あぁ、偉大なる中華料理 いまや、中華料理のレストランがない国なんて、どこにもないんじゃないだろうか。 そのくらい、世界のどこに行ってもある「中華料理」。 ここイギリスでも、その人気・勢力は絶大だ。 考えてみると、中華料理とイギリス料理は、まるっきり正反対の料理だと思う。 イギリスでは、大きな塊を長時間オーブンでじっくり調理するのが基本。 かたや中華料理は細く薄くスライスした材料を、トップコンロで短時間で調理するのが基本。 あまりに正反対なので、最初かなり受けたようだ。 まず、中華料理には「歯ごたえがある」とイギリス人の友人は言う。 そう、イギリス料理に、基本的に歯ごたえは存在しない。野菜もクタクタになるまで茹でる。全てが柔らかい。 だから、中華料理の「クリスピー」な食感は、とてもカルチャーショックだったという。 前にも書いたが、イギリスで、日本のような「薄切り肉」は売っていない。 基本は「塊」。大体小さいサイズで500グラム。鶏肉はササミか丸ごと(丸鳥1羽)。この選択肢しかない。 一番薄い肉が、日本の「とんかつ用」くらい。だから、自分で「肉野菜炒め」を食べたいと思ったら まず肉の塊を買ってきて、それで自分でスライスしていくしかない。かなりな手間だ。 しかもこっちのナイフは切りにくい。というか、相当良いナイフじゃないと、肉がうまく切れない。 私は日本から「三徳包丁」を持参した。まったく、すばらしいものだね、この日本の包丁は。 ある中国人の友人宅に行ったときの事。彼女らは「揚州」の出身だが、そこで料理を作ってくれた。 彼女らが作る料理は、もちろん中華料理。でも、今までそういえばレストランでしか食べたことはなく こういう普通の家(家庭)で食べるのは初めて、作るのを見るのも初めて。 まずは全ての材料を細く切ることから始まるのだけれども。彼女いわく、材料は「細長く」が基本なんだそうだ。 そのほうが炒めやすいし、見た目もいい、とのこと。へぇ。 で、強火が肝心。イギリスの場合、部屋によっては電気コンロが基本なので、それはとってもいやなんだそう。 火の加減がしづらいから。うん、それはよく分かる。 そして、食事の時にスープは絶対に欠かせない。これは日本で言う「朝の味噌汁」と同じくらい。 そして基本は3つのおかずに1スープ、ご飯、そしてザーサイなどの漬物。 食べるもの全てが、きちんと中華料理の味がするんだよね、いや、当たり前って言えば当たり前だけどさぁ。 ただなんとなく、今までは「クックドゥ」を使ってしまうことが多かったので。それじゃ駄目よね。 ということで、ここに友人から中華料理の作り方を教わることになった訳である。 |
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