1月の独りゴチ(前半)
いよいよ2003年スタート

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1月1日(水)お正月なのに倫敦は曇り、雨、大風、大雨そして曇り、小雨

年が明けて、一折挨拶もして、12時前に蕎麦も無事に食べて。
ここで、打ち合わせていた、大人のお年玉ならぬプレゼント交換。
皆の嬉しそうな顔をご覧ください

外では花火の音がする。エジンバラの花火大会がにぎやかだ。
今年は倫敦の中心はどうだったのだろうか。すごい人で道路も閉鎖されたようだが。
やはりテロに警戒して、トラファルガースクエアでのカウントダウンは中止とは聞いたけど
それでもすごいたくさんの数の人が中心部には繰り出したに違いない。命知らずめ。

夜中も3時を回る頃、次々と沈没。私も沈没。
ということで、早い者勝ちのベッドへとふらふら向かう。

朝。8時頃にたぶん目が覚めていたのだと思う。横を見たら"チルチル"がいた。
10時頃、ボケボケと下に下りていくと、もう"ケイやん"や"リョウ"が起きていた。
台所でまったりとコーヒータイム。そのうちに"けいこ"が起きる。

朝、「FRENDS」のDVDを見ながら。なんとなくお腹がすいて持ってきたアゴをかじり
なんとなくお雑煮の用意をしつつ、ヨモギ餅と豆餅を焼く。
ここで雑煮について、みんなの見解が分かれる。さすが、皆出身地とともに
雑煮の中身もばらばらだ。今回は何処にも属さない、独立した雑煮に決定。

材料も豚肉、白菜、大根、にんじん、しいたけ、ねぎ。そして丸もち。
出汁はカツオにしいたけがすごくよく出ている。それにしょうゆで味付け。
かまぼこと栗きんとんを飾り。数の子も出して、日本酒ではじめる。

今年の抱負の宣言。皆、がんばるぞー。

ゲームを始めて。まったりと時を過ごし、夕方5時に切り上げ。お疲れ様でした。
その帰り道。"トモ"に誘われ、そのまま彼女のお宅へお邪魔する。ふふ、新年会はしご。
大家さんで同居人の"ドン"、"タン"、そしてその友人の"エマニュエル"と"ニコル"。
皆とても気さくで明るくて良い人たちだ。

"トモ"の部屋で、"チルチル"と二人で
顔パックの体験。まるでエステ。ゆったりリラックス。
これは顔が持ち上がるような感じで、終わったあとはお肌つるつる。新年早々良い感じ。

エステ後は、"ドン"のおいしいご飯が待っており。
ラム肉のロースト、ポテトパンケーキ、サラダ。デザートにフルーツサラダ。
かなりおいしかった。あれだけお腹いっぱいだったのに、3人ともがつがつ食べる。
ここでもシャンパンを開け、日本酒も開け。お寿司もあったりして。うーん、満足。

満喫してからお礼を言ってバスで家へと向かう。次回は土産を持参で。
これからは少し節食をしないといけませんね。太り気味です。というより、暴飲暴飲暴食って感じで。
そんな反省を二人でしつつ。

 
1月2日(木) 倫敦は曇り時々強烈日光 そして小雨

本当に、倫敦に来て毎日灰色の空しか見ていません。
でも、やはり今年もそんなに寒くはない。やはり温暖化なのでしょうか??

今朝は実家からの電話で起こされた私。向こうの夕方は、こちらの早朝です。
いい加減に気付いてください。しかも新年会打ち上げ後でやっとゆっくりだったのに。

弟のヨーロッパ周遊についての打ち合わせ。質問はカバンの大きさについて。・・・・・。
心配性な弟と、口では言ってないが心配&興奮高まる両親。
で、旅行に関しては予定がきっちりしているか、もしくは本当に行き当たりばったり放浪型が好きな私。

早速ネットでどうなるか考えて見まして。いやぁ、結構熱中してしまった。
今考えているのはポルトガルのロカ岬→トレド→マドリッド。
その後、後なんだよなぁ。何処につなげよう。

私としてはフランスのニースに行きたいと。そっち周りだったらもしくはモナコだって行けるジャンと。
でもそこまでの交通が高い、もしくは安いけど時間が膨大。イタリアにも抜けられるけど
20時間かけてミラノは、きっと死んでしまうので、いったんロンドンに戻ってこようかな、とか。
・・・もう、しばらくはこんな贅沢な悩みは持てないだろう。・・・ひょっとしたら一生。
楽しんで、悩もう。うん。

夕飯は久々にカレーを作ってみた。
辛かったのでトマトを入れたら、入れすぎてなんだかカレーじゃなくなった。

新年の挨拶送り。一人づつ打たせていただきました。
でもキーボードで打っているうちにこれもかなり大変じゃないか、と。手書きとどっちが早いかな。
本当はアナログで手書きが大好きだけど、なかなか実行も出来ない。
まぁ、送った瞬間に向こうに届いている、というのは、いやはや便利です。
ということで、メールではございましたが。すみません。今年もどうぞよろしくお願いします。

 
1月3日(金) 倫敦は曇り晴れ

朝起きて、シャワーを浴びようと思ったら、先客。
で、その先客が出るのを待って入ろうと思ったら、またまた先客。
で、その先客を待っていたらもう一人。・・・おかしい、多すぎないか??
そんなこんなしているうちに、私が入る頃にはお湯が出なくなった。
・・・最悪。まったく、もう。

ということで、汚れついでに、残っていた部屋の部分を掃除。
本棚近辺を整理整頓。出てきた写真や手紙に見とれて、かなり無駄に時間を費やす。
でもお宝(お金その他めぼしいもの)はあまり出てこなかった。

昨日のカレーになり損ねたカレーを昼ごはんで食べる。
ちょっとパスタでソースみたいにしてみた。おりょ、おいしいんでないの。

引き続き、ヨーロッパのルートを検索、考える。
私ってこういうのは好きなのかもね。個人旅行のわりに、かなりきっちりコースが決まっている。
まるでツアー並み。だから所々ちゃんと考えないと、後何をしないといけないのかが混乱する。
ホテルはほぼ予約を入れたり問い合わせたりして。AIRも同じ。後は返事待ち。

夜は久々に読書をして過ごす。
あまり読んでないなぁ、本って。いけないいけない。
ともに借りた「プロジェクトX」の名言集。あのNHKのやつ。
かなり面白い。きっとこの番組は後で「ビデオorDVDライブラリー」となるに違いない。
そして、私なんかは全巻集めてしまうに違いない。

 
1月4日(土) 倫敦は久々に気持ちよく晴れ 後半は当然曇り

いやぁ、久々に見た倫敦の青空。
あまりに気持ちが良いので、見返りさんたちを日光浴させる。
彼らは今は分裂を繰り返して5体になった。

再びヨーロッパルートの考察。
返事がいっぺんに返ってきており、どこから手をつけたら良いのか分からなくなる。
まずはAIRを手配し、その後にホテルを決める。

"chabokiyo"と電話。どうやらお互いにオンしてすれ違ったらしい。
彼が前に送ってくれた"kamakama"邸底抜け忘年会の写真があったのだが、これがサイズが大きすぎて
さらに私のPCでは編集も出来なくて、お預け状態になっていたことを相談。
頑張って小さくして送ってくれたのだが、
その過程がなかなか面白かった。ご苦労。

夕方"とも"に電話。ローマのホテルについて。
今まで、私は仕事でツアーバスでしか周った事がないので
いざ個人でいくとなると、交通の便の良いところに泊まりたい。でも治安が、と考えたりして。
まぁ治安で言ったらマドリッドが一番やばいか。

色々アップしたい事はいっぱいなのだけれども、時間が間に合わない。
明日当りぼちぼちのっけていこうかな。

今夜こそ、夢を。良い夢を。

 
1月5日(日) 倫敦はまた晴れ でも寒ーーー

今日はパリからあのFabが来るので、一緒にいとこのソフィも来るので、
Waterloo駅までお出迎え。1:58分に到着とのことなので、バスでのんびり出かけることにする。

バス停で、予想外に待たされて、Victoria駅に着いたときにはもう1:50。
あらあらあら、と地下鉄に乗り換えて向かうと、もうEUROSTARの乗り場はものすごい人でごったがえる。
あわてて彼らを探すけど、何処にも居ない。
よく掲示板を見てみると、今、午前11:00着の電車がついたところだったらしい。

・・・ってことは、またストライキか?故障か??
駅員に聞いてみると、かなり怒りながらも親切に教えてくれて
Fabらの電車は3時半過ぎにつく予定、あくまで予定、らしい。
何だ、ということになり、いったん街中まで出て待とうかとも思ったけど
いつ来るのか、正直分からない所もあったので、駅でコーヒーを飲みながら待つ。
カバンの中に入れてきた本が役に立つ。

3:30過ぎ。にわかににぎやかになり、ドドドッと人が降りてきた。
聞いたらブリュッセルからの電車、とのこと。
なぁんだ、と戻って待ってると、またすごい人。
あわてて出たら今度もブリュッセル、とのこと。
またなぁんだ、と思って戻ろうとしたら、パリのも一緒についているとのこと。

何だよ、アナウンスしなかったジャンか、と思いつつあわてて出口のほうへ。
そこにはもうすごい人で、こりゃ探すのは無理だぁ、と思っていたけれど。
この日にかぶって行った、目印の真っ赤な毛糸の帽子が目だったらしく
私よりも彼らのほうですぐに見つけてくれた。

久々の再会。途中でテレフォンカードを買って滞在先や家に電話をしたが、どこも留守。
そのまま駅のパブへといって、ビールで乾杯。
そこで私からのお土産と彼からのお土産の交換。
彼はとても
ステキなワインを2本。赤と白。うひひひひひひ。
どちらも、ボルドーでございますことよ。

夕方になってそのまま電車で彼の最寄り駅まで見送る。
ゾーンは4。うーん、通うには、ちょっと大変なのかな。でも良いところだと。

家に帰ってヨーロッパツアーのホテル最終確認。
メールはまだ戻ってこず。うーん、どうしたんだろう??
夜に実家に電話。きっとあたふたに違いないので。
色々諸事情を伝える。入国カードに「学生」「無職」は厳禁。タバコの依頼と、
持ち物のアドバイス。

結局今は倫敦のセールなので、セール真っ盛りなので、
多少足りないものもこっちで買ってしまえ、と。安いし、自分への良い土産にもなるだろうし。

 
1月6日(月) 倫敦は晴れ

すばらしい、ここんとこ、倫敦で太陽が見れる!!
でも、冷え込みは益々。特に天気が良いということは、熱もそれだけ早く逃げるということで。

今日は朝から色々と動き回ってみた。
まずロンドンにあるスペイン列車(RENFE)の予約カウンターに行って
寝台車の手配。
そのあと空港のカウンターまで行って、航空券の手配。

ポルトガル航空なのだけれど、チケットは発券できないって言われた。
わざわざ空港まで来たのに。
何で???って結構色々文句言ってたら電話番号教えてくれたけど、
かけてもつながらないし。しぶしぶ戻ってくる。こうなったら本部に苦情だ。

帰り道、弟のためのエアーベッドと寝袋を借りに"ともっち"宅へ。
久々の彼女宅、たっぱり、広いなぁ(ため息)。
私のうちが狭すぎるのか。

お菓子やサラダをハムなんかとつまみつつ、彼女のドイツ旅行の感想を聞く。
うーん。人生色々。男も色々。女だって色々。
せっかくドイツに来たのだから、楽しまないとね。

そんなドイツ話題をしていたら、私のドイツの友人からメールが来ていた。
噂をすれば・・・かな。
ありがたい。ぜひぜひ遊びに行きますとも。そしてアルトビール 再会だぁ。

夜、最後の電話を実家に。色々聞いて、あとはもう、何とでもなれって感じで。
大丈夫です、彼一人でもこれますがな。

 
1月7日(火) 倫敦は朝のうちは雪、時々太陽、おおむね晴れ

再び倫敦らしい天気となりまして。恨めしい限りです。

最近夢見が悪くて、ア、初夢は無事に見ました。2日の夜に見るということを除けば。
でも、あまり良い夢ではなく。悪い夢だったら、言いふらしたほうが良いのでしょうが。
あまり言いふらせる内容でもないので、こっそりと言いふらすことにします。

今日はセンターにあるTAP(ポルトガル航空)のカウンターへ文句を言いに行ってやろう、と
朝からいそいそと支度をして、鼻息荒く出て行こうとしたのだけれど
玄関に私宛の郵便物。見たらTAPから。しかも、重さ的に、航空券みたい。

開けたら、やはり航空券。なんてこと、送れたんじゃないの。
webサイトでは「15営業日前じゃないと送れないので、取りに来て・・・」といっていたのに
私が受けたコンファームのメールにもそう書いてあって、住所が書いてあったのに。
5日に申し込んだから、えっと、2日で、家に来た。速い。
怒っていた気持ちもシュンとしぼんで、今はごめんなさいね、って感じ。
でも、送れたんなら送りましたってメールをしろ、と。
こうしてたらい回されて「航空券が何処にあるのか、知らない」なんて返答すんな、と。
まぁ、でも無事に届いたので、すべて水に流すことにする。

こうなったら、部屋の最後の大掃除。
今日は洗面所もなんとなくきれいにして、始めて来た弟をビビラせないように。
洗濯に行ってきたら、この前の無愛想なお姉ちゃんが、なんとなく良い人だということを発見。
仲良くなれるかな。

いやぁ、外は寒い寒い。
手袋をしていかなかったので、買い物帰りに手が痛い。
耳もいたい、その連動で頭も痛い。

きょうはchabokiyo宅で例の集まり会。
明け方5時現在、ナオコさんとchabokiyoがまだ起きていた。メールでちょっとやり取り。

 
1月8日(水) 倫敦は大雪

朝、目が覚めてトイレに起きたらなんとなく窓の外が白い。
ア!!と思って外を見たら、
雪。しかもかなり
子供のころに、冬にこういう経験があったように思う。
なんとなく温度でピーんと来て、曇りガラス越しの、外が真っ白に見える。
ワクワクしたモンです。でも、今日はドキドキしました。

弟カズが乗る飛行機は、昼の3時過ぎに到着の予定。
でも雪のやむ気配はなし。それどころか、さっきよりも粒が大きくなってるし。
とりあえず、何かあったら(着陸空港の変更とか)困るので、早めに空港へ。

目印の真っ赤な毛糸の帽子。
この帽子はマフラーつきなんだけど、マフラーが結構長くて(私の足首ぐらい)
しかも、結構ボリュームも満点=ちょっと重い。
でも、なかなか温かいので、こんな冬の日には思いっきりかぶらないと。
おかげで今日は頭からぽかぽか温か。

空港に着くと、掲示板は遅運の嵐。シンガポール航空なんかはガトウィックになってるし。どきどき。
でも、何とか夕方までにはつきそうだ。
3:14分到着予定だったのが、3:35になり3:45になり。
きっと今頃空を旋回しているのだろう、と。下でそわそわと待つ。

3:40分に着陸したらしい。心配する両親にまずは着陸を伝える。
弟はそれからさらに45分後。4:25にようやく姿を見せる。待ったぜぇ。
なんか、今日は日本から来るのが重なったようで。"ミキ"もそうだし、"あきらちゃん"もそうだし。
皆、無事に帰ってください、雪で大変だけど、と祈りつつ。

地下鉄でそのままうちへ。家に着いたのは6:30過ぎ。
夕飯を準備しながら、弟の荷物の開封をしながら。
荷物の半分(以上)は、私の依頼の品だった。申し訳ない。

夕飯にパスタをゆでてさっさと作ってやり。ビールで乾杯して夕食。
するとアメリカの力おじちゃんから電話。新年のご挨拶。
弟の来英を伝えると驚いていた。しばらく話をし、アメリカに行くことも約束して電話を切る。
おじちゃんありがとう。

弟カズは眠気との戦い。ぜんぜん機内では寝なかった(眠れなかった)らしい。
9時前だが、布団に入り、即効夢の中へ。早すぎる・・・。
でも布団に入る前にもぞもぞと日記を書いていたようだ。
これは私からも命令。記録を付けなさい。

私は明日の夕飯の準備をして、HPを書く。
チキンのプロバンス風(patraさんレシピ)のリベンジ。今度はおいしいぞぉ、もっと。

今日はまた珍しい人からメールが来ていた。嬉しいモンですね。
ホント、皆さんからのメールは嬉しい。励みになる。
存在の肯定。うーん、なんか、そんな感じ。

 
1月9日(木) 倫敦は晴れ

朝。起きてみると、とても天気はよさそうだ。
朝ごはんを食べてから”天気が良いので”、外に散策に出かけることにする。

バスパスを買って、まずはバッキンガムパレスへ。
雪がまだ残り、足元はつるつるすべる。
途中マーブルアーチともうひとつ門を見てから、宮殿への道を。

この頃から、”天気は良い”のだが、猛烈に寒い、ということに気付く。
まるでスキー場にいる感覚だ。皆、目が涙で潤んで赤い。

宮殿に着き、写真を一通り撮り、そのまま歩いて今度はビッグベンへ。
こちらの建物の様式に驚き感動するカズ。
ウェストミンスター寺院に付き、中を見てみたいということなので、
一人6ポンド(高!!)を払って中へ。
カズにせっかくなのでオーディオガイド(日本語版 2ポンド))を持たせてじっくり中を見る。

いやぁ、改めてじっくり見てみると、すごい人たちがゴロゴロ。
「ちょっとこんなに窮屈につめなくても・・・」なんて思ってしまうくらいたくさんの方々が
埋葬されていた。一通りの王族から、偉人の人たちまで。
お墓かどうかは分からないけどじゃないけど、名前があった人としては
シェークスピアやダーウィン、チャーチル、あとハレー彗星を発見したハレー。

もちろんエリザベス1世やメアリー1世なんかも。
そんな感じで周っていたら、たっぷり2時間もかかってしまた。

でも、この寺院(ウェストミンスターって言うのも修道院の付属的な建物って意味らしい)も
決して暖かかったわけではなく、石造りで足元から心身と冷える。
出る頃には、心底冷え切った状態で、口すら上手く回らない。

ここまで来たんだから、テムズ川も見ておかないと、という使命感から橋まで行ったが
もう川に吹く風に、やられてしまった。
これ以上、寒いとやばいかも、ということで、バスに乗り、震えながらパブへ。
パブでビールと軽い食事をとる。

バスで街中を通過して家へ。カズはそのまましばらく仮眠。

夜になってチルチルとヨーコが来る。久々だねぇ。元気そうで。
夕飯を一緒に食べながら、久々なので色々な話になって。
一人男のカズは横で静かに聴いている。盛り上がる3人。
きょうの夕飯はチキンプロバンス風とフェタチーズのサラダ。デザートはハーゲンダッツのアイス。
レモンチーズケーキ。美味かな。

夜中近くになって彼女たちは部屋に引き上げていった。
帰ってからカズがぼそり、と。
「ねーちゃんも、そろそろおばちゃんだね」
私「は??」
「ねーちゃんも、あと何年もすれば、母さんみたいに何度も同じような事言うようになるのかもね」
私「それは、どういう意味だ??」
「なんか、もう高校生みたいにとか、話し方に若さがないよね」
そりゃ、もう、大人ですから。でも、なんか、とても複雑な気分。

 
1月10日(金) 倫敦は曇り晴れ。

昨日は夜中まで、カズと色々話していまして、気がついたら夜中の3時。
今日は昨日とは交代で私は布団で寝る。寒さ対策をばっちりしてカズがエアーベッドで。

朝、ご飯を食べて、テレビを見ていると、テレタビーズが。久々だ。カズに見せる。

今日は昼前に大英博物館に出発。
いきなりのロゼッタストーンに喜ぶカズ。でも、何気にそれが一番の目玉でもあった。
ミイラのコーナーなどを見て、これから行くギリシャやローマのものも見て。イメージトレーニング。
カズいわく「そこの大事な物を、何でもかんでも持ってきちゃったんだね、イギリスって」
斜め見は姉弟も共通。あまりの遺跡・遺物だらけに、だんだん気分が悪くなる。

フィッシュ&チップスを食べたかったのにさまよって中華街へ。
イギリスの中華を食べる。ワンタンヌードルとチャーシューソバ。でも、実はカズは中華嫌い。
ピカデリーサーカスの辺をさまよい、家に帰って荷物をまとめてケイやん&リョウのお宅へ。
とも子もいて、ビールで「始めまして」。
ケイやンの手料理、野菜炊き合わせ、白ご飯、豚のしょうが焼き。
2日目にして、白米の旨さを痛感するカズ。

良い感じで飲みながら、ゲーム大会。車のゲーム。

 
1月11日(土) 倫敦は晴れ曇り

寒い。
ミキから久々にでんわで、昼に会うことにする。

午後、約束していたFabと会う。15分の遅刻。早速パブへ。
右も左も分からずカズも着いてくる。いきなり昼間から飲みだす姉弟、そしてFab
2時頃ミキも合流。何か、すごい顔ぶれ。何の共通点も、なし。

夕方までパブで過ごし、そのまま夕飯の材料を買いにジャパンセンター(通称ジャパセン)へ。
今夜は「すき焼き」。肉とねぎ、豆腐、野菜を買う。昨日約束をした。
というか、カズが着てから毎日日本食オンパレード。いいのか?いいのさ。
これから食べられなくなるからね。

Fabも連れてきて皆ですき焼きの夕餉。
今日、カズをパブにしか連れて行かなかったことを皆から責められる姉。
そんな不甲斐ない姉の代わりに、明日はトモが弟を連れまわしてくれることを申し出る。
わるかったよぉ、ごめんよぉ。

再び車のゲームにはまる皆。
この車のゲームは他人の車を奪い取り、それを使って町中を暴走し、ミッションをこなしていくというもの。
かなりバイオレンス。でも、かなりやりたい放題で面白い。

 
1月12日(日) 倫敦は晴れ

今日は一変して暖かし。
カズはトモとカムデンロックマーケットへ。

弟を預けて、私はユミさんと久々に会う。今回はだんな様のドナルド氏も一緒。
はじめまして。やっとお会いできました。

スターバックスをはしごし、コーヒーを飲みながら、色々なことを話し込む。
ドナルド氏は日本語が分からないので、我々も日本語と英語がチャンポン
さらに私の分を通訳して伝えてくださるユミさん。
最後、写真をパチパチとって、再開を約束して別れる。
ステキな写真たてをもらっちゃった。でも、本当は引っ越し祝いの予定だったもの。
つまり、そのくらい会っていなかったんだわ。時間がたつのは速いなぁ。

ジャパセンで今晩の夕飯の材料を探す。今晩は弟リクエスト「シメジご飯」
再び日本食。いいのか、いいのさ。
でもシメジがなくて、代わりにえのきと混ぜご飯の素を買う。

パディントンへ。今日は、いよいよあの「女優二人、倫敦で戦車でGO!!」の日。
ナオミ嬢が渡英。無事戦車に乗せるべく、待機する私。
顔は見たことあったけど、あまり(面と向って)話したことはなかったのだが
噂に聞くとおり、とても気さくでぜんぜん初めてって感じがしない「初めまして」

ヒースローからエクスプレスで到着した彼女を、電話ボックス前で発見
そのまま彼女を送り出すべく、まずはチャーリングクロス駅まで。
ナオミ嬢は倫敦の隣、ケント州でお勉学。
でも、いきなり来て、一人で行くにはちょっと難しい場所だわな。

チャーリングクロスで並んで切符を買おうとしていたら、どうやら今日はここから戦車は出ないらしい
駅員に「ビクトリア駅に行け」といわれ「なんでじゃ?」と思いながら、地下鉄で移動。
ビクトリア駅に着き、駅員に確認。なんと、目的の戦車は今夜は2時間に1本といわれる。
次は20:23発の予定。予定、予定はあくまで、予定。それを痛感することになる。

時間が空いたので、近くのバーでコーヒーを飲む。
ちょっと話に花が咲き乱れる我々。トイレに行って、いざホームへ。
と思ったら、その目的の戦車、10分も前に出発しやがった。23分じゃなかったんかー!!
イギリスのすごいところ。電車は遅れるだけではありません。速く出ちゃったりすることもあります。
注意しましょう。なんて教訓を、何も今日味わうことになるなんて。

ということで、いきなり戦車を逃す我々。再び駅員の所に走り、文句と次の時間を聞く。
次は21:12とのこと。2時間に1本じゃ・・・?と思ったけど、あるんだったら良かった。
でも、もう何か信用できず、ずっとホーム前の出発ホーム案内板の前で待つ我々。
ナオミ嬢は「長時間のフライト」+「なれない地下鉄でたらい回し」+「戦車を逃す」という
最悪な状況にもかかわらず、目を疲れで真っ赤にさせながらも、それでも明るい。笑顔。
強い、すごいよ。ホント、情けない案内人で申し訳ない。反省しまくる私。

無事にその戦車には乗っけて、再開を約束し、私は家に帰る。
私は夕飯を作る予定だった今夜、代わりにケイやンが作ってくれていた。
シーフード炒めと鶏肉炒め、ナスの煮びたし、ごぼうの煮たの。おかずいっぱい。
何か、どっと疲れて家に帰り、作ってくれた夕飯を食べながら、
今日私はいったい何の役に立ったのだろうか、と
何か、ちょっとブルーになってみたりもした。
歯車が狂いまくる日っていうのも、あるよね。今日は、そんな日。

そんなブルーを吹き飛ばすべく、皆で「少林サッカー」を観る。
前評判で期待高まりきっている私。半信半疑で付き合って観てくれた皆。
いやぁ、すばらしかった。吹き飛んだ、吹き飛んだ。

 
1月13日(月) 倫敦は曇り時々小雨

一昨日昨日の反省を生かすべく、今日からカズを引き回すことに決定。

トモとリョウが用意してくれた朝ごはんを食べる。納豆。おいしいねぇ。

今日はロンドン塔からタワーブリッジ、テムズ川、倫敦ブリッジのコース。
ロンドン塔は日本語オーディオガイドを借りて。ゆっくり観て回る。
いろいろあった所なのですね。いろんな人がつかまって、処刑されたところです。
写真を撮るのにびびるカズ。何も写らないって。
中の宝物館にある「アフリカの星」に大大感動する我々。だって、530カラットすよ。
1カラット指輪が530個も出来ちゃうんですよ。きらきら。うっとり。大きすぎ。
その展示物の前は立ち止まらないようにエスカレーターになっているのだけれど
すいていることを良いことにそのエスカレーター、3往復乗ってみました。

あまりの感動に、土産物屋で本を買うカズ。えぇえぇ、もって帰って見せてやりなさい。

最後、ステキな宝物で良い気分になって、あまり気分的に暗くならずにロンドン塔を後にする。
歩いてタワーブリッジをわたり、これがロビンマスクの技だったのか、と。
そのまま歩いて倫敦ブリッジを渡り、地下鉄であのハロッズデパートへ。一流を観る。
ハロッズも例外なくセール中。でも、もともとが高すぎて。ちょっとしたものは買う。
ここであった宝石。値段が、はじめてみるポンドの桁数。60万ポンド。というか、ゼロが、ゼロが多すぎ。
日本円でで1億円超えてました。さすがハロッズ。

夕飯はちょっと洋風に行こうか、と。前にともっちが教えてくれたフレンチレストランへ。
ここは夜の7時までに入れば2コースディナーを9ポンドで食べられる。とってもお得。
それでいて盛り付け、味も良い。カズはムール貝とパスタ。思いだせん・・・。
しかもカズは日記に「イタリアンが・・・」と書いていた。フレンチだってば。
私はリゾットコロッケと鮭。とにかく、おいしかった。

帰りにフラッと立ち寄ったヴァージンレコードで、「Getaway」のゲームを見つける。
リョウに買って帰る。当然深夜、攻略に燃える我々。

家に帰り、お風呂に入ってゲームを楽しむ。
夜、リョウとカズと色々はなしているうちに、気がつけば、朝。

 
1月14日(火) 倫敦は曇りで強風

でも、生暖かい。春か?春が近いのかしら。
今日は寝た。昼過ぎに起きて、朝ごはんを食べる。
昼過ぎに二人で私の家のほうへ。荷造りをし、洗濯をし、電話をし、メールをし。

夕飯にクスクスを作るつもりで買い物をし、そんな事してたら時間が遅くなっちゃって
結局外に食べに出ることに。韓国料理ツアーへGO
リョウが車を走らせぶっ飛ばし、レストランへは1時間ちょっとで到着。
ここでチヂミと春雨の炒め物、焼肉、ビビンバ。おいしい。
カズにとっては生まれて初めての韓国料理。かなり感動しながら、ばくばく食べる。

おなかも満腹、冷麺で〆るかと言っていたけど、無理はやめて店を出る。
いやぁ、食べた食べた。ご馳走様でした。しかも本当にご馳走になってしまい。
そのまま近くのウインブルドンテニスコートを夜暗いながらも見学。
トモと係員に走り、写真許可をもらって、カズを撮りまくる。
カズもあのセンターコートを見て感動。
そのまま車でセントラル付近を周ってくれて、夜景ツアー。
カズもさることながら、私とトモも感動でキャーキャー。

ポイントで停めるたびに車から3人で走り、写真撮影。ビックベン、ウェストミンスター寺院、ロンドンアイ。
その前にとてもきれいな橋を見て、くるっと回って家へ。

充実した夕飯コースとなった。ほんと、感謝感謝。

帰ってきたケイやンと飲む。ゲームでリョウが苦戦。
後一歩でクリアできそうなのに、出来ない。もう皆限界ということで、寝ることにする。

 
1月15日(水) 倫敦は曇り、ポルトガルは晴れ

いよいよ、いよいよ姉弟二人旅の始まり。
朝7:30に起き、ガトウィックエクスプレスに乗ってガトウィック空港まで。
昨日リョウから借りたデジカメの使い方に悪戦苦闘する私。

今回はTAP(ポルトガル航空)で、リスボンへ。久々に格安航空会社じゃないので、姉はちょっと興奮
チェックインもとても感じがよく、もちろん3時間前にはカウンターは開いており、満足な私。
ちなみにリスボンへはあまり飛行機でていないのね。それに値段も安くはなかったが。
それでも二人で2万円ちょっと。12:30、定刻で倫敦を後にする。
久々の機内食に姉はちょっと興奮。サーモンで美味。カズは窓からの風景でしみじみ。

約2時間半のフライト。倫敦とリスボンは時差は無し。14:55リスボンに到着。
入国ゲートではんこを押してもらう。
空港からのエアバスでまずはホテルへ。16:00ホテルに到着。
あてがわれた部屋はいきなりダブルベッドでちょっとな我々。
部屋を代えてもらってツインベッドへ。もう夜中蹴り合いながら怒って寝るのもやだしなぁ。
部屋は8階。まぁまぁの広さ。でも暖房は付いていない。

ちなみに子供の頃は3人兄弟でまさしく「川」の字で寝ていた。
大体真ん中で寝るのは、寝相が一番良い子なのだが、両側から蹴られ殴られ
端は端で、転がってくる兄弟を食い止めなければならない。夜中は戦いだった。
しかもカズは夜中見てみると頭と脚の方向が逆になっているのだが
朝には元に戻っている。つまり、寝ている間に1回転していたりもして。

時間も早いし天気も良いので、ちょっと散歩に出てみることにする。
ホテル下では、何でか分からないがデモ隊が大行進、大交通渋滞。
ホテル前はすぐ大きなエドワード7世広場になっていて、そこから歩いて川まで行ってみる。

リスボンは、坂の街。ゆるーい下り坂を歩いて、途中の土産物屋ではがきを買う。
そういえばポルトガル語をぜんぜん知らなかったと気付く姉。ちょっと失敗。

川のすぐ横にある広場で写真を撮っていたら、夕方ということもあってか、
なかなか怪しい人々の徘徊。カズがいきなり麻薬売人から声をかけられ、ビビル。
無視してうろうろしながらも、麻薬売人から声かけられたことがショックなカズはオドオド。
まぁ、暗くなってからはあまり知らないし良くないので、ホテルに戻ることにする。

途中で夕飯を食べる。ハムのオムレツとサラダ、パスタスープ、魚のフライ。
この魚のフライが、イギリスのフィッシュ&チップスのフィッシュにとてもよく似ていて
白身魚でなかなか美味。ビールで乾杯。

ホテルに帰る途中でビールを買う。
ちなみにレストランとお店に行く順番経路の件でもめる姉弟。まぁ、すぐ仲直り。
ホテルで飲みなおし、英語の発音とスペイン語で1から10までの数字レッスン。
発音はカズも最初出来なかったが、できるようになってからかなり面白かったらしく
ガイドブックを観ながら色々発音して喜んでいた。

夜中まで話してから寝る。なかなか部屋は寒い。

 

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