日本語教師

日本語教師についての独りゴチ
日本語教師というのは、その名の通り、日本語を教える教師、先生。

この日本語教師、今の日本ではまだ法律的には資格が必要な職業ではないけれども、

募集要項などを見てみると、ほぼ、資格のようなものが定められており、そうなる日も近いかもしれない。



(財)日本語教育振興協会が決めている日本語教師の「有資格者」条件は下記の通り。

1. 4年制大学において日本語教育に関する主専攻を修了し、卒業した者。
   (関係科目45単位以上)4年制大学において同副専攻科目を修得し、卒業した者。(関係科目26単位以上)

2. 日本語教育能力検定試験合格者
   【日本語教育能力検定試験】(財)日本国際教育協会が主催している試験。大学副専攻程度の内容。
   20歳以上なら誰でも受験可能。試験は年1回1月実施。

3. 4大卒または高校の教諭経験者で、かつ規定を満たす420時間以上の養成講座を修了した者。(民間養成講座でもよい。)
   *420時間は4大卒が条件

4. その他(4大卒業後1年以上勤務した者。短大または専門学校卒業後2年以上勤務した者。)

でも、これらもあくまで協会が決めていることなんで、これに法的な力は、まだない。

ちなみに、私や"カツラ"はこの「3」の条件を満たしていることになる。



で、この条件を満たしているからすぐに仕事があるかというと、、あぁ、あるといえばあるし、ないといえば、ない。

これは、どこで働くか、どんな条件で働くかという事によって変わってくるので。

アジア諸国、日本国内では仕事は比較的見つけやすいが、ヨーロッパでは、非常に難しい。

アメリカ、オーストラリアも、比較的仕事はあるほうだという噂も聞くが。それでも大体、いままで経験を求められる。

そう、どんなところでも、まず求められるのは、資格条件も大切だけど、まず、経験。

経験がある人で、前の職場からレターをもらえる人だったら、ほぼ、どこでも働くことが出来る。



では、どんなことを教えるか。それは、日本語。もちろん。

いろんな教え方があると思うが、英会話学校やそのほかの語学学校と、そんなに違いはない。

まずそのレッスンで取り上げる単語や文法を教えて、それを使った練習・アクティビティをする。

基本的に日本語だけで教える「直説法」(英語の場合は「英語」のみ。これは、ほとんどの英会話学校で行われている教え方)と、

他の媒介語(その地域の言葉、アメリカ、イギリスなら英語とか、フランスならフランス語とか)

を使って教える、いわゆる日本の学校の英語の授業のような教え方の2種類ある。

"カツラ"はこのうちの「直説法」で教えている。はず。これだと、世界のどこに行っても教えることが出来るから。



日本語が話せるから、日本語が教えられるか、というと、まぁ、ある程度は教えられるだろう、と私は思う。

そういう人たちが教える日本語は、会話(口語)の日本語で、実践的である。

友達同士なら、全然差し支えないし、旅行で日本に来る場合でもほとんどそれで問題は、ない。



しかし、ある程度日本語が分かってくると、学習者(日本語を勉強している人)の頭に「なぜ?」が浮かんでくるようになる。

その「なぜ?」をうまく説明するためには、普通の人では、ほぼ、無理。例えばね、これを説明できるだろうか。

一部の人にとっては有名な問題だけれども(笑)。「馬鹿な息子」と「馬鹿の息子」の違い。「川を泳ぐ。」と「川で泳ぐ。」の違い。

あと「私は花子です。」と「私が花子です。」の違い。「雨が降るらしい」と「雨が降るそうだ」と「雨が降るようだ」の違い。

これを「なんとなくのニュアンスで違う」などと説明してはいけない。なぜ違うのか、ということを教えないと。

ここで、『日本語教師』の登場となる。こういう勉強を、日本語教師は、する。

また、ビジネスの場合も、日本語教師でないと、教えるのは大変。「敬語」はどの国の人にとっても難しい問題で。



もっと詳しく「日本語教師」について知りたい方は、この
リンク集へ行ってみてください。

「日本語オンライン」の心構えと「基本情報の教師入門」を見れば、大体分かると思う。

そこでは難しいこと書いてあるけど、そんなに厳しくはないと思うので。うん。


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