2月の独りゴチ(前半)


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2月1日(土) パリは雪

6時に起きて、チェックアウトの準備。
7:30にホテルは出るが、カズの腹が様子がおかしい、らしい。
輝美に駅から空港行きの電車に乗る。顔色青いカズ。
8:30、空港について、飛行機のチェックイン。
免税店ですごい数の日本人を目撃。すごいツアーできているんだなぁ。
我々は喫煙所を探すが、どうも、どこにも、ないらしい。さすがローマダヴィンチ空港。

10:55 定刻で出発。
再び機内食がベジタリアンな私、今回はレンズマメの煮たのと、しろ豆の煮たの。
カズはシーフードで、スモークサーモンだった。
でも食欲ゼロなカズ。代わりにベジタリアンなはずの姉がたいらげる。

13:05 パリCDGに到着。外は、雪。
カズの体調が最悪で、しかもこの雪ということもあり
奮発してタクシーで移送することに。大雪。だが、積もる気配はなし。でも大きな粒。
運転手が同じアジア系で、ひょっとしたら中国人か日本人か、という感じ。
なぜか親近感を覚え、ちょっと安心して車内で過ごす

ホテルには2時近くに到着。カズはもう駄目。
急いでチェックインして、部屋に行くと、再びダブルベッド。
ツインベッドに代えてもらって、数はすぐに眠り込む。

一休みした私は、ホテル近くを散策
近くにデパートを発見。名前も「ボン・マルシェ」。ちょっと高級。
食品売り場に行って、食糧を買い込む。水もいっぱい、チーズ、ハム、バゲット、りんご。
ナイフを買う。小さなバターナイフで6ユーロ。高級。

夜、カズはそのまま寝込み。それでもりんごだけ食べさせる。暇な姉はテレビをサーフィン。
すると、昨日までイラク情勢しかやっていなかったCNNで、なぜか、シャトルのニュースばかり。
ふーんと見ていたら、チャレンジャーの映像とかも流しているから、嫌な気がしていたんだけど
そのうちに、映像が。でも、しばらくたつまで、乗組員の死亡もシャトルの分解も、言わなかった。

 
2月2日(日) パリは曇り時々雨と雪

8時に起きる。カズはまだ駄目。
10時に食料を探して、街をうろつく姉。
パリの日曜を忘れていた。そうだった、ほとんど店は閉まっちゃうんだ。
かなり歩いて、それでも開いている店を発見。タハティネットと水、バナナ、みかん、ヨーグルト。そしてバゲット。

帰ってきてカズに食べさせてから自分もご飯を食べる。
昼過ぎ、再び散策に出かける。
歩いてまずホテルからそんなに遠くないポンヌフの橋に行って、
コンシェルジェリー、教会、裁判所を立て続けに見る。
今日は月の最初の日曜日。入場料がフリー。ラッキー。

雨はそんなに降っていないが、すごく、寒い。

ペット専門の市場が立っていて、そこを見ながらノートルダム寺院まで歩く。
中にはいって色々見ながら、でもミサもしていたので静かに退出。

途中でタマゴサンドを買って、ホテルへ戻る。
カズに食べさせて、姉は昨日のチーズやら、ハムやらでバゲットをかじる。

テレビは相変わらずコロンビアのことについて。
確か、日本人最初の飛行士も、戻ってこなかったんじゃなかったかな。
アメリカのロサンジェルスのダウンタウンで、そんな銅像を見たような気がした。

夕方5時半。夕飯は一人でも何か食べに行こう、とウキウキしていながら、そのままシエスタしてしまう
気がついたら夜中1時過ぎ。なんてこった。
パジャマに着替えて、寝なおし。夕飯を、カズとともに、ブッチ。

 
2月3日(月) パリは曇り晴れ雨

おなかが空いて、7時に起きて、8時に朝ごはんを買いに出かける。
バゲットだけ買ってきて、朝ごはん。

カズもなんとなく復活の兆し。
10時、様子を見ながら、カズと二人で出かける。
歩いてまずポンヌフの橋まで行き、川を渡って、ルーブル美術館へ。

その大きさにビビリながら、ガラスのピラミッドから中に入る
全部で30万点。1万点の作品を見るので3時間かかっていた我々にとって、その数は、予想不可能。
とりあえず体調もあれだし、有名どころだけ抑えて回る事に。

モナリザ、ニケ、からハンムラビ法典まで、ほとんど見まくる。
それでも3時間弱。

美術館を出て、歩いてコンコルド広場まで。
そのまま突っ切って、シャンゼリゼ通り、凱旋門。
凱旋門の階段は、病み上がりなカズとご飯食べていない姉にとって、かなり過酷なもの。
この辺で雨が激しい。びしょびしょで、いったんホテルに戻ることにする。

傘を取って、近くのデパート「ボン・マルシェ」で買い物。
パスタなどの惣菜を買って、ホテルで食事を済ます。
再び地下鉄でノートルダム寺院へ。中に入って見学をし。脇のほうをずっと歩いて、セーヌ川沿いに歩く。
スーパー・チャンピオンで食材のお土産。

はがきを書き、日記を書き。
今晩もおとなしく寝る。

 
2月4日(火) パリは晴れ時々雪

朝、私だけ早起きをしてパリの北駅へと向う。
ユーロスターのチケットを取るためだ。30分ほどで到着
ユーロスターは・・・イギリスにいる方は、事前にチケットはイギリスで取ってから行きましょう。
フランスで学割が出来ない。カズはかろうじてパスポートで年齢26以下のユース。それでも75ユーロで片道
私にいたっては、学割が聞かずに正規の値段で片道で225ユーロといわれて愕然とする。

前にネットで調べたのとあまりに違う、と文句を言ってがっかりしていたら
係りの人も色々調べてくれて、私は往復券を買ったほうが安くなるということが分かる。
往復券で145ユーロ。つまり片道72.5ユーロということだ。
しかも日にちが変更自由らしいので、まぁ、そのうちにMaximeに会いに来るさ、ということであきらめる。

予想以外の出費でちょっと痛かったが、それでも何とかロンドン行きは確保。
安心して、お腹が空き、帰り道でバゲットを買ってホテルに戻る
カズももう起きていて、朝ご飯を済ませ、そのままチェックアウトする。
荷物を預けて、今日はパリ最後の観光、エッフェル塔とベルサイユ宮殿。

天気は良いが、とても寒い。風が強く、かなり、寒い。
エッフェル塔も姉は1階でギブアップ。最上階まで頑張って上った弟は凍えて短時間で帰ってきた。
エッフェル塔を間近で見たかったとのことで。最上階は高すぎ、といっていたが。

高い所で完全に冷え切った状態で、地下鉄に乗りベルサイユ宮殿へ。
電車の中は暖かい。そこでお弁当に持ってきたバゲットをかじる。
30分ほどで到着。降りると天気は良いが、また、寒い。

震えながら宮殿のある感じがする方向へ歩く。しばらく行くと、ゴゴーンと宮殿が出現
カズはよく、他の人に写真を頼まれる。それで最近は「Sure!」と快く引き受けるようになったものの
結局そのままカメラを私に渡すので、私が撮影することになる。
相手にしてみたら、お願いした人が笑顔で「もちろん」とか言いつつカメラを彼女に渡している、という光景で映る。
それってかなり変なやつ、と笑いながら、我々は入り口を探す。

日本語のオーディオガイドを聞きながら、ゆっくりと見て周る。
特にガラスの部屋と庭はすごかった。後感動したのは太陽王の寝室。
ここのバルコニーから、あの革命でつめかけた人々の前に、王家は姿を現したのだわ。
そんな感動の渦の中にいる姉に、カズがまたもや崩れるような一言。
「マリーアントワネットって、誰?」・・・「ベルサイユのバラ」を読みなさい、せめて。

庭もすごい。私は寒さで負けていかなかったがカズは近くまで行ったその庭には
なんと、運河がある。そしてその庭園の終わりが見えない。ズーーと向こうまで続いているのだ。
違う入り口から今度は王の礼拝場なども見て、ゆっくり回って4時過ぎに宮殿は後にする。
ベルサイユ宮殿にトイレがない秘密や、色々な歴史の話をしつつ。

カズはほぼ調子が戻ったらしく、お腹が空いてきた、とのこと。
まぁ、パリでろくな食事をしていないので、最後だから何か食べようか、ということになり
ホテルの近くまで戻り、パブに入る。メニューに英語はもちろん無く、何かよく分からない状態で
でも分かるもので私はキッシュ、弟はパイ包みを注文。なかなか美味しかったけど、ちょっと高かったかなぁ。
本当はもっとちゃんとした2プレートのコースで安いのがあればよかったんだけど。

最後、デパートをうろうろして、ホテルで荷物を引き取った後、パリの北駅に移動。
ユーロスターだが、まぁ空いていたけど、残念なのは夜なので外の景色が見えない。
でも空いていたので座席をゆったりと使って3時間。無事に倫敦に到着。

そのまま地下鉄で家の近くまで戻り、バスで家に。
お腹が空いているということなので、家にあった「中華三昧」と「ぺらぺらうどん」を作ってやる。
いやぁ、久々に食べる日本の味。二人、夢中で食べる。
疲れたので荷解きは明日にして、今日はそのまま、狭いながらもぐっすりと眠る。

 
2月5日(水) 倫敦は晴れ

ものすごく良い天気。晴れた。
朝、時差の関係なのか、早起きでパッチリ目が覚めた私。
洗濯物を担ぎ、開店そうそう店に入って洗濯を回す。たまっていたので2台稼動。

帰ってきて、荷物を片付ける。洗濯を乾燥機に入れて、隣で食材を買う。

カズはまだ起きない。洗濯も終了し、朝ごはんに久々の日本食と思って準備していたら起きる
今日は一日、家でゆっくりすることに決める。

朝ごはんはキュウリの浅漬けにぺらぺらうどん。
昨日の晩でよほど美味しかったのか、カズもかなり気に入った様子
朝からほのぼの。日本食って落ち着くわねぇ、って話しながら、ゆっくり食事

実家に電話する。無事に倫敦に着いた報告。

とりあえず、今回の旅で買ったものの整理。ほとんど買い物はしていなかったのだが
それでも細かいお土産がたくさんあり。
ついでだから、スーツケースの荷造りもしてしまう。かなり楽勝に入った。

昼過ぎて、あまりにも早く荷造りが終わったため、シティバンクに残高を確かめに行きつつ
オックスフォードストリートを散策。セルフリッジなど歩き回る。

お腹がすいた我々は途中ケンタッキーでチキンだけ買ってくる。それをつまみつつ。
家に帰ってきて、色々なカードのお絵かき。私が下絵を書き、カズが色を塗り。
なかなか面白く出来た。

夕方、リョウが車で迎えに来てくれる。そのままセインズベリーのスーパーで買い物
夕飯のものなど買う。かなりな量で、カズはびっくり。イギリス流買い物の仕方を体験。
夕飯はそぼろご飯と、ピーマンと牛肉の炒め物、フェタチーズサラダ。

食べたあと、マルチタップで3人でゲーム。007ではなく、違うシューティングゲームだが
かなりスピーディーで面白い。操作に悩みつつ、かなりはまって遊ぶ我々。
そのうちにケイやんが帰宅。カズを二人でプレゼントを渡す。マッサージ大会。
そのまま4人でゲームに熱中。面白い、すごく、面白い。

良い時間になり、おやすみなさいをして、私はメールのチェック。
でも接続が上手くいかず、なかなかオンできない。
眠気であきらめて、次の日の朝にすることにする。

 
2月6日(木) 倫敦は曇り小雨

目覚ましの時差を直すのを忘れていた。10:30だと思って起きたら9:30。
寝ぼけてキッチンへ行くと、ケイやんが今晩の下ごしらえをしていた。
シャワーを浴びて、メールチェック。

今日はカズが行きたいといっていた最終場所、グリニッジの経度ゼロ度線を見に出かける予定。
昨日のそぼろと残りのご飯でおにぎりを作り。カズに食べさせて、自分も食べて、リョウも食べて
3人で同時に出かける。

地下鉄からDLRに乗り換え。運良く先頭車両の一番前に座れる。
この電車はユリカモメと同じで無人(運転手がいない)ので、まん前に座るととても面白いのだ。
カティーサーク駅まで乗って、そこで降りる。

まずカティーサークを見てからグリニッジの町を散策
マーケットをしており、平日で珍しいなぁ、と思ったのだが。運がよかったのかな
小物を見つつ、ここで毛糸の雑貨を売っているブースを発見
ためしに見てみたら、母親にちょうど良い感じの帽子を見つけたので、お土産に買う

グリニッジパークに向って歩く。
昔、私はこのゼロ度線を見たいがためにオックスフォードから来たことがあり。
そのとき時間は夜の7時で、公園はもう閉まっていて中に入れなかった。
けど、何とか奮闘し(詳しくは書けないけど・・・)、緑のゼロ度線レーザーを見ることが出来たのだった。

グリニッジ天文台の銀色のオブジェから、倫敦のまさに中心地に向って、まっすぐ伸びている緑の線
その先には、倫敦のオレンジ色のきれいな夜景。もう、すごくきれいで感動したのだった。
カズにその時の感動を鼻息荒く説明しているうちに、王立天文台に到着。

チケット入り口を探しているうちに、開いている門があって、そこから中にすんなりとは入る。
で、そのすぐ横に、あの、銀色のゼロ度線を現すオブジェが。
「あ、これ。」みたいな。あまりにあっけなく、簡単に、ゼロ度線を見れてしまった弟。
そこに感動しろ、というのも無理な話だった。けど、あまりに、あっけなかったというか。

一応、お約束のゼロ度線をまたいで写真を撮り。まだ日中のために緑のレーザーも見えない。
どうやら、この日だけなのか、それともこれからもずっとそうなのか、分からないけど
天文台に入る入場料が、廃止されて、無料で見れるようになったらしい。

あっけなかったが、じわりじわりと感動が。自分の時計を秒まで標準時に合わせた。

帰りにグリニッジマーケットを再びうろつき、カムデンマーケットまで足を運ぶ
ここで私はTシャツを買い、カズは指輪を買って、自分へのお土産も終了。
再びケイ&リョウ宅へ向う途中で、近くのスーパーで夕飯のものを買う。
今日は朝けいやんが作っておいてくれたホワイトソースでのグラタン
そして私が約束していた「かにクリームコロッケ」の日。後から思えば、クリームクリームな献立でちょっと濃かった

ホワイトソースをカズと一緒に作る。
カズも、お世話になった御礼に何か夕飯に自分で作りたいのだが、いかんせん、できる料理が、ない、らしい。
だったら手伝うわ、ということで。姉の指示に従い、フライパンで一生懸命小麦粉をいためたり、
牛乳で伸ばしたり、フランスパンを削っている姿は、なんとなく、よかったぞ。
後は、やることだけやったらさっさと帰っちゃうじゃなくて、片づけまでいけたら、完璧だったけどねぇ。

リョウが帰ってきて、クリームコロッケを揚げだすが、一人ではちょっと大変で。
弟が形を作り小麦粉をつけ、私がタマゴにまぶしパンを削ってパン粉をつけ、リョウが油で揚げる。
3人での流れ作業。なかなか良いチームプレーだったんじゃないか、と。

ケイやんが早めに仕事を終えるつもりで、それでも終わらずに疲れたけど急いで帰ってきてくれて、
4人で再び飲み、そしてゲーム大会。本日は格闘ゲームも。DOA2。楽しい。
マッサージ大会。カズはお土産まで頂、恐縮。

 
2月7日(金) 倫敦は曇り

朝、私はまた目が早く覚めてしまい、起きてPCをカタカタ。
カズモなにげに早く起きる。

今日は、もうのんびりゆっくりしよう、ということだったので、特に予定は作らずに
昼頃、リョウが作ってくれたパスタを食べる。シーフードパスタ。美味。
NHKの放送を見て、かなりつぼに入った我々。特に天気予報と、百人一首。

3時になって、荷物の最終確認と、トモに借りていたカバンを取りに家に帰る
バスがなかなか来なくて、かなり待つ。しかも途中の工事で渋滞。バスは暑さで気持ち悪い。

最終的に荷物を詰め終えて。
カバンを準備して再び家を出る。

まだイギリス料理を食べたことがなかった弟に、まぁ、今日が最後の夜だし
イギリスのローストチキンを食べさせることに決定。
スーパーでチキンや野菜を買い、ワインも買って行くことにする。

二人で野菜を準備して、チキンをオーブンに入れる。
イギリスの野菜(ブラッセルスプラウト・パースニプス)も食べることに。
そのうちにトモとリョウが帰宅。最後の宴を始める。

ケイやんも今日は早くかえって来て、皆で食事。
そして、ゲーム大会。今日はトモも参加。007など。操作は難しいやぁねぇ。特に慣れていないと。
最後、感謝のカードを渡して。いよいよカズの最後の夜も終わった。

寝る前に、ジャーニーやダイジェストを読み漁る。
私はその後、再びPCをカタカタカタ。

 
2月8日(土) 倫敦は曇り晴れ

朝、起きたら他の3人は、もう出た後だった。
とりあえず起きて、シャワーを浴びる。

最後のはがきを書いて、忘れ物をチェックし、家を出る。大変にお世話になりました、と。
写真もパチパチ撮りながら。

家に帰る途中のバスは順調。お腹がすいたので、近くのケバブショップで買っていくことにする。
カズはドナケバブ、私はチキン。なかなか美味で楽しく食べる。
食べながら、ヒースローエクスプレスの話が出て。まぁ、せっかくだから乗ってみるか、ということに
カバンもまぁ、重いしね。そうしたら別に急がなくても良いことになったので、部屋でゆっくりする。
実家に電話しようと思ったら、向こうからかかってきた。出発前の最後の報告。

3時になり、家を出る。かなり思いスーツケース。25〜26キロかなぁ、と予想しながら。
バスを逃すがすぐに乗れて、パディントン駅まで。そこからエクスプレスに乗る。
15分でヒースロー空港へ。結局4時に到着する。カウンターも開いていたので、まずチェックインを済ませる。

少し早いが、カズはもう出国ゲートに行くことを決めて。
実は、初めて、空港で人を送ってみたのだった。
今までは、私はいつも送られる側なのね。送る側になってみて。初めてなってみて。
送り終わった後の虚脱感というか、相手は弟で、しかも日本でまたすぐ会うにもかかわらず
送るとき、ちょっとしんみりしていた姉なのでありました。
そして、今まで私がこっちに来るときに成田で見送ってくれた人たちのことを考えたのでありました。

しんみりしつつピカデリーサーカスへ。するとそこはものすごい人。
初めて、倫敦の地下鉄で満員電車というものをみた。電車の中もいっぱいだけど、ホームもすごい人で
電車を下りてホームを移動するのに5分以上もかかってしまった。とても危険。

今夜はトモ宅でケイコ&チルチルと宴。鳥の香草焼き、ハンバーグ、ポテトサラダなどとステキな献立を聞く
私はケーキを買って、家に帰る。途中家でカードのお絵かき。
少し遅くなってしまって、バスでトモ宅へ向おうとしたのだが、バス停で変な人と会ってしまう
ケイコとチルチルが迎えに来てくれたからよかったけど。
何とか上手い対抗策はないものか。まったく、頭にくる。

でもそんな嫌な事も吹き飛ぶくらい、その後は幸せ。
美味しいものいっぱい。シャンパンを開けて、1週間早いがケイコのお祝いをする。
その後赤ワインもあけて。食べて飲んで。話をして。
トモの大家さんのタンもいたけど、彼女は今夜はクラブの日。出かける前からかなり酔っていたけど
セクシーにお腹を出して、出かけていった。すごいパワフルだ。

ケイコは仮眠を取りにあがったが、すぐに家の人の迎えが来て、泊まっていく予定だったけど帰って行った
チルチルと私はお風呂を借りる。久々のバスタブ。のんびり幸せ。
そのうちに家の人も帰ってきて、話しているうちに外で鳥が鳴き始め。
友のダブルベッドに横に3人で。良いよなぁ、大きなベッド。しかもふかふかマット。
話しながらすやすやと眠りに着く。

 
2月9日(日) 倫敦は雨、曇り

途中トイレに何度か起きたが、ふと起きると、もう昼の12時近かった。
暑かったので何度か布団を蹴り上げ。寝言は言わなかったかしら、とか
布団占領しなかったかしら、とか。色々心配しつつ起き上がる。

起きてしばらくしたら、実家から電話。無事に弟カズが日本到着。
今は鍋をつつきつつ夕飯らしい。良いことです。
でも、昨日まで、すぐ横にいた人と、急に遠い日本から電話ではなすっていうのも
とても不思議な感覚。ねぎらいの言葉をもらう。

布団で3人で横に座ってテレビを見ながらほのぼのとし。
若きインディアナジョーンズのシリーズをしているので見入り。かっこいいよな。
下に降りていくと、トモがご飯の支度をしていてくれた。
お茶漬け。フルーツサラダ、ポテトサラダ。昨日タンが炊いてくれたご飯が美味しいこと美味しいこと。

お兄ちゃんのドンに練乳入りコーヒーを作ってもらったり
いためたコンビーフが出てきたり、漬物が出てきたり、豆腐が出てきたり。生姜飴が出てきたり。
まったりとのんびりして。色々な写真も見て。

気がつけば、3時過ぎで。チルチルと帰ることにする。
バスは順調。汚い部屋を見せて励ましてもらってから、私は部屋の大掃除に取り掛かる。
ごみを集めて、掃除機をかけて。

そうしているうちにchabkiyoから電話。久々だ。
美味しかった「しめ鯖」の話をされる。しめ鯖のトロ。どんな味なんだろう?ドキドキ。
夕飯はまたぺらぺらうどん。

ナオミ嬢に電話。かなり頑張っているようで、楽しんでもいるようで、なによりなにより
今週末に遊ぶことを約束して電話を切る。

テレビでオースティンパワーズ2を見ながら、PCで日記を一気に更新すべくカタカタ。

 
2月10日(月) 倫敦は曇り

昨日は良く寝た、と思う。
目覚まし時計がなっていたらしいのだがぜんぜん気がつかず、大家にドアをノックされてやっと起きた
久々に大家と話をする。ほんと、ぜんぜん会っていなかったわ。
彼も風邪で声を少しからしている。
払っていなかった家賃を一気に清算してから、自分の今後について話す

航空券の日付を変更するために、HISへ行く
あっけなく日付変更。何とか席は取れたけど、これからどんどん忙しく(混んで)くるらしい。
ぎりぎりだった、良かったのか?
なんと、もう2週間、居るか居ないかになってしまった。
まぁ、そんなもんだろう。そのほうが忙しくてあっという間にサクサク色々なことができるような気もする

そのあと薬局によってシャンプーを買う。
最近髪の毛が痛み気味。つやが、ない。よく、ない。
しかもハネル絡まる引っかかる。まったく駄目な髪の毛になってしまった。何とかケアしよう、と。

野菜を買って帰る。久々に牛乳を買う。最近飲んでなかったからね。
今日はやたらにのどが渇く。水をがぶがぶ。

日記を頑張る。けど、書くにも限界があるのかな。
何とか手帳にキーワードを書いておいたから、その日のことは思い出せるんだけど。
思い出せるうちに旅行記や旅行先の情報も書いちゃいたい。
きっと日本に帰ったら時間もないし。こっちに居るうちに書かないと。うーん、時間がないよー。

帰る、と決めてから。
改めて色々な倫敦のものを見る。
もうすぐ食べれなくなるんだろうし。怪しいお菓子も、こっちにしかない野菜もどんどん食べよう。
でも、不思議と町の様子を見ていても寂しくはならない。
何か、自分の中で、強烈に「また来るし」という気持ちがあるからで。
不思議だけど、私の「また来るし」「また会えるし」というのは実現することが多い。
というか、今まで全部実現してきた。

今回もそんな感じ。「また、倫敦来るし」
うん。

 
2月11日(火) 倫敦は曇り雨

今日もよく寝た。
昼から起きて、まずは遅い朝ごはんを食べる

何をやっていたかっていうと、1日かけてHP書いたり掃除したり
お昼は中華三昧のラーメンで、夜はそうめんを食べた
何か、麺尽くしな1日。ふふふ。

ひさびさにchabokiyoとものすごく長くチャットする
その間、私はある会社とメールをやり取り。今ちょっと日本で次の仕事が見つかりそうな感じ
なかなか面白そうなんだけど、それやると、私芝居は無理かもなぁ。
というか、これから海外旅行ってどのくらいの需要があるのだろう?

よる、ともっちと電話。久しぶりの彼女も色々考えることは多く
課題も何とか片付いたみたいで、良かった良かった。
やはり、あれだね。自分の好きなことをできるっていうのは、全力でできるっていうのは
幸せなことだね。つくづく。

ともに借りたプロジェクトXの本を読みながら、泣く。
良いこと、書いているのですよ、たまらなく。
今の自分にも、喝。

知り合いのHPサイトでキリ番を踏んだ。
やったねやったね。やたぁやたぁ。すごく嬉しい。

 
2月12日(水) 倫敦は雨曇り

最近暗い日が多いなぁ、朝起きても。
やっとこさ、郵便局に行ってハガキを出す。なかなかね、きっかけがないと、行けないので。

懐かしい方々からメール。ドイツ行き。うーん、迷うところねぇ。
日帰りでも良いから行っちゃおっかな。

橋は日通のペリカン便に荷物配送の手配をする。
申し込み10日前だってさ。知らなかった。良かった、今日に思い立ってて。
一応学生の割引のやつで。なかなか高いんだなぁ、イギリスから送るのって。
しかも別送品扱いか。面倒くさい。

昼はパスタを茹でた。
なんとなく、最近炭水化物多いかも。よくないねぇ。
野菜とらなきゃ、野菜。

ともっちに借りたプラネットラダーを再び読み返す。
なかなか良いねぇ、こういう漫画も。夢がある。
前に読んだときも思った。私はこういうのにひどく感化されるのかもしれない。
必ず、その日に夢を見る。でも主人公じゃなくて、脇役の目から主人公を見ているのだ。
そして、何かの拍子に主人公を助けて一躍ヒーローに。かっこいい。

夜、ともから電話。色々話す。そうだよな、トニとも会いたいわ。
イーサンも大きくなったことだろうし。彼に渡したいものもあるしね。
4眼カメラはやはり室内は駄目だったみたい。
でも感度の良いフィルムなら映るのかな?試してみたい所。

夜、再びPCをカタカタ。
ギリシャを一気に書き上げた。書けるときは早いんだけどなぁ。

 
2月13日(木) 倫敦は晴れ曇り

色々な人とメール。家に電話。
なんとなく、たまっていた連絡事情を一気に片付ける。

ふと思い立って、赤鬼を観に行く。一人で。
今度皆と観に行く予定だったけど、その前に、一人で見ておきたいと思った。

なかなか、良かったと、私は思うのですよ。
でも、何であんなにイギリスの情報誌で叩かれたのかは、分からない。
そんなことを考えていて、思い立ったことなんかもあったので、それは女優ゴチにでも書いておこう。
まぁ、一人の勝手な独りゴチだし。怒られることもないでしょうに。

その帰り道、ミキと久々にあって。そのまま飲みに行く。
私はミキと友達でよかった。もし、友達じゃなかったら、彼女が憎らしく見えるに違いない。
そのくらい、今、彼女は、何かつかんでいる時期だ。
彼女はとても正直で、頑張りやで、頑固。その強力なパワーが
何か、大きな物を引き寄せているんだと思う。無意識にも、そういうことができてしまう人なんだ。
いや、意識しているのかもしれない。でも、意識していてもできない人が多い世の中で
彼女は、何か、つかめるのですよ。ほんと、違うな、と思った。かなわない、とも思った。

その帰り道、久々にミキと飲んでいて、何か、とても上機嫌だったの、私は。
すごくね、嬉しかったのね。何か、色々。芝居好きが、また一人、できた、とか。

でもその帰り道、終電逃して、バスも逃して、一人でひょこっとナイトバス待ってたら
どんどん、どんどん考えちゃって。
声に出して、自分に聞いてみた。よく私はこういうことをします。
「これから何がしたいんだろ?」
「お芝居か、添乗員です」
「お芝居って、まだやるつもりなのかな?」
「うん、できたら」
「何で芝居やりたいの?」
「やってて楽しいから」
「それだけじゃないよね?」
「有名にもなりたいよね」
「何の努力もしていないくせに、いっちょ前に有名?」
「これから頑張るもん」
「いつもそうでしょ、芝居見たあとはやりたくなってるんだよ、いつも」
「そんなことないもーん」
「無駄無駄、いつもちょっとしかやってないのに、人前ではすごくやったようにしか言ってないくせに」
「仕方がないじゃん、そういう人間なんだもん、私は」
「もうちょっと他の人位に努力しろよ」
「果たして、人の努力というものは、比べられるんですか?」
「人と比べたって、自分の努力量は少ないよ」
「だから、努力の量って、比べられるものなのか?」
「じゃぁ、自信もって努力してますっていえるのか?」
「自信もって努力してますってどういうことだよ?」
「じゃぁ、努力っていったいなんだよ?」
「しらねぇよ」

はい、独り言(にしては声も大きかったかも)をブツブツ言っている、ただの怪しい女でした。
こっちの良いところ。日本語はほとんど、通じない。

 
2月14日(金) 倫敦は曇り晴れ

今日はバレンタインデーバレンタインデー。おめでとう、世の中の幸せ人。
私は、去年の引き続き、あまりピンと来ない一日の始まり。彼不幸者。

今日はナオミ嬢が来るとのことで、乱れきった私の部屋の大掃除。

昼間、カードやら何やらを買いにオックスフォードストリートへ。
なかなかの人、特にカード売り場は、今からの贈り物用に集まった人でごった返す
特に今日は男の人の割合高し。へらへら。

ユーロスターのチケットの日にちを変更に行って、待ち合わせの時間に遅れる。

チャーリングクロス駅の女子トイレ前で彼女と再会。
早速そのまま、腹をすかせた彼女をシャーロックホームズパブまで連れて行く
そこで一杯ずつシャンディを飲みながら、色々話す。

気がつけば1時間以上も経過。
夕飯の買い物もあるし、家近くのスーパーまで、チューブとバスで移動。
鶏肉トマト煮込み、サラダ、バゲットに塗るものいっぱい。

食べて飲んで、話をして。彼女はとても話す人だな。
でも、それが結構心地よくって。というのも、こんな風に芝居の話、全然していなかったなぁ、って。
どうしてあんなふうに声が出せるのかとか、あんなふうに歌えるのかとか
色々聞いていたら、かなり面白かった。やるしか、ないのね。

宿題持参のしっかりサンで、宿題をしながら、話しかけて邪魔をする私。
気がつけば4時近くで。でもそんなに眠くない。
でも明日があるしね。寝ることにする。

 
2月15日(土) 倫敦は最初晴れ、そのうち曇り

あんな時間に寝て、なぜ、起きるのは7時半なのでしょう??
習慣って恐ろしいものなのか、あまり寝ていないのに、お目めぱっちりなナオミ嬢。
まぁ、早起きに越したことはないので、そのままシャワーを浴びてご飯を食べる。
外は、なんか良い天気で。気分もウキウキ。

今日はウェストミンスターからバッキンガム宮殿などの、倫敦の王道の観光コースへ
でも、今日は戦争反対のデモの日。交通規制はあるのだろう。

まずは観光で、シャーロックホームズの博物館へ行くためにベーカーストリートへ。
中に入ってみると、期待以上のネタの宝庫だった。
色々な写真を取り捲る我々。そんな我々の姿を見て「Nice photo」と微笑む他の客。
今度、この写真たちはアップします、はい。

チューブでウェストミンスターまで行くと、すごい人が集まって、デモはもう始まっていた。
そのすごい人に圧倒されながら、ビッグベンの脇へ。
この辺は車道も通行止めになっているため、歩行者天国気分。
デモ隊が気になりつつ、観光も欠かさない。ウェストミンスター寺院前などで写真も撮る。

バッキンガムパレスも見ておかないと、ということで、そのまま車道を歩いて宮殿へ。
宮殿前のあの道も、すべて車進入禁止、ということで、皆車道を歩いていく。

宮殿からハイドパークコーナーまで、デモ隊の集合・合流の最終地帯だ。
角まで行って、一緒に歩くことにする。
いろんなプラカード。横断幕。人形や音楽。それぞれ表現は違っても、思いは同じ「戦争反対」
しかもこんなに色々な国籍の人たちが、一緒に歩いている。我々もまぎれて、歩いている。

ナオミ嬢も無言で、私も無言で、というか、なんて言って良いのか分からなかったんだけれども
日本で果たしてこんな規模のデモは、ありえるんだろうか、とか。ないだろうなぁ、とか。
何で、こんなに他の国籍の人はいるのに、日本人はいないんだろうか、とか
こうして歩きながらも、いまいち乗り切れていない、なんていうか、他人事のような気持ちがあるのはなぜかしら、とか

公園まで入って、集会の手前で、我々は抜ける。
そこで走ってきた男の子から、我々はパンフとステッカーをもらう。
それを握り締め、再びデモ隊の行進を逆らってマーブルアーチの辺りまで出る。

イギリス料理を食べたことのないナオミ嬢に食べさせなきゃと、パブに入る
フィッシュアンドチップス、私はステーキグレービーパイ。こってこてにイギリス。私もパブランチは久々。

そのままオックスフォードストリートを歩き、夕方、Ryo&Kei宅に向って移動。
今日は3K(みずがめ座)大会。そして、私のフェアウェルでもあったりして。ちょっとびっくり。
残念ながら1Kのケイコが風邪でダウン。他のKは集まる。
行くとWトモとリョウが台所で食事の仕込み中。ナオミ嬢、いきなり知らない所に連れてこられて緊張

懐かしい顔もそろって、皆で食事。散らし寿司、巻き寿司、てんぷら。掻き揚げや魚、しいたけ、なす。
サラダも一杯。というか、テーブルにお料理が一杯。私が手伝った天汁もまぁまぁ。
美味しいんですわ。おなか一杯でも「もうちょっと」とかいいながらつまむ。
すばらしい道産子。そして、名古屋っ子。
ナオミ嬢も初対面ながら、快走。皆でよく笑う。そして食べた。

ビデオで少林サッカーを見ながら、途中でケーキカットもし。
さよーならーとケーキの上のろうそくを吹き消した。

夜中に入って、沈没者続出。AIを見ながら、私は始発のバスを待ち。必然的にナオミ嬢も待つことになり。
6時頃、バス停に向けて、起きたともっちとチルチルとナオミ嬢と出発。
家に帰って、そのまま寝る。ばったんと。

 

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