトの駅弁を広げる。
父の駅弁は周りの入れ物が豪華だがその分中身は薄い。
母の駅弁は松茸だが、何となく香り薄し。しかも生産地は広島。
私の牡蠣めしは、その中では一番だったかな。
なんと全部で合計12個の牡蠣が入っていた。牡蠣だらけ。それもなんか、なぁ。

夕飯はおじいちゃんとおばあちゃんと皆で懐かしの
「ボルドー」へ。
ここは子供のころからよく来ている、ステーキ屋。
ここのハンバーグの味は、モスバーガーのミートと似ている。
昔そんなことを言って、連れて行き甲斐の無いやつとおもわれたに違いない。

ステーキ、200グラム。約5000円。そんな凄い値段だったのか、と驚きつつ。
いやぁ、肉を食べた食べた。
久々に見たおじいちゃんは、何となく顔色も良く、前のときよりも元気そうだった。
でも、もう返事はあまりしてくれない。私が一方的にしゃべるのみだ。
でも、それでも聞いてくれれば、時々顔をくしゃくしゃにして笑ってくれれば。
昔は、しゃべり出すととまらなかったのになぁ、と。

家に帰り、お茶を飲みながらテレビを見て過ごす。
 
12月5日(木) 東京は晴れ

とても暖かい。まるで、春だ。コートがいらない、というか、着ていると汗ばむくらい。
朝ご飯を食べて、午前中に東京へ。再び特急あずさ号。
新宿で、"chabokiyo"と久々の(涙の??)再会。
イギリスっぽくHUGで、といっていたので、約束どおり、人前でHUG。ネタ。
大きな荷もつを背負って、東中野へ。ここで、ご推薦の「タンメン」を食べる、予定、ダッタ。

でもいくと定休日。あれ、確か、水曜日が休みなはず、と、きょろきょろする我々に
毎月不定で木曜日も連休だという。今日がその連休で木曜なのにお休み。
全く運が悪い。大きな荷モツを肩に足を引きずりながら東中野を後にする。

もうお腹はラーメンの腹になっているので、次のラーメン屋を探す。
中野のラーメン通り(勝手に呼んでるけど)を散策した後、
上州ラーメンを選ぶ。濃い口しょうゆで鶏ガラ出汁。チヂミ太麺。美味しい。

その後、"今ちゃん"から教わったというすっごい汚くて古い喫茶店「クラッシック」へ
ここは昭和5年の建物だってよ。しかも、なぜか、撮影禁止。
見つかった場合はフィルムまで没収されるというくらい気合いの入った撮影禁止。
そこで、まずい珈琲飲みながら。蓄音機でレコードを聴く。
何か、そのまま「唐組」とかの舞台になりそう。
でも、手入れ具合が手を抜いている。もっとマメにボロにしたらいいのに。
手を抜いたボロと、手が掛かっていてもボロは全然違うのだと思うが。

その後"chabokiyo"は小屋へ。私は中野の町へほおり出される。
適当にぶらぶらし、相変わらずまんだらけの辺りをウロウロし。
薬屋によって化粧水を見たり、いろいろしていたがいっこうに時間が過ぎない。
結局マンガ喫茶へ。全く、駄目女。

マンガを読みつつ、そこでインターネットにも手を伸ばしたりして。
そこで時間を潰して、いざ、芝居へ。
今回は男5人の芝居。みんな凄くいい人だ、と思う。
いい人具合がよく滲みでていて。贅沢だった。
いいよな、こういう人たちと、女ではなく、同性として、お友達になりたい。
そういう気持ちってないですか?

そこで久々に"今ちゃん"と"kamakama"と再会。
そのまま芝居の飲みへ参加。
久々にあう彼女はちょっと冬眠前って感じで、いい感じ。
今までがギスギス痩せ過ぎてたからな。
"kamakama"は全然かわらず。楽しく、気が付けば終電前。

"chabokiyo"宅へお邪魔すると、"chaboママ"も"chaboパパ"も起きて待っていてくれた。
そこでまた飲み直し。夕飯のおほうとうを遠慮なくいただく。
ここでフランス土産のデリジェスティブをお披露目。
みんなで味見しながら、みんなでちょっと酔っぱらう。

夜寝る前にやっと恐竜のDVDを見る。
凄いよ、恐竜は爬虫類じゃなくて、鳥類なのだよ。
毛の生えた恐竜なんてのも見ながら、夢の中へ。ぐーすー。
 
12月6日(金) 東京は晴れ

風邪っぽい。熱がある感じでイヤーな目覚め。汗びっしょり。

家で安静にしながら、恐竜のDVD見ながら。ちょっと学校を休んだときのように
ちょっとうれしい感じで横になっていた。

夕方から復活。たんなる時差ぼけ??
夕飯の買い物を手伝いにスーパーへ。
でも見当たらなかったので一度スタジオの方へお邪魔する。
そこでダイナマイトガイと再会。何か、スタジオから出てくるのが
まだ慣れていないからか、うれしくもあり不思議な感じ。

今日の夕飯は味噌そうめんと焼き肉。最高。
焼き肉のタレは、あの八ちゃん風。
作り方レシピもこのHPに載っけてたてたけど、微妙に違ってた。直さなきゃ。

焼き肉とビール。もうお腹いっぱいたべる。
大根の浅漬けもおいしかったし。今日のミノも柔らかくておいしく
レバーも甘いくて。ぱくぱく食べる。
そして久々の味噌そうめん。今日のそうめんはまた細くて
これもぱくぱく食べてしまう。

珍しいことに今夜はネコのマヤが、そうめんなのに来なかった。
仕方がないので、こちらからそうめん持って行ってやる。
彼女の食べ方は、一本のはしっこを探して、そこからハムハムという感じで食べる。
「わんわん物語」のあのスパゲティの食べ方だ。

眠いが、恐竜のDVDを見ながら寝る。
やはり恐竜は凄いよ。
 
12月7日(土) 東京は曇り雨

今日は今日は、いよいよあのPatraさん宅をお邪魔する日。
私がPatraさんを知ったのは、このHPを始めてからだけれども
まさか、それでお会いできるようになるなんたぁ、夢にも思わず。

お土産何がいいかしらとか、時間とか、何かドキドキな私。
人にメールで碓認したりちょっと落ち着かない私。

それなのに少し遅刻ぎみでお宅に到着。地図をもらっていたので、分かりやすく。
玄関先にクリスマスの空気がただよう。明るいうちにも見てみたかった。
で、前にも読んで知ってはいたけれども。お宅は、玄関はいって、すぐ、バー。
すごい。本当に凄い。玄関開いたら、そこは本当にバーだったぁ。
カウンターにPatraさんとフミさん。テーブルにAYAさんとさやか嬢。
そしてそのテーブルには、ご馳走のお皿がずらりと並ぶ。

まずはシェリーと牡蠣で乾杯。牡蠣。牡蠣。おいしーーーい。
この牡蠣を、玄米パンではなくて、なんだろう、玄米柔らかクラッカー、違うな
とにかく、ずっしりしっとりとしたパンに載せながら食べる。

目の前には真っ赤なトマトやアスパラ、アンディーブの入ったボールが。
牡蠣を食べながら、銀杏が出てくるので手づかみでいただく。
銀杏も、皮が柔らかくそのまま。塩がちょっときいてて。今年の初銀杏だ。

そのうちにKYO氏とシル氏が席にそろう。シャンパンで乾杯。
ポテトグラタン。ポテトとタマネギをミルクで煮込み、それをオーブンで。
これがとても優しい味。それとひじきの煮たのも出てくる。久しぶりのひじき。
ひじきにはぜひ春雨(もしくは糸コン)が入っていてほしい私としては。とてもうれしいひじき。

そしてシル氏が作り、さやか嬢が電車の中、風呂敷で一生懸命運んできた料理が。
「トンポーロー」これと紹興酒を一緒にいただく。あぁ、偉大なるアジア。
これはねぇ、これは、見事でしたよ。一緒に入っている卵もいい色で。
私は、これが、大好物な人物を知っている。きっと奴が食べたら、泣くな。
しかも紹興酒と一緒。なんて素敵な組み合わせ。

その後、さらに料理は続く続く。おいしい物とおいしいお酒、楽しい雰囲気。
不思議な物で、こういう時って、そんなに酔わないし、お腹も余裕。まだまだ食べられる。
スピーカーが天井に付いており、しかも遠隔操作で曲がどんどんかわる。
この遠隔操作のシステムを手作りしたのが十年前だったていうから、驚き。
いいよなぁ、上から音楽って。今思えば、とても天井の高い部屋だったんだなぁ。窓もたくさん。

部屋の照明の、イメージはオレンジ。きれいで暖かくて。
バーの高さ、さらにすぐ下に付いている手すりの位置。ふと手を置くのにとてもいい位置。
そしてふと見えるキッチンの大きさや位置。
見えなかったけど、あのバーテーブルの下の収納もすてきだろう、と。
ああいったキッチンって素敵だなぁ。
どうしても料理する人って台所で背中見せてることが多いけど
あれだったら作りながら、対面できる。しかも話しながら。
私もこういうバーが欲しい。あったらいいなぁ。いいなぁ。いつか作るんだぁ。

そんな妄想膨らむ中、料理はまだまだ続く。

蕪のミルク煮。おもわず「とりがらですか??」って聞いたけど
凄く甘くて蕪だけとわ思えない味のよさ。
でも蕪とミルクだけだと聞いてビックリ
「野菜に頑張らせる」という言葉、ズッキーンと心にきました。なるほどなるほど。

鳥肉のトマト煮。これは鳥胸肉をパサパサにならないように45分間(だったかな)
夏はそのままトマト。冬はトマト缶で煮込んで、その後とり肉を取り出して煮詰める。
お肉が柔らかくておいしいの。タイムとコリアンダーだったかしら。スパイス。

さらに、ここで私のみじめな(経験がない)「クスクス失敗談」を聞いて
急きょクスクスを作ってくれた!!!もう、凄いラッキー。
前に私も友人宅でいただいて、さらに作り方まで教わったのに、
お湯で練れとか、でもできた物は凄いぽそぽそ。クスクスで失敗できる、そんな私。

エッセイでも読んでいたけど、そんなクスクスが今、目の前に。
ばっちり、その場でこの目で作り方見ましたですよ。お水(お湯)とバターですな。
しかも、フライパンですな。絶対試してみます。

このクスクスとトマトがねぇ、合うんだわぁ。このままでもクスクスは美味しい。
ほっこりという意味が分かったような気がする。やっと。

そして、再びシル氏の「牛ごぼうしそ風」、、、名前はこんな感じかしら?
これがね、普通、牛肉とごぼうっていう組み合わせはあるけれど
そこに、何と、シソ。大葉が入って、この組み合わせはもの凄く新鮮で。

向田さんのレシピだそうだが、これには詳しい分量とかは書かれていないそうだ。
彼いわく「向田さんのレシピは、そういう素材の組み合わせというか
アイデアというか、どこか天才的な所がある」(こんな内容だったと)

いや、でもそれで作ってしまうんだから。
お料理始めてまだ数カ月と言っていたが、これは、凄くなると思った。
美味しい物をちゃんと知っている。そんな安心感と美味しい物発見のセンス。
やはり美味しいもの好きな人に悪人はいないよ、と。
そうしたら「美味しいもの好きな小悪人はいない」だそうだ。それは困ったな。

こんだけ食べ尽くし、飲み尽くし。
最後のデザートは栗のパイとコーヒー。ベルギーのチョコレート、ダークで美味しい。
カスタードクリーム。久々にお店のじゃないクリームを食べた。
私はこういうソギーなパイも好き。このソギーという言い方も前に教わったんだ。

気が付けば。終電前。いつの間に、そんなに時間が過ぎちゃったの。
お腹もいっぱい、胸もいっぱいにバーを後にしたのでありました。
手帳ももらっちゃったし。ちょっと厚いけど、いっぱい書き込むように頑張ろう、来年は。
最後、駅前でAYAさんと握手。なんか、凄くうれしい感じ。二人とも途中駅でバイバイ。

全く、ここまで書いててなんか、ほとんど料理しか書いていない。食い意地。
でも、とても暖かく、楽しく、あっという間の空間。
それと、これはもっと考えてみようと思った自分の好きな映画ベスト3。

 
12月8日(日) 東京は曇り雨

昨日、終電間近での帰宅。そのまま寝てしまったようで。
昨日大事にもって帰ってきた「SKIPの卵」で、朝ご飯。
感動の生卵かけご飯。
通称タンタンご飯

違うよな、黄身の色が。濃いのだよ。
しかも、安心して生で。chabokiyoにも、お裾分け。
二人で朝からハグハグとタンタンご飯を食べる。

昼にせっせとクリスマスクラッカーづくり。
作って行くうちに何となくこの作り方をマスター。
最初はちょっと難しいんだわ、これ。

中身をつめてふたをしていくうちに、中身がなんだったか忘れたクラッカー続出。
全く、私って要領が悪いのだなぁ、と。再びふたをあけて確認。
2度、3度手間。

夜ご飯で、久々に「いもや」さんへ。chaboママとchaboパパと。
ここに来るのもホント久しぶり。うきうき。
ここのかき揚げ丼は、もう、最高。他にも美味しい物いっぱいだけど。
白子の天ぷらがなかったのは残念だったけど、ボタンえびでしょ、焼きホタテ
アナゴの白焼き。漬け物にシラスおろし。キリタンポ鍋。最後は牡蠣雑炊でしめて。

キリタンポ鍋が結構美味しかった。おつゆが甘くなくて。
しかもそこでキリタンポ作って焼いていたし。

久々に日本酒を飲む。しかも熱燗で。二人で8合?結構すいすい飲んじゃうのだなぁ。
今日は特に寒くて。こういう日は熱燗が素敵。
飲んでいて、帰る頃にはお風呂に入ったようにぽかぽか。
こんな表現をchaboママはいう。その通りだなぁと思う。

かき揚げはお土産に家に帰って、帰ってきたchabokiyoとまた飲む。
かき揚げをちょっとつまみながら、そばをゆでてその上にかき揚げ。
贅沢な夜食。

再び酔い心地で寝る。私はどうやら秒速で寝たらしい。
しかも、こういう時に私は寝言をいう、らしい。しかも、起きている人と会話っぽく。
寝言で会話すると、寝言言ってる方が凄く疲れるらしいのだが、私は全然覚えていない。
そんな寝言ちる私をからかう(というか、会話して観察する)のが好きな奴。
以下、後でわざわざしてくれたメールから。


<寝言報告日誌より>
やっぱり、寝付き早い。
お休みを言ってからから10秒で以下の会話。

今日の"しのいず"の寝言。
(寝付き早いなあ。と言うと、)
「だって」
(だって?)
「おばちゃんが、白ワインと赤ワインのアジが混ざるからグラスを替える。」

(もう寝たのかという問いに対して、)
「だって種が、、、」
(種がどうしたの?)
「マヤの生んだ卵のうち、孵化しそうなのは庭にまいて、そうじゃにものはたべる」
(もうどうにでもなれ。)

 
12月9日(月) 関東は大雪

朝。目が覚めると、そこは雪国だった。

寒い寒いとは思っていたが、え、今頃、もう雪っすか?!
空から結構大きな塊として。降ってくるわけで。
これでは、山梨のあの大菩薩戸峠、笹子峠越えは出来まいて。
早々断念をし、帰れなくなったことを電話にて連絡

外に出ることも出来ず。家にて缶詰状態。

夜には雪もやんだが、冷え込みは一段と厳し。
こんな日の夕飯は、鮟鱇鍋。おお、「あんこう」と漢字で書くと鮟鱇になるのか
飲むものがないので、近くのローソンまで酒の買出し

夜の冷気で冷えて固くなった雪を、シャクシャク踏んで歩く
これは、今は楽しいが、きっと明日の朝には地獄と化すに違いない
このまま固まっちゃったら、つるつるだ。こわいな。

こういうとき、雪掻きをしている家と、していない家
えらいですよね、やはり、違いますよね
通る人々はみな、見ているわけですよ。で、恨んでいるわけですよ、していない家の前を

こんなに固まってツルツル気味な道を
それでも平気で何人もの人が自転車で過ぎていく
大学生のころ、本当に自転車でよくこけたっけ。そんなことを思い出す

なべの中でフルフルでいらっしゃる鮟鱇をすくっては食べすくっては食べ
さらに今日はぶり大根。魚尽くしな夕飯。
いやぁ、あったまった、あったまった。ご馳走様。

 
12月10日(火) 埼玉は晴れ

晴れはしたが。寒い。本当に、寒い。
あちこちの雪のせいで、まるで冷凍庫だ。寒い。

今日は日も出て、ちょっとお出かけ。
帰りにお団子やパンを買って、スタジオによる。

久々のダイナマイトガイとの再会
正確に言うと、何日か前にあっているんだけど、そのときはちょこっと挨拶だけだったし

コーヒーを飲みながら、ぼちぼちと話をする
七五三の撮影が終わり。そろそろ成人式。
その後は修学旅行。行事は目白押し。修学旅行かぁ、懐かしいな。

カメラを持って、京都の市内を、学生を追って動き回るというのは
大変ではありますが、とても楽しいのですよ
前に行ったときは、私は目立つように真っ赤なコートを着て
赤いカメラバッグを提げて、ウロウロウロウロしておりました

1年中、京都の町は修学旅行生でいっぱい
街中で、自分たちの担当する学生さんを見つけるときに
大体は制服の形でめぼしをつけるんだけど
なんとなく顔でもお互い覚えていて、声をかけてきてくれたり
そういう時はパシパシ写真を撮ってあげてしまう

で、気がつくとまた同じグループ。見かけるグループが偏る。
なんとなく行動パターン・順序が一緒だからというのもあるけど
結構、生徒同士の班行動なんかだと、全体をまんべんなく平等に写す、は難しい

京都で、修学旅行のカメラマンで女性っていうのはほとんどいないらしく
chaboママとともに、結構目立っていたのかもしれない
私もあちこちでいろいろ話しかけてもらえて、うれしかったのを覚えている。

夕飯は鍋焼きうどん。
明日来る畳屋さんのために、部屋の大移動をせざるをえなくなったchaboママ。
そんな中で、うれしそうに探検している猫2匹。

 
12月11日(水) 東京は晴れ

トラが失踪。そんな声で目が覚めて
寝ぼけ頭であちこちトラを探す

というのも、畳屋さんが朝早く来て、畳を引っ剥がして持って行く
もともと人見知り傾向が強いトラは、知らないおじさん(=畳屋さん)にビビリ
さらにたたみの大移動という光景を目にし
かなりビビリまくりであったと思われる

一方、畳屋さんだろうと、畳が動こうとびくともしないマヤ
畳屋さんの行動を興味心身で首をかしげながら見ている姿は容易に想像できる
畳を動かすために、この時、玄関のドアは開きっぱなしになっていた

で、気がついたとき、玄関からマヤがフンフンフンと家の中に入ってきたそうだ
マヤが外にいたということは、トラも外に出てしまったに違いない
必死になって探したが、どこにもいない

マヤを呼びとめ「トラはどこにいるのよ??」と問いただす
するとマヤは「にゃーん」といいながら、真ん中にある部屋に
よく見ると、その奥にあるギターケースの上に、トラがいた。
あんな畳でごった返す部屋のどこに隠れていたのか
とにかくトラの無事を喜ぶ。マヤ、お手柄。

昼過ぎにchabokiyoと新宿へ出かける
彼の話し合いの間、私は新宿でキャッチセールスにまんまとつかまる
いろいろな香水の匂いをかがされて、アンケート答えさせられて
で、キャンドルと入浴剤なんかの説明を受けていたりして
気がついたらサンプルといいつつ申し込み用紙を手に渡されていた
さすが。とても巧妙だ。すばらしい。

でも、ここで負けている私でもなく、あえて最後まで説明を聞き終わってから
住所欄にロンドンの住所を堂々と書いてやった
へっへっへ。もしこれでも送ってくるようだったら、大した物だわ。

待ち合わせてギネスバーに行く
いわゆるアイリッシュスタイルのパブ
ギネスが1杯800円!?!? 高い。けど、店の雰囲気はまさしくイギリスのパブ、そのまま
違いは店内が清潔なのと、バーテンダーがめちゃくちゃかっこいいのと
薄汚れたおじさん方がぜんぜんいないことくらい

その後「昔話」へ。ここで十四代の日本酒を飲みつつ
馬刺し。馬のたてがみ。大トロ。鬼茶碗蒸し。ぶり照り。白子焼き。
まったく贅沢に飲み食いをした。

 
12月12日(木) 関東は晴れ

荷物をまとめていたら、chaboママに呉服の「和泉屋さん」へと連れて行ってもらう
そこで、洗濯の出来る普段着タイプの着物を2着、買ってもらう。
やたーやたーやたー。

もちめのサイトで着物が取り上げられるようになってから
なんとなく私も気になってきて。いいなぁなんて思うようになって
このたび実家では祖母の帯を大量に発見、ウハウハ

そのままスタジオで、再び
「いもやさん」のかき揚げ丼をお昼に頂き
手塚さんや宮原さんにもお目にかかれたし
大荷物を持って車で駅まで送ってもらったのでした

でも「あずさ号」に乗り遅れ、次の「かいじ号」で帰る
夕方からちょっとごろごろして、荷物をまとめてから
夕飯は同級生の家の
鰻屋「若荒井」

実は、帰ってくるときの機内誌で、鰻屋が取り上げられていたのだ
それを見たらもう美味しそうで美味しそうで
その夢がやっとかなって、今日。

骨せんべいをつまみつつ。
うな重。幸せ。特に私はこのタレご飯が大好きだ
鰻なんかは、どっちでもいいといえばよかった、昔は。
タレだけでご飯が何杯でもいける

学生の頃、食費が一ヶ月で1000円とか言ってた、超お金がなかったときに
鰻タレをボトルでもらってきて、それでご飯食べたりしたわぁ。
何気にうどんやそうめんも美味しいのよね。タレを絡めて。

夜、たまてばこの説明書を書き始める。
なんか、気がつけば真夜中。続きは明日。

 
12月13日(金) 山梨は晴れ

朝、父と一緒に買い物。
その途中で、祖母の墓参り。
花屋でお花と線香を買って。

祖母のお墓は日当たりがいい。よすぎて、夏はつらいが
冬はきっと暖かいに違いない。
線香に火をつけるのに苦戦し、父と一緒に火遊びみたいに格闘
久々に霜柱を踏む。ザクザク、と。私は霜柱が大好きだ。
ところどころ、固すぎて私が踏んでも壊れない霜柱もあった。自然は強し、負けた。

帰りに焼き芋やさんによる。ここの
焼き芋は、ちょっと有名だ。
小さな店を構えているのだが、その店先はまるで浮浪者の住処のようだ。
つまり、とても汚い。いろいろな張り紙が。そこには世間を下ネタで野次っているのだが
これが、とても、頭が、いいのですよ。馬鹿ではかけません。
つまり、おそらくどこかの隠居の方だと思うのだが。

この焼き芋が、すっごく美味い。芋はネットリ系であるが、値段も安いし、味が凄く良い。
ここの焼き芋を食べたら、ほかのは食べられなくなる。
しかもこの店はもちろんシーズナルなので、秋冬しかお目にかかれない。
店の名前はない。ただ「あの焼芋屋」で通じてしまうほど、知られた店なのだ(と、確信している)

昼は私のリクエストの
タラコ飯(食べゴチへJUMP)。
これはいためたタラコのご飯(チャーハン)のようなものだが
私の家のはこれにキュウリが入る。もともとはパセリだったらしいが
キュウリは私の亡くなった祖母のアレンジ。

土曜日の昼ごはんによくこのタラコ飯が出た。
子供の頃は、これが「蛙の顔型の型抜き」に詰めて、形作ってよそられてきた
お皿に蛙の顔の形のタラコ飯。私はこの蛙型の目の部分から食べたものだ。
今もこの蛙の顔型の型抜きはあるのか、聞こうとして忘れた

夕方から「岡島」へ買い物へ。
この「岡島」は山梨でも有名なデパートの名前だ。
いろいろ買ってもらう。主に食品、薬品、そして、靴。
医者の「外反母趾で20年後の苦労」説で、かなりビビッテいる私。
もう形やデザインで靴なんて買ってられない。履きやすさ命。

まぁ、もともとそういう細い靴も好きではなかったので、別になんともないが。
ただ、私はハイヒールを履かずに一生終わるのだわ、なんてふと思って。
よかった、そういうのを履かなくちゃいけない職業じゃなくて。

かなりたくさんの荷物になり。そのまま父と妹に車で迎えに来てもらいながら夕食へ。
この日の夕食は、
「ふぐ」。そう、あの「ふぐ」。異常に気合の入る母。
妹の先生のお助けで、向かったのは、普通の居酒屋のような感じの店。
そこでメニューを見ると、なんか、「ふぐ」が、ない。
ご主人に聞くと「ふぐ」は予約でのみやっているのだという。飛込みでは無理、とのこと。

まぁ、仕方がないので、ここでつまみ系を取り、私は飲む。
なかなかおいしかった。おでんや馬刺しも食べた。サービスでイカフライなんかも。
このエリンギのフライがなかなかおいしかった。歯ごたえが良くてj。

でも母は、大金使わなくてよかったと、ほっとした一方、
せっかく気合入れて銀行でお金おろしてきたのにと、がっかり。
そんな母の気合に負けて、2件目。ふぐ料理屋へ。

ここで刺身と、ふぐなべを2人前づつ注文。そして、私はひれ酒。
いいのかしら、こんな贅沢。しかお通しで出てきたのは、「ふぐ」のニコゴリ。
なべで煮た「ふぐ」は汚く、手で、すすりながら食べるのがコツらしい。
4人で手で「ふぐ」にむしゃぶりつく。なべは最後雑炊にしてもらって、本当、満腹で店を出る。
お酒でいい感じで酔いながら、私は最後の荷物を詰めだす。
酔いも醒めた夜中の3時頃、やっと荷造りが終了。

 
12月14日(土) 山梨・東京・成田は晴れ

私の飛行機が朝の比較的早い出発なので、もう前日に成田に入ってしまおう、ということになり
車で父・母と一緒に家を出発。
途中でペットショップによって、ポンタを預ける。ポンタちゃん、2泊3日のお泊り保育。

車で東京まで行くのは、本当に久しぶりだ。
父母も久しぶりらしく、昔はよく車で行ったなぁ、と。
父の運転するクラウンに、助手席に祖父、そのひざの上に弟。
当時はシートベルトの着用も義務ではなかったから、出来た技だけれども。
後部座席に祖母と母と私と妹。7人乗り。車に酔いながら、よく行ったものだ。

昔、途中の藤野サービスエリアで休憩がてら、ワカメうどんを食べるのが好きだった。
すごくおいしかったのに、そのサービスエリアも新しくなり、なんとなく寄らなくなってしまったが。

成田の途中で、叔母の家による。
久々に会って、お茶をする。ここには犬のショーンがいて、私とは初対面。
この子はまつげが本当に長く。カットしたらしいが、すばらしいまつげだ。
しかも立つと、ちょっと内股になる。そして首をかしげながら、様子を伺う。
その仕草がとてもかわいい。

その後、成田へと向かう。
ホテルに到着し、チェックイン。ちょうど結婚式をしていたらしく、花嫁を目撃。
すてきよねぇ、明日はそのままハネムーンなんだろうし。
部屋に着くなり、母は窓から離れない。飛行機が飛ぶのをひたすら見ているのだ。
ちょうど飛行機が離陸した後にホテルのほぼ真上を通過する。
部屋の窓の角度で、それがとてもよく見える。

疲れた父がベッドで仮眠している間、
母はずっと窓から空を見上げていた
前に父が「母さんはホテルの窓からずっと飛行機を見ていた」とは聞いていたのだが
そのときに想像した、まるで子供のような後姿そっくりで、なんとなく笑えた。

部屋の明かりが邪魔だというので、部屋の明かりを消して。
テレビの反射光も気になるらしく、しまいにはカーテンを閉めて、その隙間から顔だけのぞかせて
母は、飛び立つ飛行機の離陸ポイントや飛び立ち方で、ジャンボ機かそうでないかが分かる。
いかにも「重そう」に飛ぶのは、ジャンボ機なんだそうだ。
ずっと見ていても飽きないんだそうだ。その通り、部屋にいる時間のほとんどを
母は窓を見てすごしていた。本当に、子供のようだった。

夕飯はホテルの中のレストランへ。
結婚式で中華レストランは貸切。鉄板焼きレストランも改装中。
必然的に超高そうな和食レストランしかなく。
そこで寿司セットを食べる。マグロが怖いくらい綺麗な赤色だった。

喫茶の無料券をもらったので、喫茶店へ行く。
そこでシュークリームのデザートを。もう、今回は、駄目です。食べっぱなし。
ここでも飛行機が気になる母。大きな窓から飛び立つのを見て。

おなかいっぱいで部屋へ。
もうこの時間になると飛行機はあまり飛ばないらしく。
お風呂に入り、ベッドへ。パジャマを忘れた私。母が持ってきたババシャツとステテコを借りるが
その姿があまりにも可哀想だったのだろう。父が浴衣を着て、パジャマを貸してくれた。
親子3人で寝る。一体いつ振りなんだろうか、そして、この次はいつ出来るんだろうか。

 
12月15日(日) 東京はうす曇り ロンドンは小雨

朝は7時に起床。レストランでバイキングの朝食。
こういう朝ごはんも久しぶりだ。またまた朝からおなかいっぱいに食べる。

ホテルの送迎バスで空港へ。
空港は、年末の出国ラッシュでか、かなりな人。
しかも、今日、あのノーベル賞の田中さんが帰国するらしい。報道陣もゾロゾロ。
チェックインカウンターも並んでおり、予想以上に時間がかかった。

出国ゲートの外も長蛇の列で、早々中に入ることにする。
お父さんお母さん行ってきます。もう涙もなく、明るくバイバイ。
後日談、その後、父母は10時半に帰国予定の田中さんを見に到着ゲートまで行ったらしいが
時間が大幅に遅れ、1時半だというので、見ないで帰ってきたらしい。
しかも次の16日にはハリポタの主人公の彼が来日したらしく空港はまたも大混雑だったようだ。

出国カウンターもかなりな列だったが、比較的スムースに通り。
免税店で買い物。いつもはめったにここでは買い物しないので、日本円が足りなくなりちょっと焦る。

ゲートで待っていると、まるで仮装行列(失礼)のような一団が。
某大学の海外研修旅行らしい。しかも服飾科、らしい。デザイナー卵だ。
すばらしく、クリスマスな衣装の人もいた。すばらしくロックンローラーな彼もいた。
ロンドンで絡まれない事をただ祈る。
でも、なんか、みんな同じ感じだった。いや、服装は個性的なんだけど、とっても。
でも、同じに見えるというか。うーん、いや、みんな最先端を行ってるからなのかしら。

やはり、ちょっと理解できないのは、ブーツの中にズボンを入れる着こなし。
いや、流行っているんだろうけど、そういうカッコいいブーツやパンツでしたらカッコいいんだけど。
でも、何でもかんでも入れるっていうのは、どーだろ。
特にショート丈のブーツは、入れないほうがいいんじゃないだろうか。
ブーツカットのズボンなんて、なおさら入れるべきではないんじゃないだろうか(折り目が・・・)。
しかも、コンバースのバッシュに入れるのは、うーん、モンペみたいなシルエットで。うーん。
搭乗口で並んでいる彼女たちの、本当に9割はその格好だった。

もともと私は流行とか、追えるタイプではないので。ババァ趣味といわれてしまうのだが。
父親も母親もあまり流行を追うタイプではなく。ブランドも、ぜんぜん好きではない。
それだったら注文して、一点物を作ったほうが、ずっといい、と思うんだけど。
そして、異常に、物持ちがいい。ただ単に捨てられないだけなのかもしれない。
父なんかは、私が生まれた当時に着ていたセーターなんか、つい最近まで持っていたし。
私も祖父や祖母が着た服を着たりもしていたし。ただ疎いだけか。

機内では、再び個人スクリーンで、再び映画三昧。
でも着た時とまったく同じメニューで、同じ映画を見たりなんかもする。
さらに機内サービスも、前のときよりはるかに良かった。何でかな。

今回もあっという間の12時間半。
着いたら、これまたトンでもなく凄い入管ゲートの行列。
急いで並んだが、ここで2時間近く、待った。入るときはスムーズに。さすが、学生ビザ。
勉強の目的と学校名を聞かれただけで。いい感じの人だったし。

エアバスに飛び乗り、家へと向かう。途中で寝てしまい降車ポイントを通過。
そのままユーストンの駅まで乗って、バスの始発に乗り換える。
外は小雨。まったくロンドンらしい天気。荷物重し。ううう。

無事家にたどり着き、鍵を開けて部屋へ。
ミカエリさんは、さらに花をたくさん付けて、元気に待っていてくれた。
良かった、枯れてなかった。分裂したミニミカエリさんも順調なようだ。
しかもミカエリさんの根っこはさらに進化を遂げ、だいぶ長く伸びていた。
早く、もっと分裂させてあげなきゃ、と思いながら、気がついたら寝ていた。

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