ベレン地区


リスボンの街の中心から少し離れた所にあるベレン。
市電か列車で行かないといけないんだけど、まぁ歩けない事もない、のかな
テージョ川沿いに沢山の見所が集まっている




市電からドどーんと見えるジェロニモス修道院
この前は広場になっており、かなり広くて大きい
これは大航海時代の反映を象徴する大建造物だ
中は大きな礼拝堂があって、決してきらびやかではないけれども迫力は凄い




これも大きな「発見のモニュメント」
高さが50メートルを超え、大航海時代にかかわった偉人たちが両側に掘られている
その先頭に立つのが、航海王子と呼ばれるエンリケ王子
エレベーターで上まで上がると、かなり眺めがいい展望所になっている




これはベレンの塔。なんかゲームに出てきそうな名前だと思っていたんだけど
これは川を出入りする船を監視する為に作られた要塞
5階建てで1階は牢屋になっている。水牢。なんか怖い感じ
水の牢屋って、いったいどうなっていたんでしょう、水攻め?矢田なぁ。見ようと思ったけど暗くてよく見えない
3階から王族が住んでいた部屋になっている

かなり急な螺旋階段が続く
意気が上がる二人。他の人も皆ハァハァしながら階段を上る

中には隠し廊下のような細長い廊下があったりして



これなんて人が一人横向きになってやっと通れる位
この先に何があるかというと、小さな部屋がございまして



こんな感じ。監視部屋に通じる廊下
でもなんであんなに狭いんだろう
あんなに狭かったら、確かに攻め込まれてきても一人づつしか通れないし
さらに横ばいで攻撃なんて出来ないから守りやすかったんだろうか、とか
色々考えてしまう、内部構造

ちなみに世界文化遺産に指定されている、らしい、ほほぉ

 


ベレンの人形


ポルトガルの教会をあちこち見て

果たして「人形」と呼んでいい物なのかどうかは分からないけれども、あえてここでは人形と書く

ふと思ったんだけれども、こちらの教会には聖人の人形がとても多い
それはまるで日本のお寺にある仏像と同じなんだけれども
きちんと洋服を着たり飾りをつけた人形

たとえば大理石で彫られた像は見たことはあったんだ
でもそれは服を着ていないし、色もついているわけではないし
なんていえばいいのかな、たとえばこの写真



その聖人がどんな格好でどんなお顔をしていたのかが、よく分かる
ひげや髪の毛もある。目の色も、分かる
着ている服からも当時の事が分かったりとか
しかもこの洋服も豪華でとてもよく出来ているし

あとは、ある場面を現したジオラマのような人形を配置したセット



これを見ていて、ふと思い出したのはスペインのクリスマス
スペインではクリスマスに、クリスマスツリーを飾るのではなく、このように人形を飾って
イエス誕生の場面を再現する

で、このときに使う人形の事を「ベレン人形」と呼ぶ
・・・・・ひょっとして、このべレンって、ここの事だったんだろうか
きっとそうに違いない。でも、どうして人形を飾るようになったんだろう


教会のたびに気になってよく見ていたんだけど
やはりポルトガルの教会は、聖人像を祭っている所が圧倒的に多かった
子どもだったら怖いのかもしれない。リアルな像が多いので。

これはスペインに行っても同じだった。
衣装を着たり、彩色された聖人の人形が祭られている。
でもイタリアに行くと、だんだんこの人形は見かけなくなってくる
代わりに壁には一面豪華な絵が描かれ、その中央にイエスの十字架の像はある

国によっても教会の内部はだいぶ違う。
今回のたびで、我々は聖人の特徴からこの人は誰、と分かるようにまで、なった
そしてもう一度、旧約聖書と新約聖書をきちんと読んでみたいと思った

それを知っていると知っていないとでは、ポルトガルの美術をどれだけ楽しめるかに
大きな差が出てくる。つまり宗教関連の作品が多いので、
これは聖書の何の場面と知ってみるほうが、それは面白いに違いない
泊まっていたホテルに聖書がないのが残念だった。結構ホテルには置いてあったりするのにね

 


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