トレド TOLEDO


ここは、トレド。私の強烈な希望で、今回コースに入れた。

マドリッドからはバスで向かった。

寝台列車でゴトゴト8時間。マドリッドに着いて、そこから地下鉄でメンデス・アルバロ駅へ。

マドリッド南バスターミナルから約1時間。料金も安い。30分おきに出ている。

バスはとても快適。マドリッドの街の中を走り抜け、畑が増えてきて

途中から急に高台が見えてくる。全体的に薄い茶色の街、それがトレド。



Rio Tajo(タホ川)にぐるりと囲まれた、高台にある中世雰囲気そのまま残る街。

昔、ローマ時代から要害の地として知られていたそうで、昔から文化交流の中心地だったという。

宗教的にも交流の地。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教が何となくミックス。

小さな町なのに教会があちこちにある。ここのカテドラルはまた荘厳ですごかった。

スペインのキリスト教の凄さを、また痛感した感じ。



修道院もいくつもある。

サン・ファンデ・ロス・レイエス教会には巨大な礼拝堂があった。



とにかく街中が高台にあるから、眺めはいい。


で、坂道が多い。リスボンに引き続き、坂道で筋肉痛な我々。

さらには車が通れないほどの狭い道路が張り巡らされている。

つまり、町全体が路地、迷路のようなのだ。

地図を持っていても、当然迷う。



初日の日。まずはホテルを探すのに迷いまくった。

普通、大きなカバンを背負って地図を片手にさまようなんて

外国の町では絶対にしちゃいけない事だし、怖いことなんだけど

でも、ここトレドはそれでも全然危険を感じなかった。



やっとの事でホテルを探し、チェックイン。時間があるので少し町をぶらつく。

地図を持っているのに、目的地に着くことが出来ない。

ふと周りを見てみると、皆地図を片手に迷っている感じ。

でも小さな街だから、迷ってもそんなに深刻じゃない。



迷ったらとにかく空を見上げる。細い路地から、カテドラルの高い塔が見える。

それで方向を確かめたりした。

最終日には慣れて、何となく分かるようになったけれど。



天気はよかったけど、風が冷たくて耳が痛かった。

何となく、初めてでも全然緊張しない暖かい雰囲気の町。

ゆっくりしたい時にはいいところかもしれない。

今回もここに着て良かったと思った。

残念だったのは週末と月曜日にかけて行ったので、全体的に閉まるのが早い。

カテドラルにはタダで入れてラッキーだったけど、みんな4時半には閉まってしまう。

夜が長いんだよねー。まぁ、その分色々と話が出来ましたけど。

 


食べ物


トレドにはレストランが沢山ある。

たまたま泊まったホテルの近くに、いい感じのバーがあったので、そこで夕食を食べる。

カズにとっては初めてのスペイン料理。

私のとっては久々のスペイン料理。相変らず安くて美味しい。

ビールを飲みつつ、つまみにいくつか料理を注文する。

地元の人も来ているらしい。

何となく店の前に、それを示すステッカーが貼ってあったりもする。

まるで京都の「一見さんお断り」みたいな感じ。

でも、私たちのことも歓迎して受け入れてくれた。



もちろんホテルで飲む。

近くに市場もあったので、そこでビールを買い、つまみに生ハムを買う。



ビールはもちろんサン・ミゲル。コレってスペインビールなのか?と思いつつ

スペイン人の友達の家に行くといつもコレなので、何となくスペインのイメージが強い。



昼にはランチセットを食べた。

結構なボリューム。2ディッシュとデザート、飲み物がついて10ユーロ。

イギリスと比べて、もうべらぼうに安い、感じがする。



で、このデザート。凄まじく甘くて、凄まじくボリュームのあるものだった。

 


ホテル


今回泊まったホテルはインターネットで探した、Carlos Vというホテル。

スタッフも英語が堪能、とても感じがよく親切だった。



内装がとてもキレイで、凄く感じがいい。バスルームもここが一番良かった。

窓からはトレドの街並みが広がり、窓のすぐ下にはトレドの日常をのぞくことが出来る



市場も近く、街一番の大きな通りにも近く

で、料金も一部屋で60ユーロちょっと。ここは良かった。絶対にお勧め。



ホテルの窓から見た夕日。またきたいな。

 


おまけ


中世の街だからか、昔の要害だったからかどうか

なぜか武器屋サンが多くある、トレドの街。



こんな感じで刀がいっぱいあるし、鎖鎌みたいなのも売られているし

中世の甲冑なんかも。で、その中に必ずある、日本刀。

上の写真でも左側のは全て日本刀。



あと、ここトレドでエル・グレコの絵をまじまじと見る。

なんでもここで創作活動に励んだそうで、彼の家もあったりなんかして、

彼の美術館もあったりなんかして。

それまで名前は知っていたけど、あまり意識した事はなかった

でも、本物の絵を見ると、なんか、青いパワーを感じる。

ここに来たおかげで、私もカズも彼の作品はすぐに分かるようになった。

学習学習。

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