Angeliqueの実家へ (2002年1月)


彼女の実家は、のどかな田舎町。周りにはブドウ畑がずーーーっと続き
その中に彼女の家はある。

ちょうど私が行ったとき、1月の第一日曜日で、「ガレットの日」だという。
「ガレットの日ってなんだ?」と思って、いや、そもそも「ガレットって何??」という次元だったんだけど
お母さんも一生懸命英語で説明してくれたのだが、いまいちその物のイメージはわかなかった。

そんな疑問を残しつつ、ついたその日の昼食はお母さんお手製の「ロールキャベツ」
Fabが大好物なんだそうで、私もいっぱい食べた。あとはハーブのサラダ。
そして、ワイン。昼からワイン。良いのです。

この辺りは「ロゼ」のワインが有名らしい。
特にお向かいさんの家のロゼワインは最高なんだそうで
いつも空になったボトルを持って行って、詰めてもらうんだそうだ。

そういうAnの家にも「秘密の扉」と呼ばれるものがあり
何かと思ったら、なんと地下のワイン倉に続く階段だった。
こういうワイン貯蔵のための地下室がこの辺の家にはどこにもあるんだそうだ。

で、おやつの時間。例の「ガレット」
正式名は「ガレット・デ・ノハ(こう聞こえた)」直訳は「王様たちのガレット」



もともとはキリストの誕生を知った3人の博士がベツレヘムを訪れ
お祝いの贈り物をしたという1月の6日のキリスト教の逸話が元らしい。
で、このガレットはとても楽しい食べ物なのだ。
というのも、このガレットのどこかに、「Feve フェーベ」と呼ばれる小さな人形が隠されており
それを見事食べ当てた人がその日1日王様になれるのだという。

これは周りはパイ生地のようなクロワッサンの生地のような感じで
中にアーモンド味のクリームというか、生地というか、スポンジの柔らかいのが入っている
これを食べる人数分に切り、いっせいに食べて、見つける。



ちなみに、私、当ててみました(笑)。記念の撮影。
王冠をかぶって、この日は私、王様になりました。
で私の右手に持っているのがその人形。拡大してみるとこんな感じの物がケーキの中に。



このときの人形は「ジュリアス・シーザー」・・・最近は歴史的に有名人が多い、らしい。
今でも大切に持ち歩いている。


この日の夕食は私にとって初めての「Raclette」
大感動だったわけですな。で、早いうちから飲んでいることもあって、
なんとなく皆とも打ち解けて、かなり楽しくなっているころでもあった。

英語でも書いたけど、このご両親は英語が話せない。というか、かなりちょっとしか話せない。
しかもこの頃FabもAnも、あまり英語が話せたわけではなく
そんな私もフランス語は全然分かんなかったので最初はどうなるか,と。

そんな心配もぶっ飛び、おいしくおいしくいただいたのでありました。



彼女の家の周りは本当にのどかで。
次の日の朝早く起きて皆で散歩。ブドウ畑の中、寒かったけど天気もよく。

次の日、私とAnで中華な夕食を作りご馳走することに。
みなアジア料理は好きだが、今まで作ったことはないというので
簡単な焼きビーフンと、バンバンジーと、シュウマイ。プラウンクラッカー。

本当にぺろりと食べてくれて。安心したし嬉しかったぁ。
ホント、今考えると、どのように話していたのかはわからないが、
いろいろな話をし、ここでAnが妊娠していることを知るのであった。

衝撃の事実に、驚きそして喜ぶ私。
皆的には女の子がほしいそうだ。
そしてもし女の子だったら名前を「Sheene シーナ」にするんだ、と彼らがいった。
私の名前の響きが好きなんだってさ。なんか、とっても光栄な私。にんまり。

ここで、ふと、私の頭に???が。
・・・彼らって、結婚してたんだっけ・・・?????

でも、もういまさら聞くわけにもいかず、とりあえず祝いの宴となり。
食べ過ぎ飲みすぎで,彼女の実家を後にしたのでありました。

 

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