バルセロナ再び。今度はクリスマス。


再びバルセロナへ。今回はクリスマスのバルセロナ。

9日間の旅で、この間の滞在先は
アパルトホテル「シルバー」
台所つきのホテルで簡単な自炊が出来るようになっている
料金も安く、便利な場所で、安全面もOK。スタッフも親切で良くってお勧め
バルセロナ行く方はぜひ利用してみてくだされ。
英語でのメールのやり取りになるけど親切。大丈夫。
 

スペインのクリスマスはほかのヨーロッパの国々と似て、家族で静かに迎えるタイプのようだ。
町中の店はほとんど閉まり、交通機関もまばらな運行になる。
でも、ロンドンほどの麻痺状態ではなかった。25日も開いている所はあったし。

ということで、日記風に今回の旅行をまとめてみました。


1日目 2002年12月19日(木)
【ロンドン・スタンステッド空港・・・GoFly航空(今はEasyJet)・・・バルセロナ空港
  ・・・タクシー(約20分 料金は16ユーロ)・・・ホテル(夜の11時半着)】

2日目 12月20日(金)
【ホテル・・・Cafe・・・Shop・・・マーケット・・・デパート・・・ホテル】

3日目 12月21日(土)
【ホテル・・・カテドラル前の市場・・・カテドラル・・・ワッフル屋・・・王の広場・・・Mercat de la Boqueria市場
 ・・・Colonの塔・・・Maremagnum・・・カタルーニャ広場・・・Mercat St. Antoni市場・・・蝋燭屋・・・ホテル】

4日目 12月22日(日)
【ホテル・・・ピカソ美術館・・・カタルーニャ音楽堂・・・海沿いレストラン・・・ホテル】

5日目 12月23日(月
【ホテル・・・インフォメーションセンター・・・特急電車(1時間半)・・・フィゲレス・ダリ美術館・・・スーパー
 
・・・特急電車(1時間半)・・・サグラダ・ファミリア・・・露店市・・・スーパー・・・ホテル】

6日目 12月24日(火)
【ホテル・・・ケーブルカー(地下鉄からそのままリンク)・・・モンジュイック公園・・・ミロ美術館
 ・・・リフト(片道割引き3.6ユーロ)・・・モンジュイック城・・・ロープウェー(片道割引なし7.5か9.5ユーロ)
 ・・・Torre de JaumeTで下車・・・グエル邸・・・レストラン・・・ピ教会・・・レストラン・・・カテドラル・・・ホテル】

7日目 12月25日(水)
【ホテル・・・カフェ・・・グエル公園・・・ホテル】

8日目 12月26日(木)
【ホテル・・・カサ・ミラ(休館)・・・カサ・バトリョ・・・グエル邸(休館)・・・カフェ・・・ホテル】

9日目 12月27日(金)
【ホテル・・・特急電車(1時間半)・・・フィゲレス・ダリ美術館・・・Pan・・・特急電車(1時間半)
 ・・・Shopまわり・・・ホテル・・・バルセロナ空港・・・GoFly航空(今はEasyJet)・・・
ロンドン・スタンステッド空港・・・Airbus・・・自宅】
 

12月19日(木) ロンドンは晴れ バルセロナも晴れ

【ロンドン・スタンステッド空港・・・GoFly航空(今はEasyJet)・・・バルセロナ空港
  ・・・タクシー(約20分 料金は16ユーロ)・・・ホテル(夜の11時半着)】


遅運・キャンセルで有名な(?)EasyJet。
この日も1時間半遅れの離陸。このときたまたま隣に日本人の男性が座る。
グラスコーの大学院生という彼も友人宅を訪ねての旅行だそうだ。
最後まで名前は聞かなかったけれども、かなりおしゃべりをして、お互いの旅行の健闘を祈り握手。

バルセロナの空港から市内中心まではタクシーで。
運転手は英語はあまり通じないけど、住所を書いておけばすぐわかる。

この日は移動だけだったので、遅くホテルに入ったが、飲み物がぜんぜんなし。
飲み物を探してBarバルへ。ここで軽い食事をしながら飲む。
イカリングとパタタ・ブラバス、ビール、ワイン。
深夜2時にホテルに戻り、そのまま就寝。

 
12月20日(金) バルセロナは曇り

【ホテル・・・Cafe・・・Shop・・・マーケット・・・デパート・・・ホテル】


結局昨夜何も買えなかったので、飲み物と朝ごはんを求めてCafeへ。
こちらの朝ごはんはカウンターで、クロワッサンやデニッシュとコーヒー。
皆カウンター席で簡単にさっさと済ませていく。

そのまま歩いて
雑貨屋VINCONへ
ここはとても面白い。アイデア・デザインが面白い雑貨・家具がゴロゴロ。
特に2階の家具コーナーは最高。個人的にはパンの袋で作った人形が気に入った。

その後は洋服のMANGOとZARAをはしご。ロンドンに比べるとはるかに安い。
こちらで30ユーロのものはロンドンでは30ポンドする。つまり、数字は同じだが、通貨価値が違うので
ロンドンではかなりお高くなってしまう。こういう仕組みだったのかぁ、と。

次に食料品を求めて
Mercat de la Boqueriaマーケットへ。
ランブラ通り沿いにある。ここのramos(tel 93 317 99 95)はハムやチーズの店だが親切でよかった。
ここでハム・チーズ、オリーブ、サーモンを買う。

そのまま歩いてカタルーニャ広場の
El corte Inglesエル・コルテ・エングレスへ。
ここで水とバゲットを買う。

ホテルに帰って遅い昼食。

  オリーブ2種
たことオリーブの串
スモークサーモン
ハム、生ハム
チーズ2種。

そのまま食後の休憩で休んでいたら本格的に寝に入ってしまい
おきて時計を見たらなんと夜の11時。
そのまま寝ることにしたのでありました。

 
12月21日(土) バルセロナは晴れ

【ホテル・・・カテドラル前の市場・・・カテドラル・・・ワッフル屋・・・王の広場・・・Mercat de la Boqueria市場
 ・・・Colonの塔・・・Maremagnum・・・カタルーニャ広場・・・Mercat St. Antoni市場・・・蝋燭屋・・・ホテル】


よく寝る。朝ごはんはホテルで菓子パンを食べてから歩いてカテドラルへ。
      
中はさまざまな聖人が飾られて祭られている。その前にすごい数のろうそく。
ここの礼拝堂に座って、しばし無心の時を過ごす。もうすぐクリスマスなのだ。礼拝に来る人も多い。
2ユーロ払ってエレベーターでカテドラルの屋上へ。すごい眺めだ。

さすがクリスマス前とあって、話どおりカテドラル前はクリスマスの市がにぎやか
ここではべレン人形やクリスマスの飾りものがわんさか。
      
スペインではクリスマスツリーを飾る代わりにイエスの馬小屋での誕生のシーンを再現した
人形ジオラマのような模型を飾る風習がある(らしい)。
ちなみに上の2つの写真は、これ。左はカテドラルの中庭に飾られた模型。かなり大きかった。
右は、ガス会社の前に飾られていたもの。人形の大きさや規模はさまざまだ。

ベレン人形って言うのはこの模型の中のイエスやマリア、ヨセフ、羊飼いや3人の博士などの
登場人物の模型(フィギュア)のことをさす(らしい)。

このほかにここの市で売られていたものは、この木の丸太人形。
      
この人形、丸太に顔が書いてあり、必ず赤い鼻、赤い帽子をかぶっており、足が2本はえている。
店によっての手作りなのでしょう、顔はその店ごとにさまざまで、その店の人のセンスがうかがえる。
名前は「Tio Caga」というらしい。辞書で調べたらTio=uncle、Cagaの意味は載っていなかった。
ネットで調べたら、幼児言葉で「ウンチ」という意味らしい。
フランス語で「カカ」というとウンチなので、それに近いのかな。
おじさんウンチ??ウンチおじさん??意味がわからない。

そのまま歩いて王の広場へ。
途中でワッフル屋によって甘甘ワッフル・バナナアイスクリームがけを購入。
      
ここはあまり治安の良い場所じゃないらしいが、時間も早かったし危険な雰囲気はなかった。
画家の人が居て、一生懸命絵を書いていたり、演奏している人が居たり
でもカテドラルの周りの凄い人に比べて、やはりここはひっそりとしている。

途中歩いているときに、「牡蠣」の看板を見て、わくわくドキドキ。
生牡蠣を食す。おいしーい。昼からビール。
店の名前は「VILDSVIN(Ferran, 38/Barcelona tel 93 317 94 07)」
ここの店は雰囲気もよくスタッフも親切でよかった。

再び昨日の市場に寄って「タマゴ」を買い、Mirador de Colonへと向かう。
なぜ「タマゴ」を買ったのか。それは、ここに、あのコロンブスがいるからだ。
        
後ろのほうの塔の上に立っている人影が、あのコロンブス。
小さく見えるが実際は6メートルだか8メートルの大きさがある、らしい。
お互いタマゴを片手に記念撮影。指差す方向にはアメリカか?

そのまま海沿いを散歩し
Maremagnumの中をぶらついて再びカタルーニャ広場へ。
近くで焼き芋と焼き栗が売っていたので、喜び買って広場でもぐもぐ食べる。
辺りは暗くなってきており、いよいよ町の通りにもイルミネーションが着く。
このとき広場で、先ほどの巨大丸太人形を発見
      
みていると、この丸太人形を4人の子供たちが木の棒で何か歌いながら叩いている。
この人形の後ろのほうにはシートがかけてあって、叩き終わった子供たちはそこから紙袋をもらっていた。
中にはキャンディなど入っていたらしい。ますます、意味不明なこの丸太人形。
説明では、この丸太ウンチ人形はウンチの変わりにお菓子を出すらしい。

休憩後、今度はPelai通りをあがっていく。
そしてSt.Antoni駅の近くのMercat St. Antoniマーケットを発見。
ここはぐるりと衣類の店が周りを取り囲み、その真ん中に食料品の店が出る。
前のマーケットに比べて、こっちのほうがローカル色は強い気がする。

その近くでCERERIA ABELLA(Tel 93 441 09 07)というなかなかステキなろうそくの店を見つける。
      
とにかくかわいい。これはクリスマスプレゼントでもらったもの。猫。きれいでうっとり。

夕飯はBarをはしごする。ホテル近くのBarはなかなか良かった。
料金も良心的だし、そのせいか地元の人もかなり多い。

 
12月22日(日)バルセロナは晴れ

【ホテル・・・ピカソ美術館・・・カタルーニャ音楽堂・・・海沿いレストラン・・・ホテル】


まず電車で
ピカソ美術館へ向かう。
なかなかの見ごたえ。気がつくと3時間も過ぎていた。びっくり。
ここに私の大好きな「鳩」の絵がある。みているととても和む。
ほかに「青の時代」の作品も多く、連作も多かった。

そのまま通りを北上しPalau de la Musicaカタルーニャ音楽堂へ。
4時の英語ガイドツアーを逃したが、4時半のスペイン語に間に合ったのでそのまま入る
       
ここの内部は撮影禁止なので目に焼き付けて焼き付けて帰ってきたが、とにかく凄い。
内装がとても豪華で、特に天井のステンドグラスはすばらしい。
右の写真はそのステンドグラスの一部分だけなんだけど(絵葉書から拝借)、凄くきれい。
ほかに舞台周りの装飾もすばらしくて、とても明るく華やかでゴージャス。
出るのはため息ばかり。

うっとり気分で海沿いに散歩。
朝から何も食べていなかったので夏のときに行った
「EL REY DE LA GAMBA」へ。
その名も「えびの王様」。シーフードの盛り合わせなんかものすごいボリューム。

ここのおじさんは呼び込みが強引だが、感じは良い人。
ピンバッチを集めるのが趣味だというおじさんは、少し女好き。
多分、日本から何かピンバッチを持って行ってあげたら凄く喜ぶと思う。
帽子にたくさんピンバッチを付けているのですぐにわかる。サービスしてくれるに違いない。

夜、明かりがきれいな町の中を歩く。
    
通りごとに飾り付けが違い、これが道の目印になったりしてちょうど良いかも。
このイルミネーションもかなりな種類があって、見て歩くのも楽しい。
決して派手ではないけど、なんとなく神戸のルミナリエに感じが似ていると思う
静かで、きれい。

そういえば、今日はテレビでクリスマスの宝くじのようなものの抽選をしていた。
巨大なビンゴのような球状の網の中にたくさんの数字の玉が入っており
その中からビンゴのように数字の玉を1つづつ出していく。
もうひとつの入れ物には当り玉とはずれ玉が、これまたおびただしい数はいっている。
2人づつ、学校の制服を着た子供たちが何かの調子に合わせて数字を読み取っていくのだが
その読み方の調子がかなり耳に残るキャッチーな言い方で。
一人の子が数字を読み、もう一人が当たり玉を引くまでひたすら読み上げられる。

この日の当選番号「08103」
テレビで、当った人たちの喜びの姿が放送されていた。
日本とかだと宝くじ当ってもそんなに公表することはないが、
おそらくスペイン人の人は当ったことを隠すことが出来ないのだろう。
シャンパンを振舞い、胴上げし、泣き叫び、かなり派手に大喜びしていて、気持ちよかった。

 
12月23日(月) バルセロナ・フィゲレスはうす曇、私の心もうす曇

【ホテル・・・インフォメーションセンター・・・特急電車(1時間半)・・・フィゲレス・ダリ美術館・・・スーパー
 
・・・特急電車(1時間半)・・・サグラダ・ファミリア・・・露店市・・・スーパー・・・ホテル】

朝ちょっと早くホテルを出て、インフォメーションセンターへ。
フィゲレスにあるダリ美術館についての情報を得るためだ。
聞いたらやっているとの事だったので、そのまま電車で向かうことにする。

Passeig de Gracia駅からフィゲレス行きの電車の乗る。片道1時間半。
料金は往復で14.2ユーロ。
電車に揺られてはるばるフィゲレス到着は2時。

町はオフシーズンだからか、凄く閑散としており。
道しるべを頼りに美術館を目指す。途中の店もシエスタなのか、ほとんど閉まっている。

そしてついに美術館前に到着。
上がる階段からもうダリの作品があって、かなりドキドキしながら上へ。
       
ところが、ところが、トーこーろーがーーーーーーーーー。
なんとなく静かで建物の入り口付近も暗い。
イヤーな予感がしながらも入り口に近づくと・・・・閉まってる・・・・・・。
見るとクリスマスデーと祝日は休み、とある。その下に「月曜日休み」の文字が・・・・。
うっかりしてた。今日は月曜日だ。閉まった。やられた。わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・。
       
ここまで来て休み。もう、声が出ないくらいがっかりな私。立ち直れない。
というか、インフォメーションセンターのオネーちゃんよぉぉぉぉ、休みだなんて言わなかったじゃんかぁぁぁぁ

呆然と美術館を後にする私。気遣ってくれる"ともっち"。そんな彼女もきっと、かなりがっかり。
ほかにこの町には見るものはなく、しかもシエスタ時間とあって、店もほとんど開いていない。
仕方がないので食糧を買い込んで、再び戻ることにする。

すると、今度は電車がなーーーーーーい。
出かける方は気をつけてください。14:50のバルセロナ行きを逃すと電車は16:04まで、ありません。
早々電車の乗り込み我々。だって他にいる所ないんだもん。
       
やけっぱちでガラガラな電車内を楽しむ。いつも元気な"ともっち"。彼女のほうがまだ余裕だ。大人だった。

結局バルセロナに戻ったのは5時半過ぎ。そのままサグラダ・ファミリアへと向かう。
       
入館は6時までだったのでもう入れなかったが、ちょうどライトアップされており、きれいだった。

周りにクリスマスの市が出ていたので、そこをぶらつき、例の丸太人形と面白いベレン人形をゲット。
       
ベレン人形って、本当はキリスト誕生の場面だから、厳粛でまじめなものだと思っていたが
この右の写真のようなふざけたベレン人形も、ある。ちょっと見づらいかもしれないけど。
あまりハッキリ見えても嫌なんだけど。ウンチ人形とおしっこ人形。しかも、この手の人形の種類も多く。
店の人に何でこんな人形があるのかと聞いたら、「カタルーニャのユーモアだ」といわれた。
「贈り物に、最高だろ??」とまで言われて。そりゃそうだけどさぁ、いいのかねぇ。

そういえば、前の日に散歩していた途中で、あるベレン人形の模型を見たのだけれども
その時に"ともっち"が、ズボンを下ろして、むこう向きに座っているおかしな人形を模型の隅に見つけたのだ
それが、このウンチ人形だったとは。後から知って、かなり大うけした我々だった。

ゴシック地区を散策しているときに、結構面白い店を見つけた
EL INGENIO(6 Rauric/Barcelona  tel 93 317 71 38)レイアール広場の近く。
いろんなかぶり物があり、さらに、とってもすごいおもちゃを見つけた。ふふふ、そのうちに公開。

途中スーパーによってチーズやらハムやらワインを色々と買い込み、ホテルに戻り夕飯。
       
ワインボトルをColonの塔に似せて、ベレン人形を飾ってみた。もう、すっごく馬鹿馬鹿しい。
大笑いして、ちょっとすっきりした。

 
12月24日(火) バルセロナは晴れ

【ホテル・・・ケーブルカー(地下鉄からそのままリンク)・・・モンジュイック公園・・・ミロ美術館
 ・・・リフト(片道割引き3.6ユーロ)・・・モンジュイック城・・・ロープウェー(片道割引なし7.5か9.5ユーロ)
 ・・・Torre de JaumeTで下車・・・グエル邸・・・レストラン・・・ピ教会・・・レストラン・・・カテドラル・・・ホテル】


イブ。クリスマス・イブ。
天気がかなり良かったので、Montjuicモンジュイックの丘に行くことにする。Paral-lel駅でケーブルカーに。
      
このケーブルカーは別に料金もかからず、そのまま地下鉄から乗れる。
時間も5分もかからない。あっという間。Pard de Montjuicモンジュイック公園に到着。

ミロ美術館へと向かう。特別展で「FERNAND LEGER」展をやっていて、それもじっくり見ながら。
この人の絵に、なんとなく私の描く絵が似ているような気がしてならなかった。
なんとなく、他人事には思えない、と言ったら良いのだろうか、そんな感じの絵。
特に鉛筆やペンで陰をつけながらの描き方は私も好きなので。
有名な人らしいので、どこかできっと見ていたんだろ。なんか不思議な感覚だった。

ミロのほうは、いきなり最初に巨大なタペストリーがあってびっくり。
      
この右端の小さい人が、私。壁一面。書いてあるわけじゃなくて、綱のような太さのロープで編んであるの。
いったい、どれくらいの重さなんだろうか、と。1トンどころじゃないんじゃないか、と。

他にはこんな様なものがいっぱい。絵もあったし、オブジェもいっぱいあって面白かった。
         
左の作品は「男の人」。屋上は天気もよくカラフルなオブジェがいっぱいで楽しい。
眺めも良く、ここからバルセロナの町がきれいに見えた。凄く気持ちが良い。

再び中に戻って、見かけた、以下の作品。いったい何を書いたと思われますか???
     
このように壁に並べられていた、一連の作品。ちょっと見づらいけど
白地のバックに細い線が1本書いてあるだけです。
この作品のテーマは「人間」。人間の形も究極まで極めると、こうなる、と。

たっぷりと見終わって気がつけば3時間経過。美術館を後にしリフトでロープウェー乗り場へ。
        
このリフトもとても眺めがよく。しきりにカメラを除く二人。本当に凄くきれいで気持ちが良い。
途中で駅らしきものがあったので、そこで降りれると思っていたらそのまま自動通過。
結局行く予定のなかったCastell de Montjuic、城に来てしまった。

まぁ、せっかくだから、見てみることに。ここがまた、スンバらしい景色が良いところだった。
       
ここにはMuseu Militar軍隊博物館とでも言うのだろうか、そんなのもあったけど中には入らなかった。
景色が最高で、しばし呆然と見とれる我々。天気も最高だったが、風も強かった。
       
ここには当時の大砲がそのまま残されており、その数が結構あってびっくり。
いったい、この大砲はどこまで届いたのだろうか、と。
さらに城の下にはバルセロナの工業地帯が広がる。その向こうには地中海。たそがれる私。

景色を満喫してそのまま歩いて1kmほど下にあるロープウェー乗り場まで歩く。
下り坂で歩いていく途中でやたらと猫を目にする。さらに斜面に住む浮浪者の家も。
そして、ストーリーキングならぬ、もろ出しでオナニーしている怪しい男性も。
・・・あまり、暗くなって歩くには良いところではないのかもしれない。

ロープウェーに乗って途中駅のTorre de JaumeTで下車。値段は高いが、眺めは良い。
安くいきたいのであれば、ケーブルカーで降りたほうが良いかな。

ここから最初、世界で1頭しかいない白ゴリラのいる動物園に行こうと思ったが、近い所なのでグエル邸に変更。
ちょっと迷いつつも途中でチュロスを買ってつまみながらグエル邸へ。
4時半だったが、この日はもうすでに閉まっていた。チケットが完売、と書いてある。
本来は6時までの予定なのに。入れなかった観光客が結構周りにいて、係員ともめている。

お腹が減った我々はそこを後にしてレストランへ。ランブル通り沿い。
ここは結構値段が高く、特に飲み物の値段が高い。観光客が入るからかな?
軽くタパスで食事をして、他のレストランを探して歩くうちに「ピ教会」を見つける。
中に入るとここにも聖人が数多く祭られていた。途中で締め出されるが、おそらく今夜のサービスの準備だろう。

カテドラルのサービスが23:30からと確認して、それまで時間をつぶすことにする。
新たにレストランEL CHOQUITO(tel 93 301 50 31)に入り、ここでイカ墨パエリヤを注文。
メニューには無かったが、言ったら作ってくれた。ここも観光客相手なのだろう。
でも店員は慣れているし、店もいやすい雰囲気。
真っ黒なパエリヤをつつく我々を、周りの客は好奇心の目で見る。へっへっへ、おいしいんだぞ。

23:00、少し早いが、カテドラルへ。クリスマスの特別サービスを受けに。
     
ライトアップされたカテドラルは、かなり美しい。今夜はこの近辺も人がいっぱいで、クリスマスと実感する。
中に入ると、もう始まっており、すでに大勢の人が座っていた。空席を見つけて我々も座る。
もちろんすべてスペイン語。賛美歌を歌い、「きよしこの夜」を歌って25日、クリスマスが明けた。
そのまま座っていたが、いかんせん、言葉がさっぱり。でも雰囲気は楽しめた。
イギリスの教会のサービスと違って賛美歌のセレクトも違うし、かなり地味な感じはした。

ナイトバスでそのままホテルへ。ロンドンと同じように電車が無くなってからは頻繁にバスがある。
しかもクリスマスなのに。これは便利。

ホテルに帰ると、なんと、部屋にホテルからのプレゼントが!!
      
予想外だったので、我々はかなり感動。しかもカードにはなんと5つの言語で「メリークリスマス」が。
シャンパンと、スウィーツの詰め合わせのかご。シャンパングラス。
そして"ともっち"からも猫のキャンドルたてのプレゼント。
なんとなく興奮気分で、そのまま絵はがき書きに没頭。眠気が襲ってきた頃、そのままバタン。
 
12月25日(水) バルセロナは晴れ

【ホテル・・・カフェ・・・グエル公園・・・ホテル】


今日はのんびり朝起きて。町はやはりとても静か。
今日開いてるサグラダ・ファミリアやカサ・バトリョに行くという手もあったが、
なんとなく"ともっち"の体調もよろしくないので、今日は休養日とする。

テレビでは白雪姫が。他にもヴァチカン市国のクリスマスの様子が中継されており、のんびり見る。

夕方。夕飯のバゲットを買うためにちょっとホテル近辺を散歩。
開いているカフェがあったので、そこでバゲットと菓子パンを買う。
そのままもう少し歩いてみることに。
すると、ガウディ設計の
グエル公園の道しるべが。そう、ホテルからそんなに遠くは無いのだ。

散歩ついでにちょっと行ってみることにする。距離は約1キロ。
とても暖かいので途中で上着を脱ぎながら。
グエル公園は坂道の上のちょっと小高い丘にある。入り口から、いきなりお菓子の家のようなかわいらしいお家が。
きっと、ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家もこんなんだろう、と思いながら中へ。

軽い散歩だったのでカメラを持ってくるのを忘れたのだが、夕暮れ時の眺めはまた最高で。
ここが昔、分譲住宅地だったなんて。こんな物に囲まれて暮らす生活は、どんなんだろう、とか。
ステキなタイルのベンチに座って、一休み。犬や子供があふれて、幸せなひと時。

ホテルに戻ってクリスマスな夕食。
      
この日のために買い集めたクリスマスグッズを並べると、うーん、かなりお間抜けな光景に。
右はひょうたんのような瓜の中にキリスト誕生の場面が小さな人形で再現されているもの。かわいいので買った。
     
この日のために持ってきたクリスマスクラッカーを鳴らし、中から出てきた小物とイングリッシュジョークを見る。
なかなか味わい深いイングリッシュジョーク。でも、訳の分からない物も中に。
とりあえず出てきた紙の王冠をかぶり、シャンパンを開けてクリスマスなディナーを一気にいただく。

このときのイングリッシュジョークというか、なぞなぞ。
1. What can you make that cannot be seen?
2. What did baby corn say to mummy corn?
3. What do you call a mischievous egg?
4. What creatures worry about their weight?

この1番と2番は答えはわかるのだが、3番と4番は、意味不明。
答えは次の通り
1. A noise.
2. WHere's popcorn?
3. A practical yoker.
4. Fish-they never go anywhere without their scales.
・・・理解できる方、教えてください。

 
12月26日(木) バルセロナは晴れ

【ホテル・・・カサ・ミラ(休館)・・・カサ・バトリョ・・・グエル邸(休館)・・・カフェ・・・ホテル】


本当に、相変わらず天気は良い。
ともっちの体調は相変わらずよろしくはないので、ゆっくり近場だけ回ることにする。

カサ・ミラは今日は閉まっているようだった。クリスマスデーしか休まないはずなのだけれど、不明。
       
それにしても、この建物の屋上はとても楽しい。眺めも良いけど。
通りを歩いていると、いきなりこんな建物がゴーンと出てくるんだもの。素敵だよなぁ。
ちなみにこの辺の
ガウディの作品は世界遺産に登録されている。
今年はガウディ生誕150周年を記念したガウディ・イヤーで、あちこちで催し物や特別公開があった。

そのまま通り過ぎて、カサ・バトリョへ。ここはそのガウディ・イヤーで特別に内部が一般公開されている。
本来は夏で終わりだったはずだが、好評だからか、そのまま2002年いっぱいとなり、
今日再び確かめてみたら、1月6日まで、休み無しで開いているという。さらに時間も夜8時まで。
       
この建物の中も撮影禁止だったのだけれども、もう、本当にびっくりな世界。
まず、四角い部屋というものがない。四角い窓もない、ドアも四角くない。四角いものは唯一、床の木のタイルだけ。
すべてが水の流れをイメージした流線型や丸みを持った形で、どうやってこれを組み立てたんだろうか、と
当時の工事に携わった人々の苦労というか、こんなのを設計できたガウディの鬼才、奇才。
本当に、びっくり、感心で鳥肌が立った内部だったのであります。
入場料も他に比べて高く(10ユーロ)、割引もきかなかったけど、これは、見る価値あり。本当に。
中に入ると英語で聞けるトランシーバーのような、電話のようなものを無料で貸してくれるので、
それを聞きながら。かなり詳しく中を見ることが出来る。

その後、再びグエル邸へ。でも、再び閉館。うーん、残念。
途中でハーゲンダッツの店によってアイスを食べながら。今日はかなり人が出ている。
でも閉まっている店も多い。レストランはほとんど開いていた。

早めにホテルに戻り、まったりと過ごす。夜、小腹がすいたのでBarでサンドイッチを買って食べる。

 
12月27日(金) バルセロナ・フィゲレスは曇り、少し雨

【ホテル・・・特急電車(1時間半)・・・フィゲレス・ダリ美術館・・・Pan・・・特急電車(1時間半)
 ・・・Shopまわり・・・ホテル・・・バルセロナ空港・・・GoFly航空(今はEasyJet)・・・ロンドン・スタンステッド空港
  Airbus・・・自宅】


ピカソを見て、ミロを見て、ガウディも見て、やはり、やはり心残りだったダリ。
やはり見ておかないと、ということで、再びフィゲレスへ。"ともっち"は、だるいなか着いてきてくれる。
ダリ美術館。こんなにも遠いのに、やはり気になって気になってしょうがない。

早めにホテルのチェックアウトを済ませて、荷物を預けたまま駅に向かい、特急電車に乗り込む。
フィゲレスの駅について、前に来たので道もばっちり、わき目も振らずに美術館までまっしぐら。
えぇ、もちろん開いていましたとも。やたぁやたぁ。喜び中に入る。

いきなり迎えてくれた、彼の巨大なオブジェ。野外に飾ってあるのだが、この中庭がまず凄い。
       
この車の中には人形もしっかり乗っており、外にはクラシックの音楽が絶えず流れている。

そのまま順番を追って中へ。すると、ここにも彼の作品が満載の巨大な部屋に。
          
左も巨大な絵。下にいるのがおばさんだから。かなりな大きさで圧倒。
真ん中は有名なだまし絵で、近くで見ると水浴びしている奥さんのGalaしか見えないのだけれど
遠くから見ると(かなり離れないと駄目だけど)、元アメリカ大統領のリンカーンの顔が出現する。
それが右の写真。もっと離れて見ると分かりやすいのかも。

後は有名な作品で、家具で人の顔を作ったもの。これも見たかった作品のひとつ。
      
うーん、近くからだと、鼻と唇がくっついちゃってかなり不細工だなぁ。
この唇方のソファはかわいかった。目の部分になっている絵は、町の風景画。
近くで見ると、何の変哲もない風景画なんだけど、遠くで顔の部分としてみると立派に目になっちゃうんだよなぁ。

他にも色々あって、ホントびっくり感心の繰り返し。
         
何気に日本の題材を使ったものもあって、左は羽子板を利用。他に屏風を利用した作品も。

でも残念だったのが、彼の写真の作品がなかったこと。実は一番見たかったのは、ダリの写真の作品なの。
猫や水や女の人やら、色々な物が飛んでいる写真や、自分自身のひげを使って取った写真なんか。
ヌードを組み合わせて骸骨の顔を作ったりしているものなどなど。昔見て、それ以来忘れられないでいる。
いったいどこに行ったら見れるんだろうなぁ。

満喫して再び電車でバルセロナへ。
バルセロナについて、最後のみやげ物の買い物。空港へは電車で移動。
さすがEasyJet。再び遅運。22:55発になってしまった。

帰りの電車はなんとなく不安だが、行ってみるしかないわなぁ、と思っていたら
日本人のご夫婦が声をかけてきた。聞けば住んでいる場所が近く、最悪タクシーで相乗りで行くことを約束。

ロンドンに着いたのはもう夜中の0:30。電車は最終が23:30だったらしい。もうこの時間では、走っていない。
バス乗り場まで行ってみると、ものすごい人でごった返している。
先ほどのご夫婦がバスの予約をしているということなので、一緒に並ばせてもらう。
運良く4枚分のチケットをゲットしていただいて、何とか1:25のバスに乗ることに成功。
良かった。もしご夫婦に助けられていなかったら、おそらく朝の始発まで空港で待っていることになっていた。

家に着いたのは午前3時過ぎ。疲れはしたが、無事、部屋に到着。
そのまま実家に電話。メールのチェックをして、バタンと寝る。
こうして、スペイン旅行は無事に終了しました。うぃ。

******今回かかった費用(9日間)******

ホテル  一部屋1泊70ユーロ×8泊÷2人=280ユーロ
航空券  ロンドン-バルセロナ往復=60ポンド
その他の交通費(ロンドン・バルセロナ)=約25ポンド+約20ユーロ
食費・土産・入場料=約200ユーロ

合計 約500ユーロ+約85ポンド=日本円で約8万円
まぁまぁ、かな。

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