11月1日(金)
倫敦は曇り時々雨 今日は朝、早起きする。いい天気ではないが。
夢を見た。すごい内容だった。なんと、イギリスの人気歌手「DIDO」と工藤静香がユニットを結成。
その名も「KUDO」。やばい。イカレテしまっている。起きてから、我ながら結構大うけしてしまった。
ちょっと布団を上げて、久々に掃除。ホコリだらけな部屋。やだやだ。
昼は本を読み、お絵かきをしたりして遊ぶ。
夕方。"リョウ"から電話。今夜、なにかご飯を食べないか、というお誘い。
せっかくのハナ金なのに。私は外に出られず、家の中でクスブッテイルのを見かねて。
やたー。やたー。持つべきものは、車持ちの、友(笑)。
"チルチル"が部屋をノックする。買い物に出るついでに私の用事も済ませてくれるとの事。
2パイントの牛乳をお願いする。"チルチル"は私のゴミも持ち、出かけて行った。感謝。
帰ってきた"チルチル"を、一緒に夕食に誘う。
3人で、ゴルダーズグリーンの日本食屋に向かう。その名も「カフェ・ジャパン」。
名前とは裏腹に、本格的な日本食で、かなり美味しく。
ここで久々にギンダラの粕ズケを食べ、鮭カマを食べ、チラシを食べ。
キリン麦酒に、〆は小豆・抹茶・ちょっとイカガワシイ栗のアイスで。
3人だから、3色。店員に笑われながらも、我々は最後まで気を抜かない。
玄米茶をすする。お腹いっぱい。胸いっぱい。幸せいっぱい。
帰りにレイトショーの映画を見ることにして向かうが、あいにくいい映画が無く。
併設しているセインズベリーによって、買い物をする。
そのまま車でまた家まで送ってもらい。終わりかけのサウスパークを見て、解散。
いやぁ、いい夜でした。ありがとう。
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11月2日(土) 倫敦は、雨、曇り、そして、雨 相変わらず、悪い天気が続く。全く、太陽を見ることが出来ない。
朝、メールを開くと、ケイやんからメールが。お仕事、お疲れさんです。
昨日買った野菜で、朝から豪華に。
昼も、豪華に。夜も、作ってしまった。
もう、料理くらいしかねぇ。凝れる事が無いのでねぇ。
昼ごろに、昨日リョウから借りた本を読み出す。なんか、すごく面白い(選び方がね)本のセレクト。
久々に遠藤周作を読む。昔大好きだったからなぁ。エッセイなんかが。
彼がなくなったとき、東京の教会まで、お葬式に行こうと思ったくらい。ファン。
彼が主宰する劇団「樹座」も、観た事あるし。入りたいとは思わなかったけども。
なんか、そんなことを思い出しながら。あっという間に読み終わってしまう。
その後。またお絵かきをする。そういえば、芝居ゴチのところで、前に「唇に聞いてみる」について書いたことがある。
その時に、自分で作った小道具馬について、絵を載せるつもりでいて、すっかり忘れていた。
ので、今日はそれを書いてみる。恐ろしいね、全部鮮明に覚えているよ。どきどき。
テレビを見ていて、ちょっと面白いものを見つけてしまったので、書こうと思ったが
あいにく、どこに書いたらいいのか分からない。仕方なく、新しい部屋を作ることにした。くずゴチ、誕生。
夜。HPの整頓を始める。はまってしまう。ほとんどのファイルを整理しなおした。
今日も外で花火の音がにぎやかだ。どこか近いところで、かなり派手に花火をあげている、らしい。
伝Pにもらった花火サイトで、少し遊ぶ。いいもんねぇ。
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11月3日(日) 倫敦は雨、晴れ、曇り、そして雨、曇り 全く、忙しい天気だ。
今朝は早起き。テレビを見ながら、ゆっくり朝ごはんを食べる。
テレビを見ていたら、コンコースのイギリス選手権の模様をやっている。
そうか、選手権なんてあったんだ。と、ちょっと感心しながら、聞いていたら、なんとチャンピオン、
今まで生きてきた中で、10万個のコンコースを壊してきたのだ、という。
10万個。ちょっと、想像できないが、10万個。しかも、その人は、もうおじいちゃん。73歳。
彼が少年の頃から、コンコース対決をしてきて、で、壊してきた数なのだ、という。
すごいな、さすがイギリス。自称でどんどん記録が出来上がっていくのさ。
12時半ごろ、ホルボーンに向けて、出発。
というのも、今日は、前から楽しみにしていたフラメンコのショーの日。
足を怪我してしまったのだが、早めに動き出して、余裕もって、現地に到着、の予定だったが。
バスが、来ない。結局まぁ、余裕はあったけども、約束の時間は過ぎて到着。
夜の回は、さすがに遅くなってしまうので、マチネの回で、3時から。
もうねぇ、素晴らしかったです。さすが。さすが。
こういう人たちに、ジプシースカートは穿いていただきたい!!
もうねぇ、腰の動き、ステップ、そして、手つき。素晴らしかったです。タメイキ物でした。
"トモッチ"とも話していたのだけれど、フラメンコはいわゆる「強火でガンガン」のダンスだ、と。
「とろ火でとろとろ」のダンスではなく、激しい、熱い、そして、一瞬で跡形も無く、終わる。
で、ふと思った感想。フラメンコって、日本の「詩吟」と「剣舞・詩舞」によく似ているのかもしれない。
というのも、楽器はギター。日本は琴と尺八だけれども。
後は歌い手の節、調子で、それに合わせて、人が踊る、みたいな。
興奮冷めやらぬ我々は、そのまま勢いで、スパニッシュレストランへ。
タパスを食べ、ワインを飲み、さらに熱く語り。色々と、ね。
やはり、倫敦にいるからには、こうした色色な物を見ておきたい。そう改めて、決意。
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11月4日(月) 倫敦は久しぶりに、1日晴れ 昨日、日本では七五三、しかも、日曜日。
ということで、スタジオはきっと大忙しだったんじゃないか、と。
お天気は良かったのかなぁ。
今日も朝、起きた時に夢を覚えていた。
坂手塚。何年前なんだろう、"坂手洋二"氏と"手塚とおる"氏の二人芝居。実際にあったんだけど。
で、最後のネタがグリとグラなんだけども、これも本当。ココから夢で、本当にカステラを作ることになり。
みんなで巨大なフライパンを、ナグリを持って、1枚の鉄板から作り上げるというものだった。
巨大な倉庫で、トンテンカントンテンカン、殴って殴って、フライパンにしていく最中。
私はあまりに熱心にその薄さにコダワルあまりに、勢いで、殴り破ってしまう。で、目が覚める。
ということで、あまり寝起きはさわやかじゃ、無かった。
"チルチル"が昨日置手紙をしてくれており、それによると、彼女は今日お洗濯の日らしい。
遠慮なく、甘えて、私の分もお願いする。感謝、感謝。
しばらくして、ふかふかにキレイに洗いあがった洗濯物を背負って、彼女が来る。
しばらく私の部屋でネットしてから、"チルチル"は帰っていった。
で、私は、お菓子作りに没頭。久々に「ピーナッツバター・クッキー」を作る。
お父さんお母さん、懐かしいでしょう。ふふふ。私の家族にも、ちょっと好評だったクッキーで。
これは、私の18番、とまではいかないが。小学校の頃から、なぜか作り続けているもので。
最初にレシピを教わったのは、今も友達の"ミキ丼"の母上から。
小学校の頃、よく"ロカ"さんとかと一緒に、"ミキ丼"の家にお邪魔してお料理教室に参加したものだ。
会費は500円。で、その日にお菓子を作り、食べ、お土産に持って帰る。
その時習ったのがこのピーナッツバタークッキーズで、その後にオレンジゼリーも作ったし、ババロアも作った。
ババロアは特に難しかった気もするけど。お持ち帰りもあって、家族が感動したのを覚えている。
分量も大体ではあるが、いまだに覚えており。久々に作ってみたのであった。
で、焼いてみて。がっくし。砂糖の分量、間違えた。全然、甘く、ない。
でも、ピーナッツの味は濃厚で。こんなのも、ありなのかも。甘い飲み物と一緒なら、美味しいかもしれない。
まぁ、甘すぎるよりはいいのかぁ、と思いつつ、半分は、明日砂糖を買ってきて足してから焼くことにする。
今日、同じバイト先の"カモッチ"から電話。お互い、電話交換していなかったので、突然でちょっと驚き。
彼女は、しばらく私の姿が見えなくなって、どうしたんだろう、と思っていたらしい。で、交通事故と聞く。
学校にも来ていないので、ドーなっちゃったんだろ、と思ってわざわざ電話番号を調べて(!!)かけてきてくれた。
ちょっと感激。
その後に"リョウ"からも電話。そんなこんなで、私は飢えることなく、生き延びられそうです。
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11月5日(火) 倫敦は晴れ曇り少し雨 今日はいよいよ「ガイフォークス」の本番の日。
これはハロウィンから続く一連の行事の一つで、悪霊を花火で脅かすんじゃなかったかな。
とにかくあちこちで花火がバンバン。大きな広場や宮殿、公園や学校などでこぞって花火をあげる。
今日は特に、裏の家でも盛大に花火が上がった。テレビの音も聞こえないくらい凄まじい。
朝起きて、メールチェックしたら"ケイやん"からメールが。彼も大変よな。確か今夜、みんなが食べに行くはず。
ちょっと外を散歩。郵便局に行きがてら、店によって砂糖を買う。昨日のクッキーを仕上げなければ。
足を怪我してから気づくこと。最近近所のいろいろな人達が声をかけてくれる。
店に入ったりして、普段そんなに常連じゃないし話もしないのだけれど「ダーリン、どうしたの??」なんて聞いてきたりして。
今日は郵便局のおばさんやおじさんにも「どうしたんだい?スキーにでも行ったの?」なんていわれて。
他にケバブの店の人にも声をかけられた。ガラス屋さんもそう。いい人が多いな、近所は。
こういうちょっとした会話で、なんだかすごく近くなったような気分。
でも、こんなに声をかけられている私も、ちょっとなんだよな。アジア人で杖が珍しいのかな??
夕方、久々に"chabokiyo"と電話で話す。昨日従兄弟の"カズさん"の店に行き、そのままテキーラで沈没。
そのまま"カズさん"宅に泊めてもらってきたという。で、その家の話。かなり興奮気味に話してくれたのだけれども。
「もし、君(私)が見たら、きっと君もこういう部屋にしようって言い出すと思う」ってくらい素敵なおうちだったそうだ。
ほぼ自分で全面改造。そのアパート、フロが無いそうなんだが、ベランダに自分で作っちゃった、らしい。
私もこっちに来て、下手っくそなDIY(日曜大工)の番組を嫌というほど見て(というか、好きなんだけどね)
こんな不器用なイギリス人もココまで頑張っているんだ、私デモできる。と日々決意を固めたりしている。
部屋中好きな色のペンキで塗ったくってみたい。床だって、張り替えちゃったりしたい。
ドアも自分で彫ったり、棚をつけちゃったり、ベッドも作っちゃったり。机も作っちゃうぞ。わぁいわぁい。
そんな妄想を日々抱える私にとって、その"カズさん"の部屋の話は、なんとも羨ましくたまらないものだった。
そんなDIYがある意味の本業でもある"chabokiyo"の目からしても、その部屋の出来は素晴らしく
彼もただただ感動したのだという。今度、私も連れて行ってもらうことを約束し電話を切る。
今夜はちょっと楽しみがあって。というのも「ジェダイの復讐」をテレビでやるのでした。うひうひ。
デモね、途中でかなり中断されてしまった。一つは隣の家の花火の音。
もう一つは同じ家の住人が家に入れなくなってしまったらしく「玄関開けてくれー」というコール。
彼女、初めて見る人で、英語しかできなかったから、おそらく"チルチル"と噂していたタイ人かと思われる。
いい人で、ちょっと立ち話。で、急いで戻ったら、肝心の"オビ・ワン"が"ルーク"に全てを明かすシーン、丸ごと逃す。
砂糖を足してクッキーを焼くが、いまいち、しっくりこない。うーん、今回は、失敗、であるな。
チルチルにあげようとも思っていたが。なんか、ちょっとなぁ。うーん。悲しいかな。
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11月6日(水) 倫敦は雨・曇り 今日も朝から薄暗い天気だった。
今日は学校に行こうと思っていたのに。なんか寝坊してしまって。いけませんな。
明日こそは行ってみよう。なんか、このままズルズル家にいてもしょうがない気もしてきた。
でも、まだ階段がきついのは正直なところ。なんか、早く良くなってほしい。
最近歩く時にどうやらわき腹も使っているようで。わき腹とお腹が筋肉痛という不思議な現象。はて?
昼に議会中継を見て、その後にちょっと"chabokiyo"とチャットする。
今日のお題は「南アルプス市」について。昨日彼が飲んだ時にも話題になったらしい。
これは、山梨県の西側の6つの地域が合同になって新しく名前が分かるらしいのだが。
日本の市の名前で唯一のカタカナの入った名前になるそうで。前に沖縄にもあったが今は無い。
しかも、長野で先か、山梨で先かの競争で取り合った名前らしい。結局山梨で先に申請、山梨のものに。
子供新聞で知ったが、この新聞、何気に読みにくいな。
今日はなんとなくボケーーっとしていた。本も読んでみたり。外の道路を眺めてみたり。
ケイやんからメールが来ており。あ、彼もリンクしなきゃと思って、再びPCをいじくり始める。
彼にも書いたのだが。これっていわゆる「引きこもり」と同じような環境なのかもしれないけれども。
なんか、まんざらでもないのよなぁ。結構自分の部屋で過ごせてしまう自分。
でもそれは、またすぐに外に出れるという安心感もあるからなのだろうけれど。
今日の夜はあまり面白いテレビも無く。
伝Pの出してくれた算数の問題を頑張ってみたけど、結局分からないし。
なんか、何をしていたのか分からないけれども、1日が終わってしまった。そんな感じ。
明日は何か料理をしようかな。
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11月7日(木) 倫敦は晴れ時々雨 今日は朝から早起きし。朝ごはんを食べる。いい天気だ。
"たかちゃん"から電話。久々に話す。
で、ふと。私の編み物心が生まれる。そうかぁ、編み物かぁ。してないなぁ。
そういえば、倫敦に手芸やさんって少ないんだよなぁ、という話になり。
というか、気がつかないだけなのかもしれないが、そういう店を見たことが、あまり、無い。
で、途中でイエローページで調べることにする。といっても、手芸屋って英語でなんていうんだ??
彼女と「knitting」「wool」「craft」などとキーワードを話し合い。
そのページを開いてみるが、思った以上に店が無い。ココで毛糸だまのことを「yarn」ということを知る。ふんふん。
で、やっと倫敦で近そうな店を見つけたが、それでさえもなんとActon。遠いじゃないか。
でも彼女の家が近いということもあり。彼女が差し入れていくれることになった。
近くで待ち合わせ。ちょっとお茶をして、待望の毛糸だまと編み針を受け取る。
あまり編み物を知らない彼女は、どんな針を使うのかも分からずに、とリあえず店にあった全ての
編み針を買ってきてくれたのであった。しかも針に合わせた毛糸の太さも調べ、かなり店の人と親しくなったらしい。
店の人は初心者で編み物を始めるのであろう、という親切心から、かなり色々教えてくれたそうで。
彼女が「友人への差し入れです」と、最後まで言い出せなかったくらい、親切だったそうだ。
これは、私もいつか行かないとな。
それで、もらった毛糸でまずは「耳あて」を作り始める。
これは、むかーし、指輪ホテルの間で流行ったんだけども。毛糸で出来た「耳あて」
私ももらってつけていたんだけど、いつからか無くしてしまって、それ以来見つけることも出来ない。
でも、イメージを覚えていたので、この際作ってしまえ、ということで。
勢いで編んでいたら、"チルチル"がノックする。
彼女は最近ちょくちょく覗いてくれている。嬉しい限り。彼女も学校が大変。で、頑張りやさん。
家にあるビタミン剤とか、取って置きの「活心源(カタギリさん、ありがとう)」をおすそ分けしたりする。
今日の夕飯に、ヒヨコマメなど煮たりしてみた。こちらは豆の種類がなるほど豊富で。
自分で煮るは初めてだったのだが、まぁ、大豆とかと同じだろう、と思ってやった。
そうしたら、ほとんど同じかな。トマトとベーコンと一緒に煮てみて。うん、美味しいね。
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11月8日(金) 倫敦は雨、風も強い(らしい) 今日は一転して、雨。でも朝から暖房がバリバリだったらしく、暑くて目が覚めた。
起きてそうそう窓を開けて空気の入れ替え。ついでに植木の「ミカエリさん」も水浴びをさせる。
この「ミカエリさん」。"ミリ"と"デビド"からもらったものなのだが。すごく強くて。丈夫で。
しかもちょっと気を抜くといっぱい花をつける。そしてぐんぐん伸びる。
窓際においているんだが、すぐ外を向いてしまうので、すると反対側(部屋向き)に向けて。
でもすぐにまた外に向いてしまうので、また部屋向きに直し。
そんなことをしているうちに、いい具合に柳腰になってしまた。ミカエリ美人。だからミカエリさん。
この名前のことを"ミリ"に話したら、すごくいい名前、というかタイソウな名前らしい。
というのも「ミカエル」という大天使だとさ。あぁ、そう言われるとそうなのかぁ、と。
朝ごはんを食べて、昨日の続きの「耳あて」を仕上げる。で、出来上がり。
うーん、なんか、私が持っていたのはもっとふわふわ装飾がついていたような気がする。まぁ、いいか。
おやつの時間ぐらいに"チルチル"が食料を持って登場。買い物に行ってきてくれた。
雨だったのに。どうもありがとう。ちょっとお話をして、私は今度次の編み物に取り掛かる。
夕ご飯を"チルチル"にもおすそ分けして。マフラー編みに夢中になっていたら"リョウ"から電話。
中華街のパンの差し入れ。ちょっと部屋に上がってもらい、色々話す。
そうしたら、"チルチル"が部屋をノックする。「穴をふさぐには、どうしたらいい???」。我々「????」。
なんと、出た。しかも、ねずみ。部屋に穴があるらしい。
で、「リトルスチュアートのようにかわいくは無かったが(チルチル 談)」
子ねずみが「チュウ」と顔を覗かせたらしい。驚く"チルチル"。
後で覗いたら、壁で髪の毛をほんのり白くさせた"チルチル"が穴ふさぎに奮闘中。
中華街のパンをおすそ分け。私の自分の部屋に帰って、キョロキョロ見回したが、そんなに大きな穴は、なし。
でも油断は大敵。明日また明るくなったら点検してみよう、と思う。
今日の夕飯はスウィードのシチュー。
なんか、無性にシチューな気分だった。結構うまく出来たかな。でも、明日のほうがもっと美味しいに違いない。ふふ。
・・・と日記を書いていたら、"チルチル"がSOS。なんと、ねずみをそのまま棚に閉じ込めてしまったらしい。
私も戦いに参戦。まずは持ってる大きなビニール袋全部と洗面器とクイックルワイパーの本体部分を持って
彼女は掃除機を持って、今考えるととても間抜けに聞こえる兵器だが、このとき、私たちは必死だった。
"チルチル"の部屋に直行。相手は確かにゴソゴソしている。で、姿を確認。
まさしく・・・・リトルスチュアートだ。小さい。ちょっとかわいい。でもそんな事言ってらんない。
まず我々は作戦会議をし、「ビニールで棚の出口を覆った状態で相手をおびき出し、そのまま袋をとじる作戦」に。
まずは巨大ビニール袋を作って、出口となるところに仕掛ける。で、「叩いたりして相手をおびき出す作戦」を取った。
でも相手も頑として動かない。少しずつ棚から物を引っ張り出し、「隠れるところをなくしていく作戦」。
最終的には「ルームスプレー」と「ファブリーズ」という化学兵器も投入し「臭いぞ作戦」。
これには参ったねずみは棚の中にあるビニール袋の中へと非難、したらしい。
それを知らずにまた「隠れるところをなくしていく作戦」を実行中、ある袋を取り出した私の手に手ごたえが。
「ねずみ発見、ねずみ発見!!」 あわてて口を縛り、もう1枚袋を重ねて、無事、捕獲成功。
よかったよかった、長い戦いを終え、二人は喜びをかみしめつつ、私の部屋に移動し紅茶で一服。
かなりな興奮状態だったので、そのまま落ち着くまでまち。"チルチル"は部屋に戻っていった。
いやぁ、よかったよかった。というか、明日の朝、私の部屋も点検だな。
それまで、中途半端に開けるのは、やめておこう。うん。
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11月9日(土) 倫敦は晴れ曇り 今朝はなんと、足がツッテ目が覚めた。最悪な目覚め。
しかも右足ふくらはぎ。ツッタ時って足の裏を思いっきり返す(足の指を上にそらす)といいというけれども
私も寝ぼけ頭で「足の裏を返さなきゃ」と思っていたが、指を引っ張ってそらしたとたん、足に激痛。
忘れてた。私右足怪我してたじゃん。ツッテ痛いが、そらしても痛い。ただひたすら我慢の図。
今日はちょっとPCをいじる。一気に更新させた。いい感じ。
テレビで戦没者追悼記念式典(と日本語では言うのだろう)をしている。
教会で賛美歌が流れ、女王陛下も参列しての式典。
久々に女王さんを見た。今スキャンダラスな状態ですから。大変なのでしょう。
ちなみにBBCで「Great Britons(偉大なるイギリス人たち)」という視聴者投票をしている。
これは今までのイギリス人の中で誰が最も偉大で誰が最もすばらしい、イギリス人の中のイギリス人か
それを決めようではないか、という試み。結構面白いと思う。
ちなみに今のところの1位は「Brunel」。2位はあの「ダイアナ妃」。で、順位順に並べると
3位「チャーチル」、4位「ダーウィン」、5位「シャークスピア」、
6位「ネルソン」、7位「クロムウェル」、8位「ニュートン」、9位「エリザベス1世」、10位「レノン」。
そうそうたるメンバーだ。でも、この1位の人って、いまいちピンとこないのだけれども。
「ダイアナ妃」はいまだにイギリスでも根強い人気だ。
今回の投票でも半数以上が「同情票」となっているらしい。
今イギリスで一番のスキャンダルとして、元ダイアナ妃の側近の窃盗疑惑。
今までかたくなにコメントを拒否、ダイアナ妃に関しても黙秘を守ってきた唯一の側近である彼が
いよいよココに来て、色々しゃべりだしたのだ。なんか、がっかり。
この前、このシャークスピアについて番組で取り上げていた。
彼は役者でもあり、作家でもあり。
しかも、すごくたくさんの「英語」を造った人でもあったのだね。ビックリ。
英語がちょっと分かるようになって、聞いてみると、確かに英語のリズムを造った人でもあるのかもしれない。
動詞の名詞形とか、名詞の動詞形とか、そういう互換性のある言葉を考えたのも、彼なのだ、という。
かなり興味深深。
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11月10日(日) 倫敦は雨 でも、今日はそんなに寒くは無かった。なんとなく暖かいというか。
今日も朝からテレビで戦没者追悼記念式典が行われているので見てしまう。
その後、「East Enders」というテレビのソープドラマのダイジェスト版をやっているので、それも見てしまう。
結構いろんなことが起きており。知らないうちに、住人の2人が死んでいた。
このドラマで「死んで」登場しなくなる、というのは、事実上の「降板」だ。
つまり、もうどう頑張っても番組に復活は出来ない。
その代わり「遠くに行く」とか「失踪する」「行方不明になる」「刑務所に入る」などという理由で
ドラマに出なくなるパターンは、降板ではなく、他の仕事が入ったからという理由である。
なぜかというと、いつでもまた復活できるように。
面白いのはイギリスのテレビソープドラマはとんでもなく「長者番組」である、ということ。
2年や3年ドラマが継続しているのなんかまだまだ甘ちゃん。
この「East Enders」は始まったのが1985年だから・・・17年?? まぁ、そんなところ。
でも更に上がいる。「カーネーション・ストリート」という番組がある。今でも人気のテレビドラマだ。
これなんか、なんと40年以上。今年で42年目だっけっかな?すごすぎる。
なので、このような長者番組に出ることになれば、それこそ何年間も安定した仕事が与えられるわけだ。
でも、いつまでも同じキャストが続けるわけにも行かない、そこで、降板の役者たちはみんな「死んで」行くのだ。
これがイギリスのテレビドラマでのお約束。
今日の夜、あの「ハリーポッター Harry
potter and the Chamber of Secret」を観に行ってまいりました!!
友達が頑張ってくれて、無事映画館も予約でき入れることに。
私はやはり、個人的に「ロン」がお気に入り。彼の表情はいい。特におびえた顔なんか。すごく好き。
今ロンドンの街の中を、彼らの顔広告付きのダブルデッカー(2階建てバス)が走っているのだが、
その「ロン」の顔もいい。「Can we panic now?」。いいなぁ。
相変わらず「突発的なおどし」にすごく弱い私は、こんな子供映画でも
叫ばないように必死だった。ホント、突然出てくるものに弱いのよ。それが怖くなくても、いい人だったとしても。
構えていないと「うわぁ」っと大声をあげてしまう。まぁ、そんなのも普段ないから、だから映画館は楽しいんだけどね。
でもきっと、私の横で映画を見る人にとっては気が散るに違いない。
きっと視界の隅で私が飛び上がったり、沈んだりしてもぞもぞしているので。
ホラー映画なんかに連れて行ったら、きっと映画以上に私で驚けると思います。自信あり。
久々にパリがえりのトモにあう。彼女からお土産。かわいいの。サイズがね、ちょっと。でも感謝。
やせるよ、私。頑張る。ありがとう。これを着れる人になんてあげられるものか。私が着る。
帰ってきたら"チルチル"の置き土産。ねずみ騒動で、私は「チョコレート」を手に入れた。はっはっは。
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11月11日(月) 倫敦は晴れ またいい天気。天気が良いと、私の部屋は猛烈に暑くなる。
これも窓が大きく日当たりがいいせいだけれども。
今日は久々に(本当に久々に)学校に行った。
でも階段はまだつらく。受付に行って、色々話し込む。結局授業は今週もお休みということで
来週から復活。
朝早くこうして移動するのは久しぶりで。天気もいいし、バスでウロウロする。
と、11時。バス、停止。何事かと思ったけれども、そうだ、今日は終戦(停戦)記念日だ。
ビッグベンが鐘を鳴らし、イギリス中の人が、11月11日の11時、2分間黙祷をささげる。
あちこちで、赤い花輪も目にする。きれいなんだけど、さすがに写真も撮ってはいけないような気もして。
カメラも持っていたが、カバンにしまう。
家に帰ってきたら大家と遭遇。家賃を払い、ねずみ騒動の謝罪を受ける。
私は別にいいんだがね。足のお見舞いも言ってもらって、少し長話になる。
チルチルがノックする。TV雑誌と雑誌と、お菓子を持ってくる。
感謝感謝。特に雑誌のほうはなんとなく気になっていたやつだったので、ちょっと嬉しい。
というのも、表紙が、あの、カルキン君です。
でも、かなり「ワル」になっています。ちょっと信じられません。というか、悲しい。
彼も22歳になったらしい。
晩ご飯を食べて、再び編み物に夢中。
今はマフラーを編んでいる。それも、とてもきれいな目の覚めるような水色。派手。でも、こういうのも好きだ。
バイト先にちょくちょく電話をするが、何でか話中。私がかけるときは、いつも話中。
今は「しゃぶしゃぶフェアー中」なので、忙しいのだろう。終わりごろかけようと思っていたら、まんまと忘れた。
まぁ、明日病院だし、行ってから電話しよう。そういうことだ。
分かる人にしかわからないが、最近TVのBBC2で「Alan
Partridge」のCMをしていた。
その人の声、私は大好き。特に「We are
talking about who is the best of lord(?? 意味は不明)」からのくだり。
「Today's Hot Topic!!」の声。CMのたびに音量を上げ、聞いて「うわぁ・・・」と、うっとりしている。
そのCMを見たいがために、一日中テレビのチャンネルをBBC2にしておくぐらい、はまってしまった。
・・・でも、今日でそのCMも終わっちゃったんだ。録音したかった・・・。本気で。
そして今日は11月11日。ぞろ目の日。日本でも何かの日だったなぁ、と思って調べてみたら。ものすごかった。
今日は「世界平和記念日」「配線器具の日」「電池の日」「ジュエリーデー」「ピーナッツの日」「サッカーの日」
「靴下の日」「ペアーズデイ」「恋人たちの日」「チーズの日」「折り紙の日」「西陣の日」「下駄の日」「鮭の日」
「ポッキー&プリッツの日」「もやしの火」「煙突の日」「きりたんぽの日」「カリントウの日」「ライターの日」
「アンゴラの祭日」・・・。こんなにあった。おそらく1年で一番何かある日なんじゃないだろうか。
ちなみに私の中で引っかかっていたのは「ポッキーの日」だった。CMで。そんなもんさ。
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11月12日(火) 倫敦は雨のち晴れ 今日は朝、雨で鈍よりだったが、午後から晴れた。こういうのも珍しくはない。
今日は病院の日。また遠いのだが、雨の中、ぶつぶつ出かけていく。
診察が終わり、出る頃には晴れていた。良かった。雨は嫌ね。歩きづらくて。
そのまままっすぐ帰ってきて、編み物の続き。
マフラーを仕上げようと、ちょっと夢中になる。時間を忘れて編む。
夕飯に今日は久々にお米。米とトマトとベーコンとブロッコリー、そして卵を雑炊風にしてみた。
テレビをつけながらひたすら編む編む。
で、ふとニュースで、消防士、ストライキ決行ときき「ん??」と顔を上げる。
前から消防士が賃金の40%アップを訴えてストライキをするとかしないとか言っていたのだが、
ココに来て、決裂したらしい。明日スト。イギリス中の消防士が仕事しません。これは大変なことに。
電車やバスなどのストライキと違い、消防士がストということは、つまり火事になっても飛んでこない。
地震とか起こっても駆けつける人が警察だけ。爆発騒ぎがあったらどうするんだろうか。
いわゆる都市全体の安全性の崩壊で、明日のロンドンの街は混乱は必至。
地下鉄の駅も封鎖とも聞くし、高いビルなどでも立ち入り禁止のところが出るらしい。
というのも、いざ何かあったら困るので。
でも誰もいないという訳にはいかないので、軍隊が投入されるとのこと。このための訓練もしたとか。
つい昨日の朝だかに、ブレア首相が「次のテロの標的、倫敦の可能性がものすごく高い」という注意報を宣言したばかり。
その矢先のこの消防士のスト。明日、何も無ければいいが。
さすがストが多い国とあって、今ストを宣言しているのが消防士、地下鉄職員、そして空港も。
イギリスの空港も何日か、断続的に閉鎖になるという。クリスマスを前に、これもタマらない。
アル・カイダを前に、そんなこと言ってられないだろうに。
久々に今日ミキと電話で話す。彼女も忙しいらしい。しかも体を悪くしている。
無理はしないでほしいもので。そんな私もこの足で、お互い「お大事に」と励ましあって笑った。
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11月13日(水) 倫敦は晴れ夜には雨 今日は朝、6時半にある方からの電話で起される。
というか、6時半なのに、まだ外は真っ暗。いよいよ冬を実感する。
寝ぼけ頭だったが、しっかり会話はしたらしい。そのまままた布団へバタン。
次に起きた時は8時だった。
昼に実家に電話。珍しく妹と話す。
今の倫敦事情に、家族も少々心配気味。
私も黙っていようとも思ったんだが、こういうことは正直に伝えておいたほうがいいとも考えて。
でも、普段の生活は何も変わりはありません。人が多いところも行ってはいません。
とても気をつけて生活しております。ので、ご安心を。
その後に銀行に連絡をし、口座の延長に関して聞く。というのも今月でカード期限が切れるので。
自動的に延長になるらしい。なんだ、良かった。
日本行きの航空券についても調べる。なかなか思わしくはない。うーん。
特に今は空港も閉鎖の可能性が高いので、いったんイギリス外の国に出て、そこから飛んだほうがいいかも。
めんどうだわ。
天気が良かったので、ちょっと外にでてみる。
友達の"キコちゃん"に赤ちゃんが生まれるので、その買い物も含めて。パリの"Fab"の赤ちゃんにも何か買ってあげなくちゃ。
そんな感じでウロウロしていたら、街はもうクリスマス。なんだなぁ、と実感。
最近英語が自習のみなので、自分で全然口にしないからちょっと不安。
私の考えでは、口が慣れていない間はどんなに勉強したって話せない。
ということで、口を慣らすため、独り言をぶつぶつぶつ。一人、部屋で全てを英語で独りごつ。ちょっとむなしい。
私の悪い口癖。他の人から何かしてもらって、「私は大丈夫よ」と言う時に、
どうしても「It's OK.」と言ってしまう。私の気持ち的には「I'm
all right.」と言いたいのにーー。
OKではなくAll rightと言うんだ。そのためには口を慣らさないと。All
right, All right, All right・・・・むなしい。
今日は「しゃぶしゃぶ」と「すき焼き」を英語で説明してみた。慣れると結構いえるじゃなーい。
もっと早く練習しておくんだった。とちょっと反省。
でも。これで、いつ聞かれても、大丈夫。うしし。
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11月14日(木) 倫敦は最初曇り晴れて突然雨、そしてまた晴れて雨 倫敦は「今日は晴れ」というように、一つの天気では表せない。
それはもちろんテレビの天気予報もそうなのだけども。
曇りマークに雨の傘と太陽が半分のぞいている。そんなのが当たり前だ。
今日はこの前の失敗クッキーのリベンジ。この前は砂糖が足りなさ過ぎたので、今回はちょっと気合を入れて入れる。
うーん。私って学習しねぇな。今度はちょっと入れすぎたかも。砂糖が多いと食感が固くなるのですぐ分かる。
でもこの前のよりはずっとましだったので、いつも私にくれっぱなしの"チルチル"におすそ分け。
そんな彼女も今日の天気を嘆く。
たまたま今日、バスの中で一緒になったおばあさん。」とても良いお洋服を着ていたそうだ。
で、外は突然の雨。そんな良いお洋服のおばあさんが外の雨を見て一言、「Shit!!
(シィィィィィットゥ!!)」。
これは・・・とても汚い恐ろしい英語です・・・・。それを偶然聞いてしまった"チルチル"。
「( ̄□ ̄;)!!! こんな良いお洋服を着たおばあさんが!!」と、恐れおののいてしまったそうだ。
今日再び妹から電話。彼女は医療秘書(まっとうな勤め人)をしており。
私の足のことを自分の病院の先生に聞いてくれたらしい。色々アドバイス&心配&警告を。
その先生は私の主治医が「インド人」であることまで当てた!! さすが、日本の医者。
"chabokiyo"とも久々に話す。今日はしばらく英語で会話、というお遊びをしてみた。
お互い、知ってる英語の歌の歌詞に走ってしまい、会話なんだか、歌当てクイズなんだか分からなくなる。
荷物を詰めて。明日からちょっとおでかけ。友人のいるパリへ。ふふ。
こういうところが、倫敦は好きだな。日本の新幹線よりもずっと安くユーロスターに乗れる。
しかも時間も3時間だ。素敵。楽しみ。ウキウキ。足がどうした。なんとかなるさ。
明日電車の中で読む本を探していて、ちょっと自分に絶望。私、本を本当に持ってないや。
今部屋にある(日本語の)文庫本。「海と毒薬」、「千恵子抄」、「限りなく透明に近いブルー」。・・・・・・。
しかもこのうちの2冊は借り物、というか貸してくれてるやつだし。私の日本から持ってきた本が「千恵子抄」。
どれももう何度も読んだことがあって。仕方がないので、英語の本を持っていくことにする。
でも、今は倫敦は消防士のストライキ。明日もどうなるんでありましょうか。大丈夫かな?
自分の足よりもそっちの方が心配な私。
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11月15日(金) 倫敦は曇り、パリは晴天 朝猛烈に早起き。パリに向けて出発。
こんな足なので、近くのバス停までは歩き、そこからWaterloo駅まではバス。
でも今日も相変わらず消防士のストライキ中で、どっちにしても地下鉄は使えない。
朝早くロンドンの街を歩くのも久しぶりだ。通勤ラッシュ。
で、案の定ビッグベンの周辺でスゴイ渋滞に巻き込まれるが、余裕もって出たので無事時間前に駅に到着。
久々のユーロスター。私の横に座ったのはフランス人のマダムで、いかにもマダムって感じで、
香水のにおいがプンプンしていたが、とてもいい人だった。
パリについて色々話してもらう。
途中のトンネルで、安全面の点検からかユーロスターが30分ほど停止する。
おかげでパリにも遅れて到着。話はそれるが、イギリスとフランスで、列車の最高速度規制が違うのだろうか、
フランス領土に入ったとたん、列車は飛ぶように走った。ホント、スゴイ速さで飛ぶように。
駅で。久々に"Fab"と再開。最初に彼にあったときに、日本人の友人が「日本人は恋人としかキスをしない」という風習を説明した。
それ以来、彼はかたくなに私(というか、他の日本人も)と出会いの挨拶のキスをするのを遠慮していたのだが。
でも私もいつの間にかこの西洋風の挨拶のキスもなれたので、このときはホント自然に挨拶のキスとハグ。
後から「そういえば、初めてこうして挨拶したねぇ」と大笑いした。
今回は無理をして車で迎えに来てくれていたのだが、パリジャンな彼もあまり車で街中は動かない。
というのも、パリの道路は一方通行が多い。本当に難しいと思った。彼も珍しく車で迎えにきて、そして迷った。
家まで約1時間。地下鉄だったら20分ほどなのだが。でも無事に家に到着。
で、やっと彼らの赤ちゃんとご対面。"マキシム"くん。4ヶ月。私は大声を上げてしまい彼を驚かせてしまった。
もう、もうもうもう、そのかわいさって言ったら。もう。やはり赤ちゃんはすばらしい。赤ちゃん万歳。
もうあった瞬間から私たちは一目ぼれ。しかもしかも、彼にとって、私が最初のオリエンタル(というか日本人)!!
こんな光栄なことがあろうか。やはり珍しいのでしょう、彼は私の顔(特におでこの辺)から目を話さない。
なんだ、彼には私の第三の目でも見えるのだろうか。
この日は家に"An"のいとこ"ソフィ"が来るということで、皆で食事の準備。
夕方"An"と一緒にスーパーへ買い物に出かける。「チャンピオン」という名のそのスーパーは、私スペインでも見た気が。
ヨーロッパチェーンなのだろう。入って袋を見たが、やはり同じだった。
"ソフィ"はかなりさばさばした人で、最初取っ付き難いなぁと思ってたけど。中国にも仕事で行った事がある彼女は
知識豊富、ユーモアに溢れ、とても面白い人だった。アペリティブからかなり飛ばして飲む彼女。
彼女からとっておきのフレンチを教わる。「ジョノセパ?」「クァ?」「セビザー」。無敵。
この日の夕飯は「Raclette」。私の大好きなフランス料理の一つ。
それにワインもがばがば。とても美味しく楽しい夕飯。寝たのも結局2時過ぎ。こうして1日目は飲んで終了。
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