スペイン独りゴチ旅行記


旅行日程

2002年8月2日(金)〜8日(木)  6泊6日


移動ルート

8月2日
ロンドン・ガトウィック空港 →(飛行機)→ Spain Alicante空港
Alicante空港 →(タクシー)→ 
Torrevieja (4泊)

8月6日
Torrevieja →(車)→ Alacante駅 →(列車)→ バルセロナ・サンツ駅 (2泊)

8月8日
バルセロナ空港 →(飛行機)→ ロンドン・ガトウィック空港

*AlicanteとTorreviejaは発音がイマイチよく表せないので
(近いのがアラカンテとトルビアカだけど、ちょっと違う)、そのまま書くことにしています


旅行目的
同行者一同と楽しく過ごす、自分の意見はちゃんと言って通す
ビーチで小麦色。そして、ビキニ
おいしいもの(特にシーフード)を一杯食べて、ビーチでビール
バルセロナを自由に楽しむ


旅行費用
航空券 120ユーロ+179ポンド
バルセロナホテル代(2泊分) 75ユーロ
移動交通費(列車・タクシー・レンタカー) 約100ユーロ
食事代 昼=5ユーロ、夜=10ユーロ程度

 

旅行記

前半(Trreviaca)へ      後半(Balcerona)へ      結果と考察へ

 


旅行1日目  8月2日(金)  夜7時半、スタート

飛行機が「夜10時45分発」ということなので、この日はただの移動日。

皆でタクシーで行くため、カレンの家に7時に集合。この日の詳しくは8月2日の日記に独りゴチていますので。 
 
→独りゴチの日記へGO!!

 


旅行2日目  8月3日(土)  天気=うす曇

あんなに夜更かししたにもかかわらず、10時前には起きてしまった。あづい。寝汗びっしょり。

ここの家には、クーラーがなく、家での唯一の頼りは扇風機のみ。でもそれは夜には他の部屋に行ってしまうので

夜の我々の部屋の頼りはとても小さな「冷風機・・・???」のような物。夜だからといって、窓を開けるわけにはいかず。

だってすべての窓にシャッターがついており、それを閉めなければならない。防犯のため。

だから部屋の中=空気は動かない。温室。蒸し風呂。あづい。ということになってしまうので。

窓が開けばねー。夜はかなり冷えるので、窓さえ開けば快適な眠りが。

しかし開けたら「泥棒さん、いらっしゃーい」状態。これは恐ろしい。"トゥインク"と"ブライ"はすでに泥棒にあっているので用心固し。


暑かったのもあるし、外で「魚」の話をしている人の大声を聞いたからで。それは"ブライ"と近所のおじさんだったのだけれど。

もそもそ起きだしたが、まだカレンたちは寝ているらしい。何もすることがないので、"ミキ"と近所のマーケットへ行くことにする。

ちょうど朝ごはんもないし。散歩がてら。今回初めての外出で、心はちょっとウキウキ。


このマーケットはこの辺りで毎週土曜日に開かれているらしい。1キロ近い道路の両脇に色んな店が並ぶ。

衣料品、野菜、果物、オリーブ、デリカテッセン、パン、お菓子、花、カバン、小物、魚、飲料などなどなど。

二人でぶらぶらしながら歩く。で、途中でいい匂いとともに「鳥の丸焼きカー」を発見する。

その「鳥の丸焼きカー」とは、おそらく見た目は普通のトラックだ。中型トラック。で、その荷台の部分が上にガガァッと開く様になっていて

開いたその一面が全部グリルになっている。で、1メーターぐらいの鉄の棒1本に5つ刺さった丸鳥くんたち。そんな棒が20本以上。

所狭しと掲げられ、それぞれの棒がぐるぐる回転している。で、焼きあがった者から棒がはずされて、その場で箱に詰められる。

つまり、トラックの荷台部分で100匹くらいの丸鳥くんが同時にくるくる回って調理されている。しかもとってもいい匂い。


最初、"ミキ"と横目で通り過ぎたが、やはりその誘惑には勝てず。結局並んでそれを朝ごはんにすることに。

丸鳥1羽500円なり。それにパンとビールを買い込み、マーケットの端っこの方に行って道路に座って食事。

若い女の子がビール片手に、鳥の丸焼きを手でほじくっている姿は、決して魅力的ではないが、微笑ましかったようで。

その頃には天気も良くなり、太陽が顔を出し、青空の下で、とってもステキな朝食をとった。


食事も終わり、いったん家に戻る。その頃には皆起きていて、これから朝食を食べに行くという。

我々はそのまま家に残り、再度着替えて再びマーケットへ。そこで"ミキ"はサングラスを、日本の話題でだいぶ値切って買うこと成功。

後々、ちょっと問題になるこのサングラス。かなりデザインがかっこ良くて。帰りに果物を一杯買い込む。大きなスイカを抱えて家へ。


家に着き、鍵を開けようと思ったら、なんと開かない。ガチャガチャかなり二人で健闘するが、開かない。

見かねた近所のおじさん、助けに来てくれる。開け方のコツを教わって、ひとまず家の中へ。ウキウキでスイカを冷蔵庫にしまう。


その後、
Torreviejaのセントラル(中心地)へ移動。街中を散策。後日のための旅行会社の場所を探して見つける。バス停もチェック。

海沿いの道を散策。小さな露天がいっぱい出ており、見ながら歩く。するとひときわ眺めのいい場所に。

そこには猫公園の様な物もあり。ドドーンと広がる地中海をバックに写真を取りまくる。

と、その時。突然蜂に刺されるハプニング。親切な人の案内で薬屋に向かい、薬をゲット。何とか大丈夫みたい。


その後スーパーに行き、当分の食糧を買う。"ミキ"と面白そうな食料(というかつまみ?)と、スープとビールを買う。

夜の夕食は8時過ぎに出かける。夕食をいきなり「中華はどう?」といわれて、少々戸惑う我々。

だって、「せっかくスペインに来たんなら、そりゃ、スペイン料理ではないの?!」なんて、思いつつ、ダダをコネ。スペイン料理へと行く。

この辺が、イギリス人的感覚なのかもしれない。その土地の料理には余り関心を示さない(特にこの方々は)。


そこは"トゥインク"お気に入りのとても混んでいるお店で。店員がいい人たちらしい。やっと座り、注文。

でもこのお店、スパニッシュではなく、なんだろうか? ただの西洋? でも彼らはスパニッシュだと思い込んでいるらしいが。

パエリヤもなく、シーフードも少なく。いわゆるスパニッシュな料理が、メニューには見当たらない。

"ミキ"と「スパ二シュ・・・?」と首をかしげつつ、それでもお店のお勧めメニューという魚料理をおいしく食べる。


帰りに夜の街を散策。似顔絵かきなどのアーティストがたくさん集まるところで、あちこちですごい技が繰り広げられている。

そのうちの一つで、私も似顔絵を書いてもらおうと並ぶが、"カレン"の足がもう限界でギブアップ。家に帰る。


"ミキ"はしきりに「パエリヤ」を食べたがっていた。明日こそは、食べることを誓って。

夜、"トニー"と"ブライ"と"トゥインク"たちで外でビールを飲みながらゆっくりする。夜はとても静かで。涼しくて。最高な気分だった。


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旅行3日目  8月4日(日)  天気=晴れ

相変わらず、朝起きると汗びっしょり。暑い。朝昨日買ったスープを試す。美味しい。

今日こそはビーチへ行く気満々な我々は、朝から支度を始める。カバンにタオルを持って、日焼け止め塗って。水もって。

でも、賛同者は我々以外なし。なんだかちょっと肩透かしな気はしたが、まぁ、それぞれ楽しむことに。

途中ビーチまで車で送ってもらって、落っことしてもらう。一応待ち合わせ場所は確認したが、お互い携帯を持っていないので

少々不安ではあった。まぁ、何とかなるわね。住所は一応持ってきたし。


いざビーチに来て、暑い日差しの中、場所を探す。すごく混んでいて、なかなか落ち着くところが見つからない。

しかも、アジア系な顔をしているのは、どこを見ても我々だけ。見事なくらい周りは白人のみ。黒人も見かけない。

だからとっても目立ってしまう。別に悪い気はしないけど、なんかじろじろ見られるので、気になってしまう。

日本の「ガイジン」の気分がなんか分かった気がした。「ナンダよぉ、私たちだって、焼くんだよぉ」と心の中で反抗し。


自分達の持ってきたちっちゃナタオルに横になり、日光浴。私は今回、ちょっとだけ焼こうかなぁ、と思っていたけど

あまりに強い日差しにちょっとビビリ、日焼け止めを一生懸命塗ったくる。一方"ミキ"は慣れたもので、オイルをぬりぬり。

彼女の日焼けスピードはものすごく。自分でも言っていたが、すぐに黒くなる。「赤」という過程が、彼女にはない。

私はその事実を眼のあたりにした。確かに、来て30分もしないうちに、彼女はもう黒くなっていた。

逆に私は日焼け止めが塗り足りなかった「鼻の頭」が赤くなるという最悪の状態に。トナカイ。悲しい。


ビーチにはたくさんの人がいる。そのほとんどの人たちはみな涼しい顔をして横になっているのに、

なぜか妙に汗ダラダラな我々。しかも下は砂だから、体、顔、いたるところが砂だらけ。

なぜ周りの人たちは汗かかないんだろう?? と本当に不思議に思いながら、やはり体質が違うのかなぁ、と落ち着く。


あまりに汗だくなので、砂と汗を流すために海に入る。実は以前に地中海を見た事は何度もあったが、入るのはこれが初めて。

だって今までは仕事でしたから。まさか添乗員自ら水着で入る訳にはいかないので。しかも夏じゃないし、来たの。

ちょっと感動を覚えながら、海の中へ。波は全然なく。まるで琵琶湖のように波がない。水は暖かく。

ぷわぷわと漂っていたら、すぐ横をおばあちゃん2人が水浴びしていた。こっちの人はお年よりも平気で水着ですから。

下手したらおばあちゃんで、ビキニですから。すばらしいことです。さらにトップレスなんて事も。若いんです。


2時になり、お腹がすいてきたのでレストランへ。さすがに今回はパエリヤを食べたくて、レストランを物色。

ビーチのテーブルを見つけて、そこに座る。パエリヤとビールを注文。店員英語が話せない。でもジェスチャーでOK。

もうね、このときのビールの美味しさったらないよね。パァーッと二人で空けてしまったので、今度はピッチャーで頼む。

で、「パエリヤ」登場。"ミキ"にとっては初パエリヤ。シーフードではなかったが、味はなかなか。チキンかな?

しかも皿に取り分けられた形だったので、あの鉄皿の形を見る事はできなかったが、それでも大満足なランチであった。


食後、のんびりしていると、横のテーブルからお誘いが。何でもリトアニア人とクロアチア人らしいおじさん方とかわいい男の子。

飲み物、また食べ物をたくさんご馳走になり、アイスまでゴチになり。楽しいひと時のようだが。

このとき、我々はスペイン語はわからず、英語しか話せない。で、彼らは英語が話せず、スペイン語しか話さない。

つまり、お互いの共通言語がない状態で。3時間ほど。何をどう話していたのか?幸い男の子が少しだけ英語ができたので。

所々訳してくれたが。しかもこの男の子、てっきりこのおじさん達の連れだと思っていたら、なんとこのレストランの息子だった。

しかもすごい商売上手。飲み物、食べ物、アイスクリームなど、とてもうまいタイミングで勧めてくるので、おじさん達もその通りに。

しかもおじさん達、財布まで渡しちゃって、大丈夫なのかなぁ、と思ってたら、どうやらここは友達の店らしい。

そんなリトアニアのおじさん、財布の中身を見せてくれた。は、半端ない数のお札。オイオイ、ちょっと持ちすぎじゃ・・・。

彼はスペイン語で、「わが祖国リトアニア」と「スペインで今暮らす自分」について語ってくれた。何となく大意はわかった。

やはり、アルコールってすごいのね。ホント、分かんなくても分かるんだよっていう、超矛盾状態。と、また感心しながら。


待ち合わせの時間になり、次の日5時にまた会う約束らしい物をする。よく分からないのですが。

でもこのレストランの男の子が「早く行け(逃げろ)」見たいな感じで助けてくれて、我々は最後まで感心して帰路に着く。

待ち合わせは、ちょっと間違えちゃったけど、無事会うことができる。良かった良かった。


このあと夕飯前に"カレン"の別の家を見に行く。彼女はここに3つの家を持っているらしく、そのうちの1件。

でもなんだかとってもインチキくさい住所、説明。住民に聞いてもわからない住所に散々迷い、結局セキュリティカーに先導され

ようやく着いたところは、まだ工事中のなんともお粗末な家。「騙された・・・」と誰の頭もよぎったと思うが決して口には出さず。

このことに彼女もカンカンで、明日不動産に行くという。ウン、その方が懸命だ。


この日の夕飯は中華。もうお腹一杯で、ど〜でもよかった我々は、スペインでの中華にOKを出す。どうせ食べないもん。

とか言いつつ、点心とスープヌードルを二人でシェアする。

ホントに満腹で家に帰り。また寝る前に"トニー"と外で少し飲み。やはり落ち着くよなぁ。

でも彼はここは静か過ぎるのだという。ウン、確かに。夜の娯楽が何もない。まぁ、こうして飲むのはとても気持ちいいけどね。


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旅行4日目  8月5日(月)  天気=晴れ

ホントに毎日いい天気。また暑くて目が覚める。あづい。

今日は"カレン"たちも街に行く(不動産の件で)というし、我々も明日のバルセロナ行きの切符を取らなければならなかったので。

今回バルセロナに行くのは私と"ミキ"だけ。そして"ミキ"はまたここに戻るが、私だけそのままロンドンに帰るので

つまり私は今日が皆との最後の日になる。"トニー"の運転でいきなりハプニング。まぁ、何とか無事だったけれども。

セントラルについて、そこで別れて我々はまず銀行へ両替の件。日本円を持っていたので。

でもなかなかやってくれるところなく。何とか両替して、次に旅行代理店らしき店へ。

店の人、かろうじて英語が通じる。助かった。スペイン行きの列車の手配を済ませる。順調にチケットゲット。

でもバスに関しては、明日乗るときにという指示。ちょっと不安だが、バスターミナルを教えてもらい、チェックする。


雑務は終わり、待ち合わせ場所に行くがまだ誰も着ていない。噴水のところでしばらく待つが全然来ないので、

我々だけで店に入ることにする。またパエリヤで選んで入ったが、ビールとピザを注文し、食事。

途中で彼らが合流。ビールを飲み、再び別行動へ。買い物をしようと思っていたが、時間はすでに2時過ぎ。

しまった、シエスタタイムだ。ほとんどの店が嘘のように夕方6時まで閉まる。


仕方ないので、また海沿いの道へ向かい露天を見ながら歩く。しばらくベンチでのんびり。海を見ながら。

で、堤防のようになっているところを歩いて先まで行ってみる。すぐ横には遊園地。

ヨットハーバーに波が来ないように作られたもので、そこは全く波がない。風景が見事に「逆さ富士」のように写るくらい。

見ると浅そうなので入ってみる。小さな海の生き物達にビビリながら、急に出てきた波にもビビッて上がる。

また持参のタオルを引いて、日光浴。気持ちがいい。ちょっと寝てしまった。


待ち合わせの時間なので、待ち合わせ場所に向かう。一度家に帰る。

今日も水着でやる気満々だった我々は近くにあるプールへ行く。そんなに広くはないが、とても深い。

私も沈んだので、おそらく2メートルくらいあるのでは??近所の高校生ぐらいの若者達が来ていて、なにやらイチャイチャ。

「なんか、いいよなぁ、こういう時期・・・」と横目で見ながら。トニーが持ってきてくれた鍵で帰る。


私にとって、ここが最後の夜になる今日の夕食は、念願のスペイン料理。

"ミキ"と「パエリヤ」をシェアーする。ビールにパエリヤ。ここのパエリヤはちゃんと鉄の皿で目の前で取り分けてくれた。

でもまだおこげがいっぱい残っている。"ミキ"が「おこげ」をほじくってくれたおかげで、私も美味しく頂く。


食後、また夜の芸術家どおりにくりだし、今日こそ書いてもらう。スペイン語と英語を話すその絵描きさんは、白黒で私を書いてくれた。

「リクエストは?」というので、私は「フラメンコを踊る私」とすごく迷ったが、「パエリヤを作る私」と注文。

で、書いている途中で「中国人か?」と聞かれ「日本人だわい」答えると、実はその絵描きさん、日本に行ったことがあるらしい。

私の絵の中にも日本チックな物をいっぱい書いてくれた。最後写真まで撮ってもらい。いい記念に。


"ブライ"がなんと明日の朝、我々を「Alicante」まで送って行ってくれると提案してくれる。やったぁ、いい人だよ、ホントに。

最後の夜なので、"カレン"も遅くまで起きていた。まぁ、他にもちょっと新婚さんが喧嘩したってのもあったんだけど。

お別れのあいさつをしてから、その後"トニー"と"ミキ"と3人で静かにビールを飲む。

"トニー"と別れのあいさつをしてからベットへ。


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旅行5日目  8月6日(火)  天気=晴れ

朝6時前、"ブライ"の運転で"ミキ"と一緒に列車のAlacante駅に向かって出発。ちょうど日の出直後で。

空の色がとてもきれいで。窓の外の風景もきれいで。快適でステキなドライブ。

が、Alicanteに近づくにつれて、信じられない渋滞。ちょっと時間が気になり始める。

でも早めに出てくれたおかげもあり、駅に無事到着。彼とお別れし、駅へ。


朝ごはんをとってなかったので、ファーストフードっぽい店に入り買う。しかし、ここでも英語が通じず。

英語メニューで何とか注文。生ハムサンドと水・コーラを買う。


この日乗った列車は特急「EULOMEO」で、5号車。11と12のシートはちょうど車両の真ん中でテーブルを挟んで向かい合う感じ。

早速買った朝ごはんを食べ、4時間半の列車のたびの始まり。ガイドブックなんか見たりしているうちに、途中のバレンシア駅に到着。

よく列車なんかで、到着前に音楽が流れてアナウンスが入る場合があるけれども、この列車も同じで、到着前に音楽が流れた。

しかし、この音楽が、なんと「スターウォーズ」のオープニングのテーマ曲。

あの「ジャジャジャジャーーンジャーーン、ジャジャジャジャーーンジャーン・・・・・」の。これがいきなり流れてきた。

それでアナウンスは「バレンシア駅〜」みたいな。いったい何があるのだろうか、と。この曲で列車を降りていく人たちは

何か特別な使命があるように思えてきて、かなり大うけ。ぜひバルセロナ駅でも流れて、この曲で列車を降りたいと思った。


途中爆睡もし、ゆったりすごして昼の2時過ぎ。やっとバルセロナ駅に到着。期待していた降車音楽は違ってがっかり。

まずは荷物を起きたいので、地下鉄でホテルへ。駅には順調に到着。しかし、これは都会では良くあること、

地下鉄を上がったとたんに、方角が全くわからなくなる。どっちが北かがわからずに、通りがかりの人に聞く。

何かを尋ねるとき、まず最初に「あなた、英語が話せますか〜?」と聞かなくてはならない。

バルセロナの人たちはたいてい「少しなら」と答えてくれる。確かに質問を聞き取ってはもらえるのだけど、

いざ説明を聞くと、何を入っているのかほとんど分からない。つまり聞けはするけど、話せないことが多い気がする。

でもとても親切な人が、全体を通して多かった。必死になって説明してくれるので、我々も悪いなぁと思って聞くのだが

結局わかった説明は少なく。助かった場合も多いが。でも、聞いてくれようとする気持ちがちょっと嬉しかったり。


何とかホテルに到着し、部屋をチェックイン。これが、値段の割りにホントにいい部屋で。眺めは最悪だがツインベットで

クーラーあり(無いとこが多いのよ)、セキュリティ・ボックスもあり、バスタブあり。きれいじゃないの、いいじゃないの。

部屋でちょっと休憩、今後の予定を立てる。アウトレットのいい所があるというので、まずはそこに行くことに。


ガイドブックを頼りにいざそのバス停を探すが、これが見当たらない。いろんな人に聞き、散々捜し歩いたが見つからず。

バスの時間が過ぎてしまい、あきらめたが、結局どこにあるのか分からずじまい。謎。


仕方が無いので、近くをぶらぶらする。ちょうどカタルーニャ広場が近く、そこのデパートに行ってみることにした。

地価の食料品売り場へ行き、そこの食料品でウキウキ浮かれる我々。今晩飲むビールとか買って、いったんホテルへ。


ちょっと小腹が空いたので何か求めて再びホテルから外に出る。近くにオープンカフェ風の所があったのでそこに入る。

そこでビールとタパスを2品、チョリソーとジャガイモフライソースがけみたいなのを頼み、軽く食事。

ホテルに戻り、TVをボーっと見ていると、ケビン・ベーコンと、メリル・ストリープが出ていた映画、邦題「激流」だったかな?

それがやっており、それを何となく見てしまう。結局最後まで見てしまい、外での夕食は止め、もうこのまま飲むことにした。

絵葉書を書き、明日の計画をちょっと立ててから寝る。久々にクーラーのかかった涼しい部屋での就寝。最高。


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旅行6日目  8月7日(水)  天気=晴れ

相変わらずいい天気。ちょっと早めに起きて、シャワーをあびる。

TVをつけると日本のアニメ「ベルサイユのバラ」がスペイン語でやっている。フランスが舞台の日本のアニメをスペイン語放送。

ちょっと複雑で感動しながら見てしまう。その後はやはり日本のアニメ「キャプテン翼」のスペイン語放送。

よく聞くと、登場人物たちの名前が違っている。聞き取れたのが、日向小次郎が「マルコ」らしき名前で呼ばれていたこと。


9時前にはホテルを出て、まずはカタルーニャ広場へ。そのままランブラス通りの市場へと向かう。

まだ市場は開ききっておらず、準備中の店が多い。その中をちょっと歩き回って、朝ごはんを食べることにした。

市場の食堂みたいなところで。生ハムサンドとコーヒー、生ジュース、アスパラとナスのソテーを食べる。


食べ終わって再び市場の中を歩き回る。ここは肉、野菜、魚介類、チーズ、果物、香辛料、お菓子、パン、乾物など、

見た目も楽しく興味深い店が多い。写真をあちこちでこそこそ撮る。


市場の後、ずっとランブラス通りを下海のほうへ下り、レアル広場からゴシック地区へと入る。

途中でかわいい店を見つけたりしながら、王の広場へ来てしまう。そのままカセドラルへ。中を見学し、

表の方に出る。ピカソが書いたというデッサンを見つけ、その後トイレを借りるためそのビルへ入る。トイレ貸鍵制。

その後「ZARA」のセールを発見。私は鼻息荒く物色。かわいいポンチョを見つけて買ってしまう。¥3000くらい。へへ。


近くの店をぶらぶら見ながら歩く。昼ごはんを食べるためにメトロに乗り海岸のほうへ。イカ墨パエリヤのお店。

そのレストランを探して歩く。そのレストランはホントに海の前。まだ時間が早かったので、ビーチの方へ行く。

「水着持ってくれば良かった〜」と後悔するくらい、いい天気。しかもここのビーチはとてもきれい。海の色が真っ青。

しかも波が結構ある。そしていたるところでトップレス。老いも若きもカップル同士でもトップレス。

水着は無いが、ビーチに座り、のんびりと海を眺める。今度、この近くに家を借りるぞ、と決意したりして。

そんな我々のまん前で水着に着替えだすお姉ちゃんがいたり。トップレスで歩き回るすごい美女グループがいたり。


ちょっと海に入ってみようということになり、ズボンをめくってサンダルに買い物袋を持って波打ち際へ。

こんな格好で海に来れてしまうなんて。いいところだよなぁ、ホント。


時間になったので、レストランへ。でもメニューを見てちょっとビビリ。結構高いぞ・・・・。

結局止めて違う店にすることに。来るときに通過した、陽気なおじちゃんが客寄せやってる店に入ることにする。

メニュー散々悩んでパエリヤとガルシア風タコとビールを注文。トマトがこすり付けてあるパンが出てくる。シンプル、でも美味しい。

ビールを飲み、で、出てきたパエリヤ。結構な量があり、頑張って食べる。

ここの主人はやたらに調子がいい。日本人だといったら「名前を漢字で書いてくれ」といわれる。

すると横にいたスペイン人の家族。その人も名前を書いてくれと言われる。うち解けて少し話をする。


食後、再び海に向かって歩く。ビーチをまた裸足で歩き、端から端まで歩ききってしまう。

ホントにどこまでも歩いてもいいような。気持ちよさ。


その後メトロに乗り、サグラダファミリアを見学に行く。入り口はかなり混んでおり、1時間ぐらい並んだか?

その後中に入ってもノロノロで、結局全部見終わるのに1時間半もかかってしまう。

一度ホテルに帰るが、なかなか昼食が重かったせいか、お腹がすかない。

ホテルでつまみ飲むことに決め、昨日買った色んなつまみをじゃんじゃん開ける。


まずは、タコの缶詰。これが、パッケージと全然違い、かなり複雑な味で、なんと表現したらいいのか分からない二人。

口直しにオリーブ缶を空け、ムール貝の缶詰も空ける。これは、美味しい。

その後生ハムもあけて、美味しさ堪能。でも真昼間から飲んでいるせいか、かなり眠気限界。

気が付いたら、もう眠っていた。不覚。


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旅行7日目  8月8日(木)  天気=曇り→雨→大雨→晴れ

今日はゆっくり寝坊する。起きてみると、今回初めて、暗い朝。

外に出てみると、雨。初めての雨。しかも、かなり寒い。我々二人とも傘がなかったので、朝っぱらから傘探しの旅となる。

ホテルの人に傘の店を紹介してもらい行ってみたが、売り切れ。で、次の店を紹介してもらったが、ここにもなし。

雨はますますひどくなる。結局ぬれながら歩いてやっと売っていそうな店に入る。無くても雨宿りしようと思っていたら

あった、ここに傘があった。赤と青の傘を1本づつ買い、安心して外へ。そのとたん、皮肉にも雨は小ぶりに。

こういうものよね。あると、振らないのよね。そのうちに完全にやんでしまった。我々の手元には大きな傘が1本ずつ。

お荷物な事この上ない。でも悔しいので、私はその後ロンドンまで持って帰ってきたけれどもね!



カタルーニャ広場までずっとグラシア通りを下る。まずは昨日行ったランブラス通りのマーケットに行って、生ハムを買う。

その後デパートでお土産用の食料品を私は買い、また買い物とウロウロ。そして昼食をとる。


通りの真ん中にあるオープンカフェで食事。ビールを飲みつつ。パスタとピザ。

で、ここのジョッキはとても大きい。小さいサイズも多分700ミリリットルで大きいけれど、大きいサイズはおそらく1,5リットルぐらいある。

我々は、最初大ジョッキにしようかと思って横の客を見たら、あまりの大きさだったので小さいサイズの方にしたのだが

そうとは知らないアメリカ人ファミリー4人が大サイズのコーラを2つとビールを1つ、さらに小サイズのビールを注文してしまった。

そして出てきたサイズに4人で唖然。口がふさがらないといった感じ。それを見ていた我々も笑ってしまったのだが。

「あなたたちもちょっとこれ半分飲まない?」なんて話しかけられて。なんか一緒に同情してしまったり。


私たちが帰るとき、まだその家族は飲み切れてなくて、頑張ってやっと半分。「御武運を」と声をかける。

ホテルに帰り、預けておいた荷物を受け取ってから、駅へ。

"ミキ"はそのまま来たときの列車でTrreviecaに戻り、私は空港へいってロンドンへ戻る。

途中で乗る路線を間違えて、ちょっと冷や冷やだったけど、無事に到着。"ミキ"を見送って私は空港へ。



今回利用したのは「Easy Jet」という格安航空会社。無事チェックインを済ませたときに、その受付が「出発は夜10時に変更です」と。

ちなみに今はまだ4時半。ちなみに乗る便は5時半発の予定。なぜにそんなに遅いのだ??

「何かの間違いでしょう?」と思ったのだが。「いえ、10時になりました」と。

そんな今から6時間近くも空港で待つのはしんどいので、もう一度バルセロナの中心まで行こうかなぁとも思ったけれど

「出発時刻の変更は予期できない」なんていわれ方すると、じゃ、また変わるかもしれないんじゃない、ってことで。

仕方なく空港で待つことに。途中仲良くなったオランダ人の女の子とお互い監視でベンチでグースカ寝たり。

結局飛行機はこの日10時半にようやく出発。ロンドンについたのも夜11時半過ぎ。電車が心配だったので乗り場まで皆で走り

何とか電車に乗り込む。で、家に着いたのは夜中の1時を過ぎていた。


なんか最後に来たーって感じだったけど。でも無事に家に着いたし。遠足なんかでもね「家に着くまでが遠足です」。

これでやっとスペイン旅行が無事に終了いたしましたとさ。ちゃんちゃん。


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結果と考察    

目的についての反省 

同行者一同と楽しく過ごす、自分の意見はちゃんと言って通す・・・仲良く、うまくやった。80%達成

ビーチで小麦色。そして、ビキニ・・・小麦色には程遠かったがちょっと焼けた。「トナカイ」になってしまった。ビキニは着た。60%達成
          
おいしいもの(特にシーフード)を一杯食べて、ビーチでビール・・・かなり満喫。イカ墨パエリヤを逃した。80%達成

バルセロナを自由に楽しむ・・・かなり臨機応変に動いた。ガウディの「グエル公園」雨で見れなかった。80%達成


その他の結果、考察、反省

短い日程の割りに、かなり濃い内容&人間関係(苦笑)。この後の"ミキ"の健闘振りが目に浮かぶようです。


Torreviejaはまだまだ新しいリゾート地で、これからって所なんでしょうな。だから施設が充実している訳ではないし

まだまだ工事中の家は多いし、とにかく中心部に行くと駐車場が無くて大変。皆、路上駐車だけどその場所すらない。

しかも止まっている車のおかげで道は細くなるし。

でもビーチはすごく多いし、ゴルフ場もたくさんある。つまり、ホントに金持ってる人が楽しめるところって事で。

そのうちにカジノ見たいな場所なんかできたりするんじゃないのかな?とにかくまだ発展途上中。


やはり夕食は、私はレストランではなくBarのような飲み屋でタパスの食事の方が好きだな。色々食べられるし。

昼にパエリヤを食べておいて、夜は違う物をたくさん種類つまむ。その方が楽しいと思う。

で、美味しい飲み屋をもっと探しておくべきだったかな。結局、純スパニッシュな飲み屋には行けなかったので。


夜の過ごし方。我々はデパートで安く買ってきた飲み物とつまみで楽しんだけども。これも一つの方法。

あとは週末はスペイン村の方ですごい規模の不思議な噴水ショーをやっている。そんな感じで夜のイベントを

もっとチェックしておけば、色々楽しめると思う。ただ危険はつき物なので、タクシー移動とか。少々値が張ってくる。


ホテルは三ツ星にして正解。安全性が高く、サービスもしっかり。きれいだしクーラーついてるし。

この「
Astoria Hotel」はネットで見つけたんだけれども、本当によかった。文句なし。


電車(
RENFE)はとても快適。長距離バスもあったのだけれど、それだと9時間かかるので、短い日程なら移動時間のロスが大きい。

飛行機もあったけど、これはちょっと高いので。値段3倍するし。やはり電車かな?予約は直接旅行会社に行ってとる。

ネットでオンラインでも調べることは可能だけど、肝心の予約のときに何かのID番号が必要となり予約ができない。


メトロは色別に分かれており、かなり分かりやすい。バスは今回利用しなかったが、併用すれば、かなり自由にまわれる。


今回美術館周りを全然しなかった。面白い美術館は多いので、次回行ったときはそれで回ってもいいかな。

こんな風に、一度に全部回ろうとしないで、次に行ったときのお楽しみを作っておくのもいい方法だと思うのね。

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